子ども用の傘はサイズ展開が豊富で、どのサイズを選べばいいかわかりにくいですよね。
小学生は6年間で身長がグングン伸びるため、成長に合わせて買い替える必要も出てきます。
傘の扱いに慣れれば大人用でも良さそうな気がするかもしれませんが、やはり小学生にはきちんと体格に合った子ども用の傘を持たせてあげる必要があります。
この記事では、子どもの身長に合ったサイズの選び方や、傘を長持ちさせるためのお手入れ方法を紹介します。
安全で子どもが気に入る傘を選ぶために、ぜひ参考にしてください。
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小学生にピッタリな傘のサイズとは?
子ども用の傘売り場のラインナップを見ると、小学生向けの傘にも何種類ものサイズがあります。
一体どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
そこで、傘のサイズの見方や身長に合ったサイズの目安を紹介します。
傘のサイズ表記の見方
傘の柄に、50cm、55cmなどのサイズを表記したシールが貼られているのを見たことがあるでしょう。
タグにも記載されているはずです。
そのサイズは何を指しているのか、正確にはわからない方もいるかもしれません。
たしかに、サイズで大きさを比較することはできるけれど、どこからどこまでの長さなのかがわかりにくいですよね。
傘のサイズ表記は、柄の長さではなく、何本もある傘の骨の1本の長さを表しています。
つまり、傘を開いたときの中心から縁までの長さです。
ただし、サイズが同じでも、開いたときの傘のカーブによって、カバーできる面積(差し渡し)が違ってくるため、必ず開いて確認してみてくださいね。
身長とサイズの目安
小学生時代は成長とともに、頻繁に傘を買い替えることになりますが、体格に合わない傘は扱いにくく、重さもあるため手や腕が疲れます。
また、視界が悪くなり風であおられることもあるため、通行中の危険もともないます。
ランドセルや手荷物を濡らさないように、大人サイズの傘を持たせるご家庭もあるようですが、安全面を考えるとおすすめできません。
子ども用の傘は「大は小を兼ねる」というわけにはいかず、子どもの身長に合ったサイズの傘選びが大切です。
最初から大きめの傘を選ぶのではなく、以下の表を参考に、成長に応じてその都度買い替えましょう。
傘のサイズ | 身長の目安 | 年齡・学年の目安 |
---|---|---|
50cm | 105cm~120cm | 5~6歳 |
53cm | 115cm~130cm | 小学校低学年 |
55cm | 120cm~140cm | 小学校中学年 |
58cm | 135cm~160cm | 小学校高学年 |
60cm | 140cm~ | 小学校高学年~ |
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小学生の傘を選ぶときのポイント
適したサイズの傘がわかったら、次は好みのデザインを……と思ってしまうかもしれません。
しかし、雨の日に1人で外出する可能性のある小学生にとって、次に重要なのが安全性です。
どのような傘が安全性に優れているのか、ポイントを解説します。
透明窓はついてる?
身長の低い小学生が傘を広げると、頭上がまったく見えず、かなり視界が悪くなります。
うまく傘が差せない子どもにとって、周囲の状況が見えにくくなってしまうのです。
そのため、特に低学年のうちは、見通しが良くなるように傘の一部に透明窓がついているものを持たせてあげましょう。
では、全部透明のビニール傘が安全かといえばそうともいえません。
子どもの視界が良くなっても、雨で視界が悪いなか運転している車からの視認性が悪くなってしまうのです。
周囲から見つけてもらえる色?
暗い場所や遠くからでも見つけやすいカラーやデザインの傘を選びましょう。
赤、オレンジ、黄色、ピンク、水色など明るくハッキリしたカラーがおすすめ。
また、反射材が付いていれば暗くなっても安心です。
雨の日はただでさえ薄暗く、雨量が多いとドライバーの視界もさらに悪くなります。
ワイパーの劣化や油膜などで、フロントガラスもサイドミラーも視界不良のまま運転している車もあるかもしれません。
子どもの安全を守るためには、そのような環境でも、いち早くドライバーから子どもの姿を発見してもらう工夫が必要です。
手動で開閉しやすい?
