小学生の平均身長を年齢・男女別にご紹介!すくすく伸びるためのポイントは?

小学生の平均身長は

小学生の子どもがいる方は「うちの子の背丈は高いの?それとも低いの?」と、子供の発育が気になることでしょう。

文部科学省が令和5年11月に発表した最新の調査結果を元に、小学生の平均身長について紹介するとともに、子どもの身長が伸びるためには何が必要かについてのポイントも解説します。

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小学生の平均身長は?

小学生の身長測定

文部科学省は毎年、児童の発育や健康状態を調査し、学校保健統計調査結果として公表していますが、最新の調査結果が令和5年11月28日に公表されました。

令和4年4月1日から令和5年3月31日を調査期間とする令和4年度の調査結果で、調査の対象は5歳から17歳までの幼児、児童、生徒です。

発育状態調査では、身長や体重の推移などを調査しています。そのうち、小学生(6歳から11歳)の平均身長やその推移を紹介します。

参考:文部科学省ー「令和4年度学校保健統計(学校保健統計調査の結果)」

小学生男子の平均身長(年齢別)

小学生男子の6歳から11歳までの年齢ごとの身長の平均値と、1年で何cm伸びているかを示す発育量を示しているのが下の表です。

このうち1年間の伸びの計算は、年齢別の平均身長の差で表しています。例えば、6歳の平均身長は5歳の平均身長を差し引いた数値で示しています。

1年間の伸び(平均身長差)が最も大きいのは11歳の6.4cmとなっています。

年齢令和4年度平均身長(単位:cm)1年間の伸び(単位:cm)
(5歳)(111.1
6歳117.05.9
7歳122.95.9
8歳128.55.6
9歳133.95.4
10歳139.75.8
11歳146.16.4

小学生女子の平均身長(年齢別)

小学生女子の6歳から11歳までの年齢ごとの身長の平均値と、1年で何cm伸びているかを示す発育量を示しているのが下の表です。

このうち1年間の伸びの計算方法は、男子の場合と同様です。

1年間の伸び(平均身長差)が最も大きいのは10歳の6.9cmで、次いで11歳の6.5cmとなっています。

年齢令和4年度平均身長(単位:cm)1年間の伸び(単位:cm)
(5歳)(110.2)
6歳116.05.8
7歳122.06.0
8歳128.16.1
9歳134.56.4
10歳141.46.9
11歳147.96.5

小学生の平均身長の推移は?

小学生の平均身長は、男子、女子共に昭和23年度以降、伸びる傾向にありましたが、平成6年度から13 年度あたりをピークに、その後は横ばい傾向になっています。

たとえば、11歳の男子の平均身長は昭和23年に130.4cmでしたが、平成10年に145.3cmに達した後、横ばいとなっています。

11歳の女子の場合も昭和23年の130.8cmから平成11年の147.1cmまで伸びましたが、その後横ばいで推移しています。

小学生の体重の平均

子どもの発育で身長とともに気になるのが体重ですよね。

以下の表は令和4年度の小学生(6歳から11歳まで)の体重の平均値を、男女別で示したものです。 

年齢男子平均体重(単位:kg)女子平均体重(単位:kg)
6歳21.821.3
7歳24.624.0
8歳28.027.3
9歳31.531.1
10歳35.735.5
11歳40.040.5

「うちの子は肥満気味?」「むしろ痩せすぎなのでは…?」と気になる方は、以下の記事も参考にしてください。

小学生の平均体重の推移や、肥満度・瘦身傾向の計り方をご紹介しています。

小学生の平均体重を公開!肥満や痩せすぎを防ぐために気をつけたいことは?

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身長が伸びない…などと悩んだら?

「うちの子はよその子に比べて、身長が伸びていない気がする。どうしてかしら」と、子どもの低身長に悩む方もおられることでしょう。

確かに、子供の発育は親として気になります。

一般社団法人日本小児内分泌学会の低身長についての解説によれば、子供の発達には個性があり、遺伝や体質、ホルモン、睡眠や運動などさまざまな要因が関わって、身長や発育が違うそうです。

低身長の原因も大多数は体質的なもので、治療が必要でない場合がほとんどです。

ただし、ホルモンの分泌不足や骨の病気、内臓の異常などによる発育不全の可能性もあるため、不安な場合は小児科に早めに相談されることをおすすめします。

参考:日本小児内分泌学会−「低身長」

身長が伸びるためのポイントは?

