英検は実用英語の普及・向上を目的に始まった文部科学省認定の技能検定です。
正式名称を実用英語技能検定といい、公益財団法人日本英語検定協会が実施しています。
日本では年間380万人が受検するメジャーな資格。
そのなかでも準2級は1994年に新設された新しい級です。
この記事では、準2級の概要を解説し、中学生が準2級を取得した体験談を紹介します。
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ママライタープロフィール

15歳と18歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。
英検準2級の概要とレベル
英検準2級のレベルは高校中級程度です。
審査基準は
日常生活に必要な英語を理解し、また使用することができる
程度で、審査領域は
読む 日常生活の話題に関する文章を理解することができる。
聞く 日常生活の話題に関する内容を理解することができる。
話す 日常生活の話題についてやりとりすることができる。
書く 日常生活の話題について書くことができる。
となっています。
出題目安は
教育や科学などを題材とした、長文の穴埋め問題が加わります。高校卒業段階の英語力の達成目標:準2級~2級(文部科学省)
です。
英語のレベルを測る「英検CSEスコア」とは?
2016年からは合否に加え、英検CSEスコアが表示されるようになりました。
CSEスコアとは、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの4技能(5・4級はライティング以外の3技能)の到達度を示したもの。
各技能の正答数からCSEスコアを算出し、総合スコアが合格基準をクリアすると合格になります。
準2級一次試験のCSEスコア合格基準は、1322(リーディング、リスニング、ライティング)、二次試験は406(スピーキング)です。
以前は「合格」「不合格」でしかわからなかったものが「基準ギリギリで合格」「不合格だったけどあとCSEスコア20点あれば合格できた」「リーディングが弱点」などがわかるようになりました。
CSEスコアは、世界各国で使われている外国語能力の指標「CEFR」にも対応しています。
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【体験談】英検準2級を中学生で取得できる?

英検準2級のレベルは高校中級程度で、中学生が受けるには少し難しい級です。
このことから「小さいときから英語を勉強していないと難しいのでは」と思う方もいるかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
ここからは、中学生になって初めて英語の勉強を始めたわが子が、中学3年の初夏に英検準2級を取得した経験談を交えて解説します。
英検3級と英検準2級の違い
一次試験は英検3級では50分だった筆記試験が、英検準2級では75分に延びます。
リーディングは、英検3級の3課題(短文の語句空所補充、会話文の空所補充、長文の内容一致選択)に「長文の語句空所補充」が加わり、準2級では4課題になります。
ライティング、リスニングの課題数は同じです。
3級も2級も試験に登場する主な場面・状況は同じですが、教育、科学、自然・環境といった話題が加わります。
二次試験のスピーキングでは問題数が増え、時間も約5分から約6分へと増えます。
さらに「受験者自身の意見」を求める課題がある点も3級との違いです。
すべての設問のレベルが上がり、3級よりも多くの英単語の知識も求められます。
英検準2級の勉強方法
中学3年の時点で息子は学習塾に通っており、中学校で学ぶ内容よりも少し先の範囲を先取りで学んでいました。
英語は得意で、中学2年生で英検3級を取得し、中学校の定期テストでは平均して9割程度の点数をとっていました。
一方で、高校受験のための塾なので、高校の範囲は習っていませんでしたし、中学校で学ぶ以上の英単語を覚えていたわけでもありません。
英検準2級の勉強は中学校の英語で学ぶ内容をベースとして、本人が独学でおこないました。
購入したのは英検の過去問題集のみ。
受験勉強として英語はしっかり勉強していましたが、忙しくて英検準2級だけの勉強に時間を割くことができず、試験前におこなったのは過去問題集を解いただけでした。
過去問は1回分が公式ホームページに掲載されており、二次試験のサンプル音源、リスニング音源も聞くこともできます。
英検準2級を受験した感想
息子は中学3年生になり、引退試合を目前にした時期に英検準2級を受けました。
勉強と部活の両方が忙しい時期にあたり、英検準2級対策だけを十分にしたわけではありませんでした。
試験が終わったあとは「あ、落ちたな……」と思ったそうですが、結果は合格ラインを余裕をもって超えていて驚いたとのこと。
英検3級を受けたときにみっちり勉強した経験(面接対策含む)と、受験勉強で英語に毎日取り組んでいたことが活きたと話していました。
中学校で習っていない範囲も出ますが、考えてもわからない問題は少なかったそうです。
受験当日は「合格のために満点をとる必要はないのですべてできなくても大丈夫」と割り切って臨みました。
「学校の英語のテストで高得点をとっていて、英語が得意な方なら英検準2級は取得できると思うけれど、中学3年生になると英検対策の時間を割く余裕がなくなる。
レベルの問題よりもスケジュールの面で受けにくくなるから、英検3級は中学2年生のうちに取得して、早めに準2級の勉強に取りかかったほうが良いと思う」
と話していました。
英検準2級は受験で有利?

