自主学習ノート(自学ノート)は、子どもが自らテーマを選び、家庭で学習したことをまとめたノートです。
自学ノートを続けることは、学習の定着に非常に効果があるものの、次は何をしようか悩みますよね。
この記事では、小学6年生向けの自学ノートのネタを特集します。
弱点を補強したり、学習を楽しんだりするためのネタから、忙しいときにサッと終わらせる工夫まで、科目別目的別にご紹介します。
担任の先生から特に指定がない場合に、テーマ決めのヒントにしてください。
例として自学ノートの写真も掲載しているので、書き方の参考にしてみてください。
ママライタープロフィール
小学6年生の娘を持つママライター(記事執筆時)。
塾講師など教育経験が長い、元大学教員の博士ママ。現在はフリーで活動中。
厳選した蔵書は300冊以上の絵本マニア。
絵本、ボードゲーム、勉強法など、子どもの学習のお悩みや子育てのヒントになる情報を発信しています。
小6国語 自学ノートネタ
自学ノート例①:(左)ことわざノート / (右)読書ノート
語彙力UP! ことわざ・慣用句ノート
高学年になると、ことわざや慣用句などの語彙力を上げると良いことがたくさんあります。
通常のテストはもちろん、語彙が増えると作文や感想文に深みが増しますし、中学受験にも役に立ちます。
自学ノート例①(左)は、これまでにテストやドリルで出題されたことわざ・慣用句のまとめを書いたものです。
単に言葉の意味だけでなく、類語を書いたり、反対の意味を持つ言葉を書いたり、例文を書いたりしましょう。
夏休みの読書感想文・読書感想画にも 読書ノート
自学ノートを、学校の図書館や長期休みに読んだ本を記録する読書ノートに使います。
夏休みの宿題で出た読書感想文や読書感想画の下書きにもできます。
ノートに本のあらすじや、心に残った場面をいくつか選び、メモを書きます。
ノート例①(右)のように、読書感想画を描く場合も、感想文と同様のメモを書いたあと、実際にどのような絵を描くのか、下書きを描いてみましょう。
すぐ終わる! 漢字ミニテスト
忙しくて時間がなく、すぐに自学ノートを終わらせたい方は、漢字ミニテストがおすすめです。
学校でおこなわれる、10問程度の漢字ミニテストで出た問題をそのままノートに写し、テストします。
解答時間は5分〜10分程度です。
間違った漢字は必ずやり直し、余ったスペースに10回書きます。
小6算数 自学ノートのネタ
自学ノート例②:(左)苦手振り返りノート / (右)受験問題に挑戦ノート
苦手な単元の振り返りノート
算数が苦手なら、苦手な単元を振り返ると効果的です。
子どもがどの単元から苦手になったのか確認し、解き方を復習しましょう。
ノート例②(左)では、5年生の時に苦手だった「単位量あたりの大きさ」という単元を振り返り、解き方をまとめています。
中学受験 入試問題チャレンジ
中学受験を控えている方は、入試によく出る問題や過去の入試問題にチャレンジするノートを作成します。
和差算や旅人算、つるかめ算といった特殊算の解法をまとめても良いですね。
ノート例②(右)は、つるかめ算をテーマにして、自分で解き方を考えてみるノートにしました。
すぐ終わる! 計算チャレンジ
すぐに終わらせたい日は、計算ドリルやプリントを使って、計算問題の早解きチャレンジをします。
例えば、1ページに計算問題10問を書き、これを5分など制限時間を設けて解きます。
間違えた問題は空いているスペースにやり直しをしましょう。
小6理科 自学ノートのネタ
自学ノート例③:(左)人の食べ物のもとノート / (右)図解ノート
面白い! カレーで考える 人の食べ物のもと
理科の場合、観察や実験などの面白いテーマがたくさんあります。
例えば、「食べ物をとおした生き物のかかわり」という単元に、「人の食べ物のもと」を考える授業があります。
ノート例③(左)では、この授業の復習として、カレーライスを題材に、人の食べ物のもとをたどるノートを作りました。
中学受験 図解ノート:ヒトの器官
中学受験の方には、問題として出やすい分野からテーマを選ぶことをおすすめします。
例えば、人の器官などは、ノート例③(右)のような図解ノートを作ります。
絵が得意な方は自分でイラストを描くと覚えやすいかも。
絵が苦手な方は、イラストをコピーして貼り付けると良いでしょう。
小6社会 自学ノートのネタ
自学ノート例④:(左)戦国武将ノート / (右)日本国憲法ノート
面白い! 戦国武将ノート
小学6年生の社会では、いよいよ歴史が登場します。
暗記物は苦手……という方もいらっしゃるでしょう。
歴史は、丸暗記するより、歴史の物語として理解すると覚えやすいですよ。
例えば、人気のある戦国武将のノートを作るのはいかがでしょうか。
ノート例④(左)のようにイラストを描いたり、絵を貼ったりして、自分が覚えやすいようにまとめましょう。
中学受験 日本国憲法ノート
中学受験用なら、受験する学校の過去問を見て、暗記したい箇所を確認しながらノートを作りましょう。
ノート例④(右)では、公民分野から出題される日本国憲法のノートをまとめてみました。
時短でノートを作成するなら、過去問をそのままノートに解いていくと良いでしょう。
その他 おすすめ自学ノートのネタ
自学ノート例⑤:(左)英語ノート / (右)家庭科ノート
主要4科目だけでなく、他の教科でも自学ノートのネタはあります。
自学ノートのテーマに制限がなければ、自分の好きな科目からも選びましょう。
英語ノート
自学ノートで、オリジナルの英語ノートを作ってみましょう。
よく使用する単語をまとめたり、自分で英文を作ってみたりしてはいかがでしょうか。
ノート例⑤(左)では、日常生活でも使える英単語をまとめたり、覚えたい英文を書いたりしています。
家庭科ノート
ちょっと変わった自学ノートなら、家庭科の調理実習やソーイングで作ったものを再現するノートも良いですね。
写真のノート⑤(右)では、調理のコツをマルバツクイズにしてみました。
「わが家の秘伝レシピ紹介」なども面白そうですね。
自学ノートを通して、学習を楽しく
小学6年生になると、学校では委員会やクラブ活動が増え、学外でも習い事や塾に大忙しです。
中学受験を考えていれば、なおさらです。
塾に通っている方は、塾の授業を自学ノートにまとめる、写す方法もあるでしょう。
家庭学習を中心にしている方は、自学ノートを利用して効率よく成績アップを狙うこともできます。
疲れたときには、息抜きに面白いノートを工夫したり、自分の趣味のノートをつくることもできます。
自主学習はあくまで子ども主体の学習方法です。
子どもの個性に合った方法を見つけて、学習することを楽しんでほしいと思います。
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