では、身長を伸ばすための方法はないのでしょうか。

専門家によれば、人の成長や発育には遺伝や体質が大きく関係し、栄養、睡眠や運動などの環境要因も関わるので、医学的に立証された、身長を伸ばす方法論は特にないそうです。

しかし、成長期の過ごし方が身体を作るのに大きく影響するので、最も身長が伸びる時期を見極めることが大事になります。

身長が伸びると、その後に筋力や瞬発力が発達する時期を迎えるので、成長期に適切な運動と休息を取り入れることも重要です。

食事と睡眠もポイントになります。

エネルギーをつくる食事はバランスが大事で、たとえば、骨の成長にはカルシウムだけでなく、ビタミン類も必要です。

また、成長期にある子どもに最も大切なのが睡眠で、良質な睡眠は疲労回復にも欠かせません。

成長期に適切な運動をする

小学生が運動をしている

身長が伸びる成長期に、適切な運動をすることが大事です。

順天堂大学の女性スポーツ研究センターの文部科学省事業「スラリちゃん、Height!」の資料によれば、男子は13歳で約9cm、女子は11歳で約8cm伸び、この時期を「成長スパート」と呼ぶそうです。

この時期にしっかり食べて運動をすれば、さらに身長が伸びる可能性があると指摘しています。

そのために、成長スパートの時期を知る必要があり、定期的な身長測定が欠かせないそうです。

そして、この時期に適度な運動をすることで、骨や筋肉が刺激され、成長スパートが効果的になるといいます。

この時期に必要な運動時間は、1日60分程度です。

放課後に、鬼ごっこや縄跳びをして遊ぶことも運動になります。

反対に、この時期に運動が極端に減ると、身長の伸びも止まる可能性があるそうです。

参考:順天堂大学 女性スポーツ研究センター−文部科学省事業「スラリちゃん、Height!」

バランスの良い適切な食事をとる

「成長スパート」時には、バランスの良い適切な食事をとることがよりいっそう大切になります。
食事で十分カロリーを摂ることも大事です。

身長を伸ばすには、骨を伸ばす必要があります。

それにはカルシウムはもちろん必要ですが、魚介類に含まれているアルギニンというアミノ酸の一種が身長を伸ばすのによいそうです。

アルギニンは、高野豆腐、豚や鶏、牛のゼラチン、落花生などにたくさん含まれています。

周りの友達がスリムなため、影響を受けて食事の量を減らす子もいますが、成長にはよくありません。

子どもの頃に運動をしていて食事の量が多かったという人は、身長もよく伸びる傾向にあるようです。

本人に合った睡眠時間や休息をとる

小学生が眠っている

小学生の睡眠時間は概ね8~10時間が目安とされますが、個人差もあるので、本人に合った時間を確保することが大事です。

8時間が適切な子もいれば、9時間寝ないとすっきりしないという子もいます。

子どもに合った時間を試しながら、決めましょう。

寝る子は育つといいますが、身長は睡眠中に分泌される成長ホルモンが骨に作用して伸びます。

とくに、成長ホルモンは深い眠りの時に多く分泌されるので、深い眠りが大切です。

深い眠りを確保するには、以下の点に気をつけましょう。

  • 決まった時間に寝て起きる
  • 寝る前にスマートフォンやテレビを見ない
  • 寝る前に体を温め過ぎない
  • 寝る直前の激しい運動は避ける
  • 夕食やおやつは寝る2時間前まで
  • 昼寝は30分以内

まとめ: 子どもの健やかな成長を願って

子どもの成長・発育には、適度な食事や運動、睡眠、休息が大切です。

でも、親にとっては「よく食べているのにちっとも大きくならない」「うちの子はどうして背丈ばかり伸びるの?」などと、身長が低過ぎても、高過ぎても心配なものです。

もし何か不安になることがあれば、小児科や学校に遠慮なく相談してみてくださいね。

成長速度がさまざまに変化する時期だからこそ、安心して子どもの成長を見守りたいものですね。

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