受験する学校によっては、英検準2級を取得しておくととても有利です。
高校受験、大学受験にどのように役立つか紹介します。
高校受験では有利に働く
英検を受験に活用している高校の一覧はありませんが、各高校、自治体が発表している募集要項や選抜基準で確認できます。
例えば、埼玉県のホームページに記載されている「令和6年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における各高等学校の選抜基準」から各校の詳細を見ると、英検を取得していることで調査書の得点が加点されるケースが多いです。
例:県立川越高校は英検準2級以上などの取得を目安として調査書の点数30点が与えられる
英検取得による加点を具体的に明記していない自治体でも、調査書に英検の取得を記載できたり、推薦入試でアピールしたりできるケースもあります。
大学受験でも有利に働く
日本英語検定協会のホームページでは、英検を受験に活用している大学、短大、専門学校の一覧を見ることができます。
全国の大学のうち、英検準2級を何らかの形で入試に活用している学校は194校あります(令和5年7月現在)。
英検CSEスコアを活用している学校は232校です(令和5年7月現在)。
まずはここから、志望する大学が英検準2級を活用しているかどうか、検索してみましょう。
なかには、推薦入試の出願資格に英検が必要なこともあります。
例:三重大学人学部法律経済学科では2022年度入試の推薦で出願資格に準2級以上の取得が必要
英検準2級を取得していることによる優遇措置は「共通テストの英語の得点に換算する」「奨学金が得られる」「入試で加点される」などで、これもホームページから確認できます。
なお、実際の活用については志望する大学の最新の募集要項で確認するようにしましょう。
参考:日本英語検定協会|英検・TEAP・IELTS 活用校検索
いつまでに取得すれば受験に役立てられる?
調査書に英検取得を記載してもらうには、調査書の作成が始まる時期までに取得しておく必要があります。
大学受験の一般入試で英検の級やスコアの得点換算を希望するときは、出願の際に記載します。
推薦入試で活用するときは一般入試より早めの取得が必要です。
一次試験の受験日から二次試験を終えて成績表が到着するまで、約2ヵ月かかることも考慮し、スケジュールを立てましょう。
また、「英検準2級を取得してから2年以内」など、英検の有効期限を設けている学校もあるので要注意です。
英検をいつからいつまでの間に取得しておけば入試に利用できるかは、調査書を作成する中学校、受験する高校や大学によって異なります。
募集要項で確認したり、学校の先生に相談したりしておきましょう。
中学生でも取得可能!受験に必要かどうか早めにリサーチを

英検準2級は中学校から英語の勉強を始めた中学生でも取得できます。
中学2年生もしくは中学3年生の春までに英検3級を取得できているなら、英検準2級にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
受験する高校や大学によっては入試の際に優遇される場合もあるので、募集要項等を見て、必要な場合は早めに勉強を始めましょう。
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