小学校の給食費はいくら?月額や一食あたりの平均額をチェックしよう

小学校の給食費

小学校に入ると給食が始まります。

今までお弁当づくりに追われていた方に取っては、朝の仕事が減るのは嬉しいことではないでしょうか。

その一方で、これから6年間給食費の支払いが始まります。

給食費の月額や支払い方は自治体によって違いますので、必ず確認しておく必要があります。

また、支払免除の基準も自治体によって違うので、確認が必要です。

この記事では、給食費の月額平均や支払い方法、給食がない月の対応などを解説します。

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小学校の給食費はいくら?

小学校の給食費はいくら

小学校の給食費は自治体によって異なります。

自校調理で提供している場合、給食センターから搬送している場合などによっても費用が変わってきます。

また、学年によって給食の量が異なるので、1、2年生は1食240円、3、4年生は1食260円、5、6年生は1食280円など学年が上がるほど給食費が高くなることもあります。

以下に、給食費の平均額などを解説します。

全国の月額平均は?一食当たりの平均は?

文部科学省が発表している「学校給食実施状況調査(令和5年5月1日現在)」の資料によると、令和5年度の小学校の給食実施回数は平均192回で、全国の給食費の平均月額は4,688円です。

週に5日、1ヵ月に20回給食があるとして計算すると、一食当たり234円となります。

基本的には食材費のみでとても安いですが、これは自治体から補助が出ているためです。

都道府県別にみていくと、最も高額な給食費は福島県の月額5,314円、最低額は滋賀県の月額3,933円となっています。

ただし、高いといっても1食当たり300円にも満たない金額です。

ちなみに、自治体によっては、給食費に教材費や修学旅行の積み立て費用、学校が加入する保険などを足して切りの良い数字にして毎月徴収するところもあります。

参照:学校給食実施状況調査(令和5年5月1日現在)|文部科学省

小学校の給食の値段が最も高い都市のランキング(2024年)

「小売物価統計調査による価格推移」が総務省統計局のデータを元に発表した「学校給食/小学校1か年の価格都市ランキング2024」(2024年10月)によると、最も1年の給食費の高い都市は1位長岡市(65,243円)、2位新潟市(61,494円)、3位岡山市(59,530円)となっています。

一方、1年の給食費が安い都市は、1位枚方市(15,200円)の、2位八王子市(16,835円)の、3位水戸市(23,650円)です。

一番安い都市と高い都市では、50,043円開きがありますが、全国平均は48,814円/年となっています。

参照:学校給食/小学校1か年の価格都市ランキング2021

なお、枚方市と八王子市では令和6年度の2学期から市立小学校の給食費無償化が開始され、水戸市では令和5年度から市立小学校給食費の保護者負担額を半額にする「小学校給食費サポート事業」が実施されています。

参照:小学校給食の無償化について | 枚方市ホームページ
参照:請願の審査と結果|八王子市公式ホームページ
参照:小学校給食費サポート事業を実施します – 教育委員会 – 水戸市ホームページ

給食のない8月はどうなる?

多くの小学校で8月は夏休みのため、給食がありません。

しかし、給食費は1年の総額を12で割って1ヵ月の金額としているので、8月も徴収があるところが大半です。

自治体や学年によっては8月ではなく3月に給食費の徴収がない場合もあります。

8月や3月の給食費については、学校から年度の初めに説明があるのでよく確認しておきましょう。

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小学校の給食費が無料?無償化されている自治体もある?

小学校の給食費が無料

前述の通り、2024年11月現在、一部の自治体では学校の給食費が無償化されています。

例えば大阪市は、2020年度初頭に始まったコロナ禍により、家庭の収入が減ったというケースが珍しくないことをふまえ、1年という期間限定で給食費の無償化に踏み切りました。

当初は令和2年度に限った措置でしたが、令和3年度以降も新型コロナウイルス感染症拡大による厳しい社会情勢や義務教育無償の趣旨を踏まえ、学校給食費の無償化を継続しています。

参照:大阪市立小中学校の給食について
参照:大阪市:【検討終了】学校給食費の無償化 (…>所属別公表状況>所属別公表状況)

また、全児童に無償化の措置を取っていなくても、経済的に困窮した家庭は給食費を免除するとしている自治体もあります。

コロナ禍などの理由により収入が減り、給食費の支払いが難しい場合は一度学校に相談してみましょう。

市役所などでも相談を受け付けています。

なお、給食費の無償化は小学校だけでなく中学校でも行っている自治体もあります。

このほか、令和2年度に休校が長かったのでそのとき徴収していた費用を返金する自治体もありました。

小学校の給食費は引き落とし?支払い方法は?

文部科学省が2018年に公表した「学校給食費の徴収方法」についてのアンケート結果によると、給食費の支払い方法で最も多いのが、「金融機関からの口座振替」です。

その一方で児童生徒が直接担任や事務局員に手渡ししている小学校もまだまだ多いようです。

このほか「保護者が指定金融機関に振り込む」といった方法を取る学校もあります。

どの方法でも、指定日までにお金を用意することが重要です。

子どもが学校にお金を持っていく場合は、おつりが出ないようにして細かいお金がこぼれないように袋の口をクリップで留めるなど工夫しましょう。

学校によっては1万円札、5千円札をもっていくことを禁止しているところもあります。

その場合は、日頃から細かいお金を用意しておくことを心がけましょう。

参考:学校給食費の徴収方法

なお、令和5年現在、多くの自治体で教員の業務負担の軽減等に向けて学校給食費の公会計化が推進されています。

公会計化が推進されることで、教員の業務負担の軽減のほか、給食費納付における保護者の利便性の向上や徴収・管理業務の効率化が見込まれています。

参照:令和4年度学校給食費に係る公会計化等の推進状況調査の結果について(令和5年8月31日)
参照:学校給食費の公会計化について① ~概要~

給食費を払えない場合はどうなる?

給食費を払えない場合

母子家庭、生活保護家庭、住民税非課税など一定の条件を満たす家庭は、給食費の支払いが免除される自治体もあります。

この場合、年度のはじめに給食費免除の条件や手続きについて説明があるので、忘れずに聞いておきましょう。

特に理由もなく支払いをしなかった場合は自治体から督促があります。

年度の途中で失業や病気などで経済的に困窮した場合は、その時点で市役所の担当課に相談すると良いでしょう。

以降の給食費の支払いが免除される可能性があります。

黙って支払いを止めてしまわずに相談できると良いですね。

義務教育中に給食の提供が止まることはないようです。

まとめ:入学予定の小学校の給食費を調べてみよう

今回は給食費の額や支払い方法について解説しました。

給食費の支払いは月5.000円前後が平均です。

1食250円前後で栄養バランスが取れた美味しい食事を提供してもらえます。

支払い方法を年度の初めに確認し、忘れないように支払いましょう。

また、経済的に困窮して支払いが難しい場合は、その時点で相談すると良いです。

詳しくは各自治体の窓口や小学校で確認してくださいね。

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