子どもが小学生になると、ゲームで遊ぶ機会が増えてくる場合がありますよね。
そうなると、我が子のゲーム時間が妥当なのか心配になるママやパパもいるでしょう。
今回の記事では、子どものゲーム時間や依存の危険性などを紹介します。
また、ゲーム時間のルールを親子で納得して作っていけるような方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ゲームに使う時間を決めて健全な生活を送れるようにしましょう。
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目次
小学生は一日に何時間ゲームをしているの?
ゲームに熱中する我が子を見ると、他の家庭の子どもと比べて多くの時間をゲームに費やしているのではないかと不安になることもあるでしょう。
ニフティ株式会社のアンケートでは、小中学生は1~2時間が24%、30~1時間が23%との結果が出ています。
3時間以上ゲームをする子どもは2割未満でした。
このことから、小学生で3時間以上をゲームに費やしている場合は、ややゲーム時間が多い印象です。
ただし、このアンケートは中学生も含んだ回答なので中学生のほうが長時間ゲームをしていることも考えられます。
そうなると、小学生で3時間以上ゲームをするのは、かなり多くの時間をゲームに使っていることになるかもしれないですね。
※出典:
【調査結果】小中学生の1日のゲーム時間は「1~2時間」が最多、好きなゲーム第1位は「あつまれ どうぶつの森」~「ニフティキッズ」にて「ゲーム」についての調査を実施~|ニフティ株式会社のプレスリリース
ゲーム依存(ゲーム障害)はWHOが認定している病気
我が子があまりにゲームに熱中しすぎていると感じると、ゲーム依存症になってしまわないかと心配になるママやパパもいますよね。
実は、ゲーム依存症はWHOで認定されている病気で、医学病名は「ゲーム障害」です。
ちょっとゲーム時間が長い、ゲームに夢中になっている、とは違う状態です。
ゲーム依存症はアルコール依存症などの依存症と同じ精神疾患で、日常生活に支障をきたす状態になってしまいます。
韓国では2002年にゲーム依存症が原因となって死亡事故も起こっています。
依存症になってしまうと、たかがゲームと甘く見ることはできず、医師による適切な治療が必要です。
ゲーム依存症(ゲーム障害)が疑われる子どもの特徴やチェック方法は、こちらの記事をご覧ください。
ゲームの時間制限ルールはどう決める?
ゲーム依存症を避けるためにも、ゲームの時間を制限するルールを決めたいと考えるでしょう。
しかし、親が一方的に決めたルールでは子どもは守る気持ちになれません。
子どもと一緒にルール決めをし、子どもが納得したルールであることが大切です。
「1時間以内」とやっていい時間を決める
ゲームの時間を制限するルールの決め方として、ゲームをやっていい時間を決める方法があります。
冒頭のアンケートから、一日30分~1時間くらいが妥当かもしれませんね。
しかし、妥当だと感じる時間は家庭によって違うので、それぞれの家庭で話し合って決めましょう。
また、時間を決めてゲームをするルールでは、いつからゲームを始めたか、ある程度ママやパパも把握しておく必要があります。
子どもはいちいち覚えていない可能性もあるので、子どもの行動だけに頼るとルールが曖昧になってしまう場合があります。
「何時まで」と終了時間を決める
「20時までゲームOK」のように、ゲームの終了時間を決める方法も良いでしょう。
決められた時間があることで、子どもにもわかりやすく見通しを持ってゲームに使える時間を考えられるようになります。
ただし、「夕食まで」「お風呂のあとはNG」など、時間ではなく場面でゲームの終了時間を決めてしまうのは避けましょう。
子どもがゲームをやりたいがために、なかなかお風呂に入らないなど、基本的生活習慣が乱れてしまう可能性があります。
ゲームをご褒美のように扱わない
ゲームの時間制限のルールを決めるうえで注意が必要な点があります。
