【中学校】内申点を上げたい!内申点がつく子とつかない子の違いって?【体験談】

学校で勉強する女子生徒

高校受験では「内申点」という言葉がよく話題にのぼります。

受験校を決めるときの参考にしたり、受験時の合否の決め手になったりする重要な指標ですが、どのような基準で評価されているのか、わかりづらい面もあります。

この記事では、高校受験における内申点の重要性を紹介し、筆者が2人の子どもの成績や生活態度から考察した「内申点がつくポイント」を紹介します。

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中学校の「内申点」とは何?計算方法は?

内申点は評定とも呼ばれ、一般的には通知表の点数を足したものです。

高校受験の際に受験校に提出する調査書(内申書)に記載されます。

自治体によって特別活動が点数化されたり、実技教科の得点が重視されたりと、取り扱いはさまざまです。

公立高校の一般選抜の場合、例えば、東京都では内申点は中3時の「5教科×5段階評定+実技4教科×5段階評定×2=65点満点」で計算されます。

北海道では「9教科×5段階評定×2(1年時)+9教科×5段階評定×2(2年時)+9教科×5段階評定×3(3年時)=315点満点」です。

福岡県では内申点は中3時の「9教科×5段階評定=45点満点」です。

私立高校や推薦入試、専門コースがある学校を受験する際は内申点の比率が変わることも。

自治体によっては中学1年生からの成績が反映されるため、入学前から心づもりが必要だということがわかります。

入試において内申点をどれぐらい重視するかは各都道府県、各高校によって異なります。

参照:調査書店の点数化について|東京都教育委員会ホームページ
参照:【東京都】都立高校入試での内申点の計算の仕方|進研ゼミ中学講座
参照:【北海道】公立高校入試での内申点の計算の仕方|進研ゼミ中学講座
参照:【福岡県】公立高校入試での内申点の計算の仕方|進研ゼミ中学講座

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中学校の内申点はテストの成績だけで決まるわけではない

通知表の写真

内申点はテストの成績だけで決まるわけではありません。

「提出物や授業態度も大切」「委員に立候補した方が有利」といった噂をよく聞きますが、実際はどうなのでしょうか。
文部科学省は、

調査書(いわゆる内申書)は、高等学校等の入学者選抜のための資料として作成されるものであり、生徒の平素の学習状況等を評価し、学力検査で把握できない学力や学力以外の生徒の個性を多面的にとらえたり、生徒の優れている点や長所を積極的に評価しこれを活用していくという趣旨のものです。

文部科学省 確かな学力|指導要録とは何ですか。通信簿(通知表)や調査書(いわゆる内申書)とは何が違うのですか。

としています。

このうち「学力検査で把握できない学力や学力以外の生徒の個性を多面的にとらえたり、生徒の優れている点や長所を積極的に評価しこれを活用していく」の部分が、テスト結果に加えて内申点に反映されるのではないかと思います。

では、評価はどのような基準でおこなわれるのでしょうか。

学校の指導は学習指導要領に沿って進められるため、内申点の評価基準もこのなかにあると考えられます。

学習指導要領は、スマートフォンの普及やAIの活用など時代の激しい変化に対応するため、子どもたちが生きていく資質や能力を育むことを目的に、2020年、10年ぶりに改訂されました。

中学校では2021年度から施行されており、「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力」「学びに向かう力、人間性など」を3つの柱としています。

知識があるだけでなく、修得した知識と既存の知識を関連付けて活用できるか。

未知の状況にいかに対応するか。

学んだことを社会や人生にどのように活かしていくか……といった内容が求められています。

また「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」も重視しています。

上記の点が内申点を決める際の基準にもなっていると考えると、「合唱コンクールの実行委員をした」といった事実ではなく、委員になってどのような知識を得て、クラスをまとめるためにどう考え、判断したかといった点が評価されると予想できます。

参考:政府広報オンライン|2020年度、子供の学びが進化します!新しい学習指導要領、スタート!

