知っておきたい国際教育。国際理解教育との違いとは?家庭でできる取り組みは?

知っておきたい国際教育。国際理解教育との違いとは?家庭でできる取り組みは?

今後ますます国際化が進む現代社会で、子どもたちに必要とされる力を育成するために国際教育が注目されています。

この記事では国際教育とは何かや国際教育と国際理解教育との違いから、国際教育の必要性などを詳しく説明します。

家庭でも簡単にできる取り組みがあるので、ぜひ意識してみてくださいね。

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国際教育とは?必要性や中身を紹介

国際教育とは?必要性や中身を紹介

国際教育というとインターナショナルスクールでの教育や英語を勉強することなどと思いがちですが、それだけではありません。

ここでは、主に小中学生の頃に意識しておきたい国際教育とは何か、なぜ必要なのかなどを解説します。

国際教育とは?

国際教育は、異なる文化や価値観を理解し、尊重することを通じて、地球規模の視野を持ち、課題を見つけ、その課題を解決する力の育成までを目的とする教育です。

文部科学省では国際教育を「国際社会において、地球的視野に立って、主体的に行動するために必要と考えられる態度・能力の基礎を育成するための教育」だと伝えています。

具体的には、異文化理解やグローバルな問題解決能力、国際協力の意識を育むことなども含まれます。

英語を話せるだけではなく、日本以外の言語や文化にも興味を持ち、学ぶことも大切です。

国際教育は、グローバル化が進む現代社会において、必要不可欠な教育の一つとされています。

参考:文部科学省|国際教育の意義と今後の在り方

国際教育はなぜ必要なの?

地球規模の大きな問題に対処するためには、国際教育が必要です。

気候変動や環境汚染、資源の枯渇、人口増加、食糧問題など、地球全体や世界各地で共通する問題はますます深刻になり、人類が直面する課題は山積みです。

このような問題に対処するためには、自分の国や個人の損得だけを考えるのではなく国際的な協力と理解が必要になります。

国際化が進む社会では、国際関係や異文化への理解だけでなく、自分が国際社会の一員である自覚を持つことも大切です。

国際的なリーダーシップを発揮する人を育てる

文部科学省によると、国際的にリーダーシップを発揮する人材には以下のような国際教育が必要だと述べられています。

1. 異なる文化や背景を持つ人々を受け入れ、共存するための態度や能力を育むこと。

2. 自分の育った国の伝統や文化を学び、理解することで自己を確立すること。

3. 自分の考えや意見を発信し、具体的に行動できる態度や能力を身につけること。

国際的な理解や学びを深め、自分で行動できる態度や能力を小中学生のうちに育て、将来的に、皆のリーダーシップを取れる人が多数誕生することが理想といえるでしょう。

参考:文部科学省│第1章 国際教育の意義と今後の在り方

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国際理解教育とは?

国際理解教育とは?

国際教育と類似した教育に、国際理解教育があります。

ここでは国際理解教育とは何か、国際教育との違いなどを詳しく解説します。

国際理解教育とは?

国際理解教育とは、ユネスコが1947年に提唱したもので「世界の人々が国を越えて理解しあい協力し、世界平和を実現すること」を理念とした教育です。

国や文化が異なっていても、相互理解の態度を育む教育のことです。

お互いの文化や考え方を知ることで、双方の違いを理解し、相手を尊重できるようになることを目的としています。

国際教育と国際理解教育の違い

1974年のユネスコ総会では「国際理解教育」より進化した「国際教育」が新たに提唱されました。

ここで定義された国際教育は「国際理解、国際協力及び国際平和のための教育、並びに人権及び基本的自由についての教育」です。

国際教育は国際理解と協力だけにとどまらず、人権も学び、さらに視点を地球規模にして発信したり、主体的に行動したりすることが求められています。

グローバル教育やその他の類似教育との違い

国際教育や国際理解教育と似た名前の教育がたくさんあります。

例えば、グローバル教育(Global Education)は、地球規模の課題を解決するための教育で、地球市民育成を目的とした教育のことです。

1960年代末にアメリカで用いられるようになった概念で、日本では1980年代以降に展開されるようになりました。

さまざまな課題を地球規模で考える発想を身につけるための教育です。

ほかにも、持続可能な社会の作り手を担うための教育として開発教育やESD(持続可能な開発のための教育)などがあります。

類似した呼称の教育テーマが登場し、それぞれの違いは曖昧な部分もありますが、どれもまた少しずつ異なるものです。

家庭でできる国際教育とは

家庭でできる国際教育とは

難しくとらえられがちな国際教育ですが、家庭でもポイントを理解し、意識すれば比較的簡単に取り組めるでしょう。

一つずつ詳しく説明します。

英語教育をどう考えるか

異文化理解やグローバルな問題解決能力を身につける手段として、英語教育も有効です。

英語を学ぶと、世界各国の人とコミュニケーションが取れるようになるほか、多様な価値観に触れられるメリットがあります。

家庭内でも絵本や動画、などのさまざまな方法で英語教育などの語学教育に取り組んでみると良いでしょう。

インターナショナルスクールやプリスクール、英語保育や英語学童などを検討する家庭も増えています。

語学学習だけで国際教育ができるわけではありませんが、国際教育の入り口、機会の増加にもつながり、異文化へ興味を持つきっかけとしても良いでしょう。

体験や絵本で一緒に学ぼう

親子で何か国際的な体験をしたり、絵本や図鑑で異文化を一緒に学ぶこともおすすめです。

国際イベントや異文化交流体験、旅行などの経験は国際教育を学ぶうえで大きな土台になります。

世界の絵本や映像などでさまざまな文化や人がいることを感じることも大切です。

あいさつやマナーを覚えたり、知識に関心を持ったり、そのうえで自分の意見や考えもいえるようになると良いでしょう。

保護者の態度や行動も重要

保護者が多文化に興味を持ち、その姿を子どもに示すことも重要です。

保護者が物事をグローバルに考え、自分の意見を持ち、考えて実行している姿を子どもに見せることで、子ども自身も国際的なテーマに興味を持てるでしょう。

一緒に国際的な体験をしたあとに、課題や解決方法を自分たちなりに一緒に考えることも大事です。

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まとめ:積極的に自分で学ぶ機会を作ろう

国際教育は今後ますます重要になる教育です。

自分の周りや日本だけではなく、国際的な視点を軸に物事を考える必要に迫られる機会が増えるでしょう。

それぞれが意識さえすれば普段の生活のなかから学ぶことも発展させることもできます。

子どもたち自身が興味を持って行動できるように、積極的に自分で学ぶ機会を与えてあげましょう。

できれば保護者も一緒に学んで考えを交換し合えると素敵ですね。

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