それは、「お手伝いをしたら10分延長OK」のように、ゲームをご褒美として扱わないことです。
ゲームをご褒美にしてしまうと、お手伝いの目的がゲームになってしまいます。
ゲーム時間を延長するなら、そのぶん翌日の時間を減らすなど、ゲームだけのルールにしましょう。
ゲームの時間制限を守らせるための工夫
ルールを決めても、子どもに自発的に守ってもらわなくては意味がありません。
ここでは、子どもがゲームの時間制限を守れるように、できる工夫を紹介します。
ゲーム機の時間制限機能やタイマーを活用
口頭でゲーム終了の時間を伝えるだけの方法をとっていると、子どもも親も終了時間を忘れてしまうことがあります。
これを避けるためには、ゲーム機の機能やタイマーを活用して時間を明確にする方法がおすすめです。
特に、ゲーム機の見守り機能などを利用すると、口で伝えるだけではなかなかゲームをやめられないときに設定時間でゲームが終了できます。
ただし、このような機能だけに頼らず、声かけも並行しておこなうようにしましょう。
多少の遅れは許すつもりで
ゲームのセーブポイントがないなど、終了時間ピッタリにゲームを終えられないこともあります。
このような場合、約束だからと強制的にゲームを取りあげる、電源を切ってしまう、すぐに怒るなどの行為はやめましょう。
これらのことをくり返すことで、時間をごまかしたり、隠れてゲームをしたりするようになることも考えられます。
子ども自身にゲームを終わりにする様子が見られるなら、多少の遅れは許容したほうが長くルールを守っていくには良いでしょう。
ただし、わざとゲーム時間を引き伸ばそうとしているようなら、もう一度子どもと話し合う時間を設けてください。
守れなかったときにどうするか子どもと一緒に決めておく
ゲームをして良い時間を決めるときに、それを守れなかったらどうするかも一緒に決めておきましょう。
例えば、過ぎた分だけ次回のゲーム時間を減らす、一日禁止などの案が考えられます。
しかし、守れなかったときのルールが厳しすぎると、ママやパパに隠れてゲームする、時間をごまかすなど、好ましくない行動をする可能性も考えられます。
適度なルール設定を考えてお互いに納得できるようにしましょう。
子どもがルールを破ってしまったら?
子どもとママやパパで話し合って作ったルールでも、子どもが破ってしまうこともあります。
その場合、どのように対応したら良いのでしょうか。
その方法を紹介します。
まずは親子で話し合う
子どもがルールを破ってしまったのには、子どもなりの理由があるかもしれません。
ペナルティを実行する前に一度話し合ってみましょう。
話し合いでは、なぜルールを守れなかったのか、守るためにはどうするべきなのかを話し合ってください。
また、子どもがルールを守れるように、ママやパパも時間になる前に声がけをするなどの手助けをしてみましょう。
例えば、セーブができるように5分前に一度知らせるなど工夫してみると良いかもしれませんね。
決めたとおりにペナルティを科す
子どもがルールを破ってしまったときのことを考え、事前に設けていたペナルティがありますよね。
ルールを破ってしまった場合には、話し合いののちにペナルティを実行してください。
ペナルティ実行の際には、子ども自身がルールを破ったことを自覚していることが大切です。
ママやパパも感情的に怒らずに、「決めたとおり〇〇だね」と冷静にペナルティを実行しましょう。
執拗に怒ったり、「罰」の要素を強く出し過ぎたりしないようにしましょう。
まとめ
この記事では、子どものゲーム事情で一日に何時間が妥当なのかや時間制限のルール決め、破ってしまった場合の対処方法などを紹介しました。
ゲーム時間のルールはなるべく守ってもらいたいものですよね。
しっかりと守ってもらうには、子どもと話し合いながら、どうしたらルールを守れるのか子ども自身にも考えてもらうことが大切です。
もしも、ゲーム依存症になってしまうと、日常生活もままならなくなってしまいます。
きちんと節度を持ち、ゲームと付き合っていきましょう。
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