子ども向けの習い事にはさまざまな種類があり、内容や回数によってかかる費用にはかなりの幅があります。
子どもが興味を持っている習い事は月謝が高くて悩んでいる方も多いことでしょう。
子どもの習い事にかかる費用の平均や、家計に占める月謝の割合がどの程度ならば負担にならないかなどまでを解説します。
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子どもの習い事費用の月額平均を紹介
子どもの習い事は、種類や頻度によって月謝の額が大きく変わります。
習い事の種類はもちろんのこと、地域や習い事のレベルによっても費用が変わってくるでしょう。
また、習い事によっては、道具が必要です。
例えば、サッカーならばユニフォームやシューズ、靴下などこまごまとした道具の費用がかかります。
習い事をする場合は、月謝だけでなくその他の費用などの相場も知っておきましょう。
子どもの習い事にかける費用の月額平均額
2022年に株式会社イオレが実施した「子どもの習い事」に関するアンケートによると、月々の習い事にかける費用の平均は1~2万円でした。
2019年に株式会社バンダイがおこなった「子どもの習い事に関する意識調査」によると、習い事にかける費用の平均は、全体で月額1万3607円、未就学児では平均は8,644円となっています。
その一方で小学生になると学年が上がるごとに金額が高くなる傾向があり、高学年では約1万6000円でした。
参照:イオレ|小学生の学習塾・習い事に関するアンケート調査結果
月額3万円以上の家庭も
また、株式会社SheepDogが2023年2月に実施した「塾や習い事に関するアンケート」によると、子どものために月々にかける習い事の費用は、月々1万~3万円未満が最も多く26%、3万~5万円未満が19%となりました。
塾や習い事にかける平均額は1~3万円である一方、夫婦4組に1組が子どもの習い事に、月々3万円以上かけていることもわかっています。
子どもの習い事別の費用の目安を紹介
子どもの習い事の種類によっても大きく費用が変わってきます。
2019年に株式会社バンダイが実施した「子どもの習い事に関する意識調査」をもとに、子どもの習い事の種類別にかかる費用の平均を解説します。
習い事に火曜地域や年齢、月額回数による差額も紹介するので、参考にしてください。
音楽教室(ピアノやリトミック含む)の費用
男女問わず習い事で人気の音楽教室の平均月謝額は、6,471円です。
教室や先生の知名度、レベルによって料金は異なってきますが、月1回30分程度のレッスンで5,000~10,000円程度が目安と考えるといいでしょう。
入会金は5,000~10,000円程度が相場ですが、全国に教室を持つ会社の場合、定期的に入会金無料キャンペーンをおこなっているので、タイミングを見計らって入会すると良いでしょう。
月謝のほかには、楽譜や教材費が5,000円ほどかかります。
また、発表会の参加費として別途、年10,000~30,000円、衣装代が10,000円ほどかかる教室も多いです。
なお、音楽系の習い事では、楽器の購入費やレンタル代がかかり、楽器によっては数十万~100万円近い出費となります。
コンクールなどを目指す場合は特別レッスンが必要となり、別途費用がかかります。
水泳(スイミング)の費用
体育会系の習い事で人気のスイミングの月謝の平均額は、7,200円です。
月1回1時間程度のレッスンで5,000~10,000円程度と考えるといいでしょう。
入会金は無料のケースもありますが、3,000~7,000円程度かかる教室もあります。
週のレッスン回数やコース、年齢や教室によって費用が加算される場合もありきます。
また、月謝のほかに水着やゴーグル、スイミングキャップなどの諸費用に5,000円程度が必要です。
英語教室(英会話)の費用
英会話も幼児から人気の習い事です。
週1回40分程度のレッスンで月謝の平均は8,761円となっています。
英会話はレッスン時間が長いほど月謝も高くなり、6,000~10,000円と幅があります。
月謝のほか、入会金は10,000~12,000円、教材費が年間で20,000円ほどかかります。
近年はオンラインでのレッスンも増えており、対面レッスンより比較的安価です。
一方、英語学童やプリスクールは時間が長い分、費用が高めとなっています。
習字教室(書道)の費用
伝統ある習い事の一つ、習字教室にかかる月謝は3.451円が平均です。
教室によりますが、だいたい3,000~5,000円程度と考えておくといいでしょう。
月謝のほか、書道道具一式として5,000円前後必要です。
学習塾(幼児教室)の費用
学習塾は、習い事の部類でもっとも費用がかかります。
月謝の平均は15,362円で、1ヵ月に20,000円以上かかる塾も全体の27.5%あります。
学習塾には、補習塾、受験塾などさまざまな種類があり、特に中学受験用の塾は、レギュラーな授業だけでなく、夏期講習や特別講習などの補修にも別途費用が必要です。
また、月謝のほか、教材費や模試の費用なども必要です。
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家計の負担にならない額の考え方
家計に占める習い事の費用の割合に悩む方も多いもの。
習い事の費用は家計のどのくらいの割合ならば良いのかの目安を解説します。
年齢によってかなりの幅がある
習い事にかかる費用は、子どもの年齢によってもかなりの幅があります。
ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2017」によると、最も安いのは3歳のときで3,200円、最も高くなるのは中学3年で25,900円です。
中学生になると多くの子どもが受験対策のために学習塾に通います。
前述したように受験対策の学習塾は月謝も高く、イレギュラーな出費も多いため、平均額を押し上げているのです。
一概に「家計に占める習い事の月謝はこのくらい」と決めつけず、必要性や年齢に応じて柔軟に考えましょう。
特に、高校の受験対策塾は1〜2年の期間限定であることが大半です。
年収の2~3%に収める家庭が多い
ベネッセ教育総合研究所「学校外教育活動に関する調査2017」によると、習い事にかける費用はおおよそ年収の2~3%が平均です。
年収が400万円未満の場合は、年に8~12万円、年収が800万以上ならば16~24万円です。
やはり年収が高い方が子どもの習い事にお金をかけられることがわかりますが、子どもの人数や親の年齢でも異なるので、あまり他の家庭と比べないことも大事です。
家計から可能な金額を決める
家計には、固定費と変動費があり、光熱費や食費、住宅ローン(家賃)などの固定費の節約はなかなか難しいでしょう。
習い事の費用は教育費の一部として計上しますが、どちらかといえば変動費です。
家計に余裕がないのに無理して高い月謝のかかる習い事をさせても続けられないケースも多いです。
子どもの希望も大切にしたいですが、今の家計状況で続けられるものなのかどうかはよく考えて判断しましょう。
受験対策塾などは期間限定なうえ、将来を左右する大切な出費と考えてその前から貯金しておく手もあります。
判断は夫婦でよく話し合っておこないましょう。
まとめ:無理のない範囲で決めよう
親は子どもにはできるだけたくさんの経験をさせてあげたいと考えるものです。
しかし、習い事は続ければ続けるほど月謝以外にも、どんどんかかる費用が増していきます。
予算には限りがあるので、平均額も参考にしつつ家計に無理がない範囲で習い事を調整すると良いでしょう。
例えば、自治体が主催しているものを選んだり、学校のクラブ活動で楽しんだりするならば、費用を抑えられます。
選択肢が多いものは、かけるべきときはかけ、抑えるべきときは抑えるなど工夫できると良いですね。
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