子どもはワンタッチ式のジャンプ傘をほしがるかもしれませんが、慣れないうちは手で開閉するタイプの傘がおすすめです。
人が多いところで勢いよく開くと、水しぶきが飛んだり人にぶつかったりすることがあります。
また、ワンタッチ式は閉じるときにそれなりに力が必要です。
傘の扱いに慣れるまでは手動式のもの、ワンタッチ式は高学年になって周囲の状況に気をつけて使えるようになってからで良いでしょう。
手動式のものは、開閉時に指をはさみにくい安全ストッパーがついているものがおすすめです。
素材は丈夫で軽い?
傘の持ち手は太くても細くても握りが安定しないものです。
子どもの手に持ちやすい太さで、扱いやすい軽量かつ丈夫な素材の傘を選びましょう。
風にあおられたり、傘を振り回したりすることがあっても壊れにくいものが安心です。
カーボンファイバーやグラスファイバーは軽くてしなやかさのある丈夫な素材です。
日本洋傘振興協議会の安全品質基準であるJUPAマークのついた傘なら間違いありません。
お気に入りの傘を長持ちさせるお手入れ方法
傘を使ったあとは、次に使うまで傘立てに立てたままという方もいるでしょう。
雨に濡れてもそのうち自然乾燥するので、特に不都合はないと考える方もいるかもしれません。
しかし、傘を湿ったままで放置しておくと、サビやカビの発生、変色や撥水力の低下を招く原因になります。
以下に紹介するお手入れ方法で、定期的にお手入れすることをおすすめします。
通常のお手入れ
濡れた傘はそのまま放置しないよう気をつけましょう。
十分に水分を振り払い、直射日光を避けて風通しの良い場所で広げて陰干しします。
普段のお手入れならこれで十分です。
雨で外干しができないときは、傘を広げて水分を拭き取っておきましょう。
その後、お風呂場や邪魔にならない場所に広げて乾かします。
汚れてしまったときのお手入れ
雨や雪で濡れただけでも意外と傘は汚れますし、濡れた傘は泥やホコリがつきやすくもなります。
そのままでは、汚れが取れなくなったり変色したりするため、汚れたときは以下の手順で早めに汚れを落としましょう。
- おしゃれ着洗い専用の中性洗剤を水で薄める
- やわらかいスポンジに含ませる
- 傘をやさしくなで洗いする
- 弱めの水圧のシャワーなどで洗剤を流す
- 水気を切ってから風通しの良い日陰で広げて乾かす
十分に乾いたらたたんでしまいましょう。
シミがついてしまったときのお手入れ
定期的な傘のお手入れができず、気がついたらシミができていたということがあるかもしれません。
そのようなときは、シミ抜きを試してみましょう。
衣類のシミ抜きと同様、シミの原因がわかっていれば、それに応じた洗剤を使うことをおすすめします。
洗剤を含ませた布でシミのウラにあて布をあてて、シミ部分をたたきます。
自分で落とせない場合や手間をかけたくない場合は、クリーニング店を利用してみてはいかがでしょうか。
ただし、意外とシミ抜き料金が高くついてしまうこともあるため、事前に見積もりを聞いたうえで依頼することをおすすめします。
また、クリーニング店でもシミが落とせない可能性もあります。
撥水性を復活させるお手入れ
新品の傘は雨水を弾く力が強いですが、長く使い続けるうちに撥水効果が落ちていきます。
撥水効果を復活させる簡単な方法として、ドライヤーを使う方法があります。
傘を開いてドライヤーの温風で温めてみてください。
生地表面の繊毛の状態が回復し撥水性が復活します。
注意したいのは、ビニール傘にはドライヤーなどの熱を加えるのはNGであることと、古くなって生地表面が変化したものには効果がないことです。
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まとめ
子どもには体に合った適正サイズの傘を持たせてあげてください。
登下校時は大人の目が行き届きにくく、危ない傘の差し方をしたり、傘を閉じていても振り回したり物にぶつけたりしながら歩く子もいます。
身長が伸びる前に、骨が曲がったり折れたりして傘を買い替えなければならないケースもあるでしょう。
子どもには、サイズ選びも大切ですが、安全性と耐久性も無視できません。
子どもにもきちんと説明をして納得のいく傘を選びましょう。
気に入った傘は定期的にお手入れすることできれいに長持ちさせられますよ。
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