【体験談】2人の息子の成績と内申点(評定)を比べてみた

勉強する男性

筆者には3歳違いの2人の息子がいますが、2人の通知表を見て「評定って成績だけじゃないんだな……」と思った記憶があります。

2人の同学年時の評定を比較すると、長男のほうが成績が良かったのに、次男のほうが評定が高い気がしたのです。

もちろん、テストの内容が違うので単純比較はできません(学習指導要領も異なります)が、当時の感覚を確かめるために、成績と評定を比べてみようと思います。

2人は中学卒業後、同じ高校に進学したので成績はほぼ同じレベル、部活も同じ、部活での活躍具合も同じでした。

性格やタイプ、授業態度の違い

2人とも提出物や発表は精力的に取り組むタイプで、理科展にも1度ずつ入賞し、教師には勉強をする生徒だと認識されていたと思います。

長男は、学級を代表するような役員などにはならないタイプでした。

3年間を通じて通知表に書かれた目立つ評価は「友達に優しい」。

昼休みはサッカーに熱中し、退屈な授業では寝てしまうこともあったようですが、学校に行きづらい友人と学校の連絡係のような形で、担任の先生から頼りにされることはありました。

一方、次男は中学2年のときに学級委員になり、修学旅行の役員を兼務して以降、学年のさまざまな先生に頼まれ事をされることが増えました。

クラスのもめごとの実態を先生に聞き取り調査されるなど、担任の先生とも関わることが多かったです。

レポートの評価などで納得できないことがあると、先生に質問に行くような面もありました。

定期テストの成績

長男と次男の中学3年間の定期テスト結果を比較してみると、2人とも順位はほとんど同じでした。

塾のテストでは圧倒的に長男のほうが偏差値が高かったため、長男のほうが成績が良いと思い込んでいたようです。

内申点(評定)はどう違う?

長男の3年時の評定は1学期35、2学期40、3学期37。

次男の3年時の評定は1学期39、2学期44、3学期41(いずれも45点満点)。

定期テストの成績は兄弟でほぼ同じだったにも関わらず、どの学期も次男の方が+4の評価を得ていました。

内申点における4点の差は、志望校が変わるほどの大きさだと思います。

2人の子どもを比較した結論

当地の高校受験において必要とされる3年時の評定のみで比較しました。

その結果、成績はほぼ同じだったにも関わらず、評定は次男のほうが高かったことがわかりました。

理由の1つとして考えられるのは、やはり、次男が学級委員と修学旅行の委員をつとめたことにあると思います。

委員の仕事は、昼休みや放課後の多くの時間を充てなければならないほど忙しく、部活に行けない日も増えました。

しかし、クラスの代表として発言したり、会議の結果をクラスに持ち帰って討議したりする機会が増え、責任感が生まれ、意見をまとめて先生にかけあうこともできるようになりました。

「レポートの評価に納得がいかなったときに、先生にどこがダメなのかを聞きに行った」という親がびっくりするような変化も、委員の経験がきっかけになったと思います。

ちなみに先生からは「こんなことを聞いてくる生徒は初めてだ」といわれ、何がダメだったのか、次にどう活かせば良いかを詳しく説明してもらえたそうです。

中学校の「内申点」を上げるポイントとは

我が子の経験から「内申点を上げるために委員になったほうが良い」という言葉は正確ではないと思います。

委員をしたことによってクラスや学年の代表としての意識や責任感が芽生え、自主的に考え、伝える力がついたことが、そのあとの内申点に影響したかもしれません。

学習指導要領の柱である「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力」「学びに向かう力、人間性など」を委員会活動によって育むことができたといえるでしょう。

委員会活動でなくても、授業態度や提出物、部活動や清掃活動など、さまざまな場面で「知識及び技能」「思考力、判断力、表現力」「学びに向かう力、人間性など」を育み、発揮できれば内申点アップにつながるかもしれません。

一方で、評定において、評価されることがはっきりしているのはテストの成績です。

日々の授業を真面目に受け、テストに向けて勉強することが、内申点を上げる近道ともいえるでしょう。

先生の評価を気にしすぎず、中学校生活も楽しもう

桜が舞う校舎の写真

わが子が通う塾では、内申点を上げるための手の挙げ方や提出物の書き方まで指導していました。

やりすぎでは……と思う反面、内申点が高校受験に及ぼす影響を考えると否定できない部分もあります。

しかし「委員をやったから」といって必ずしも評定が上がるわけではありません。

なかには「内申点が上がるから委員をやりなさい」という保護者もいますが、想像以上に活動が大変で、子どもにとって負担になることもあります。

先生に評価されることだけにこだわりすぎず、子どもの自主性に任せ、中学校生活も謳歌してほしいと思います。

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ママライタープロフィール

ayu

15歳と18歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。


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