帰宅後、子どもがランドセルをポイッと置きっぱなしにしないようにするには、小学校の入学準備の時点でランドセル置き場まで整えておくのがおすすめです。
子どもが置きっぱなしにしてしまう理由の一つは置き場が定まっていないこと。
また、床やソファーのほうがランドセルの開け閉めをしやすいのも理由の一つです。
つまり、床やソファーのように楽にランドセルを扱えて、自分で整理整頓しやすい置き場を作れば、片付けを習慣化できるのです。
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子どもが管理できるランドセル置き場の究極の条件
子どもがランドセルをきちんとしまうには、状況の整った置き場を作ればOK!
ここで、ランドセル置き場の究極の条件3項目をチェックしていきましょう。
教科書や学校用品の近く
教科書や学校用品の近くであることです。
日常的に使う教科書やノートの収納場所と、ランドセル置き場が離れていると、翌日の準備が面倒になってしまう懸念があります。
宿題や勉強をしたあと、教科書は本棚へ、ノートはランドセルのなかへ入れてしまうなど、整理整頓しにくいケースも考えられます。
一方で勉強に必要なものが一箇所にまとまっていると、子どもにとって自主的に整理整頓や準備がしやすくなりますよね。
ランドセル置き場にする場所は、教科書や学校用品の近くを検討してみましょう。
「置くだけ」で片付く
片付けやすいランドセル置き場の条件の二つ目は、「置くだけ」で片付く仕組みになっていることです。
そもそも子どもが床やソファーにランドセルを置きっぱなしにしてしまうのは、そのほうが楽だから。
フックに引っかけたり棚にしまったりする収納方法は、大人にとっては造作ないかもしれません。
しかし、子どもは扱いづらく感じてしまうケースがたくさんあります。
だからこそ置くだけで済むランドセル置き場を作っていきましょう。
置くだけで収納できるようにしたうえで、置いたままランドセルの開け閉めができれば、子どもがより一層使いやすくなります。
棚の中段・下段に収納するならスペースにゆとりを
片付けやすいランドセル置き場の条件の三つ目は、上段を避け、スペースにゆとりを持たせることです。
ランドセル置き場を棚の上のほうにしてしまうと、手が届かない子どもは上げ下ろしが大変!
毎回、背伸びをして手を伸ばす動作は収納の妨げになってしまいます。
棚をランドセル置き場にする場合は中段や下段にしましょう。
特に下段であればランドセルを落とす心配がありません。
この場合も「入れる」、「しまう」動作をするのではなく、ほぼ「置くだけ」の状態にすることが大切です。
収納スペースにゆとりを持たせ、置くだけでランドセルを収納できるようにしてくださいね。
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ランドセル置き場は家のなかのどこにする?
ランドセル置き場は、家族の生活スタイルに合う場所に作るのがおすすめです。
ここでランドセル置き場におすすめのエリアを紹介します。
子ども部屋
子ども部屋で勉強する習慣を身に付けてほしい場合は、子ども部屋にランドセル置き場を作りましょう。
学習机のそばにランドセル置き場があれば、宿題や勉強をするときにすぐに必要なものを取り出せます。
勉強が終わったら、そのまま翌日の準備をしやすいのも大きなメリット。
一方、リビング・ダイニングで勉強をする場合は、必要なものを部屋まで取りに行き、片付ける手間がかかります。
その分、子どもの負担となる可能性があるため、この場合は別の場所にランドセル置き場を設置したほうが良いでしょう。
リビング
リビング学習派の家庭なら、ランドセル置き場もぜひリビングに設けてください。
勉強する場所と学習用品の収納スペースを近くにすることで、子どもの負担を軽くできます。
ただし、教科書やノートに加え、絵の具、習字セット、裁縫道具など、学校で使うアイテムは意外と多いもの。
上手に整理整頓できていないとリビングが雑然とした印象になってしまうデメリットもあります。
ランドセル置き場をリビングにする場合は、使いやすさだけでなく、すっきり見えるレイアウトも意識しましょう。
玄関
玄関をランドセル置き場にしている家庭もたくさん見受けられます。
玄関は登下校の際に必ず通る場所。
ここを置き場にすると、すぐに片付けられるのがメリットですね。
ただし、帰宅後にランドセルが必要になったとき、玄関まで取りに行くのが面倒に感じられる可能性はあります。
例えば子ども部屋が2階にあるなど、玄関から距離が遠い場所に学習スペースがある場合は避けたほうが良いでしょう。
玄関のランドセル置き場は、リビングや1階の子ども部屋など、玄関に近い場所で勉強できるようにしている場合にぴったり。
リビングが散らかりにくいメリットもあります。
「置くだけ」以外のランドセル置き場のアイデア
「置くだけ」で収納できるランドセル置き場なら、子どもにとって楽でスムーズだとお伝えしました。
しかし、部屋の広さや家の事情によっては、理想的なランドセル置き場を作れない場合もあるでしょう。
他にもランドセル置き場にふさわしい場所はあります。
ここでランドセル置き場のアイデアを紹介します。
机の横にフックで引っかける
ランドセルを引っかけられるように学習机の横へフックを設置すれば、そこがランドセル置き場になります。
子どもが使いやすくするコツは、引っかけたままの状態でランドセルを開けられるように位置を工夫すること。
大きく口を開けられるため、横に寝かせるよりも扱いやすくなります。
ランドセルをフックにかける動作は、子どもにとって手間に感じられる点がデメリット。
しかしそのまま開け閉めできれば、勉強や片付けのたびにランドセルを外したり、かけなおしたりする手間を省けます。
この工夫一つで、ランドセルの扱いがさほど面倒に感じないようになるはずです。
学習チェアの下に置く
ランドセルを置くカゴや棚が付いた学習チェアを使う場合は、この部分をランドセル置き場にするのも選択肢の一つ。
学校生活の必需品を学習机やその周辺に収納するようにすれば、宿題だけでなく翌日の準備も机周辺で完結できます。
ランドセルを置いたままフタを開け閉めできるのであれば、準備のたびにいちいちランドセル本体を取り出す必要もありません。
子どもの力でも軽々とイスが移動できるように、ランドセルを置いたまま動かせるキャスター付きの学習チェアがおすすめです。
リビングの収納棚を利用する
リビングに収納棚を備えている場合は、そこをランドセル置き場に活用してはいかがでしょうか。
リビング学習派の子どもにおすすめです。
奥行きがあって位置を変えられる棚の収納なら、ランドセル置き場にぴったり。
教科書やノート、その他の学習用品をまとめてしまえる収納力もあります。
きょうだいがいる場合は、下段を下の子が使い、上段を上の子が使うといった収納方法もできるでしょう。
扉が付いたリビング収納棚であれば、なかがごちゃごちゃしていても隠せるメリットがあります。
活用できそうな収納棚がある場合はぜひ検討してみてくださいね。
まとめ
子どもがランドセルを床にポイっ!としてしまうのにはさまざまな理由があります。
その理由を一つひとつ潰し、自主的に使いやすいランドセル置き場を作れば「床にポイっ」は習慣化しません。
学習用品の近くで、子どもの手が届きやすく、スペースがある場所に「置くだけで収納できるランドセル置き場」を作りましょう。
ただし”置くだけ収納”以外にも子どもが片付けしやすい収納方法はあります。
子どもや家族のライフスタイルに合わせ、場所と置き方を工夫してみてくださいね。
▼リビング学習についてこちらの記事で解説しています。
リビング学習にぴったりなレイアウトって?狭くても大丈夫な配置のコツをご紹介
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