小学生になると、子ども同士で遊ぶ機会が増えて行動範囲も広がっていきます。
幼稚園や保育園の頃は親子同士で遊んだり、誰かの家で遊んだりすることが多いものの、小学生は子どもだけで公園や児童館などの施設で遊ぶことも増えてきます。
そこで、安全に遊びに行けるように門限を決めておきたいと考える保護者も多いのではないでしょうか。
この記事では、小学生の門限は何時くらいが適切なのか、時間や門限を決める際のポイントなどをご紹介します。
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小学生の門限は「17時」としている家庭が多い
門限を決めるにあたって気になるのが、ほかの家庭では門限を何時にしているのかですよね。
小学生の一般的な門限を目安にしたいと考える方も多いはず。
株式会社オウチーノが実施した「『子どもの門限』に関するアンケート調査」によると、アンケートに回答した56.1%の家庭で門限を設定しています。
時間は「17時」にしているとの回答が最多の26.0%でした。
暗くなる前に帰宅して欲しいと考えて、17時のチャイムを目安に門限を決める家庭も多いようです。
なかにはチャイムが鳴ったら帰宅するよう伝えているので明確な時間は特に決めていないケースもありました。
※出典:
イマドキの門限事情 | ヨムーノ
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小学生の門限はどうやって決める?
小学生で門限を設定している家庭では、どのように時間を決めているのでしょうか。
自治体のチャイムに合わせる
地域によっては自治体が毎日決まった時間にチャイムや音楽を鳴らします。
自治体のチャイムが鳴る場合は、チャイムに合わせる家庭が多いようです。
小学生のうちは、まだスマートフォンや時計を持っていない子もいるため、時間を確認できなくてもチャイムが鳴るとわかりやすいですよね。
なお、日没時間の変化に合わせて、夏場は17時や17時半、冬場は16時半などチャイムや音楽を鳴らす時間を変える自治体も。
冬は17時でも暗いため、時間を早めてもらえると安心です。
学校で決められている
小学校で門限を定めているところもあります。
時間は学校によって異なりますが、ほとんどの場合は「〇月~〇月は17時まで、〇月~〇月は17時半まで」など、日没時間に合わせて変えているようです。
小学校で門限が決まっていると、友達も同じ時間が門限になるので守りやすいですよね。
いつもみんなで遊ぶ場所が家から離れているなど、学校が指定する時間よりも門限を早くしたい場合は、その旨を子どもに言い聞かせましょう。
高学年になったら少し遅くする
小学生の門限は学年によって変えるケースもあります。
低学年はほとんどの日が5時間授業なので17時でも十分遊べますが、高学年になると6時間授業が増えて下校時間は15時半頃になってしまうからです。
15時半に学校を出て帰宅して準備をして遊びに行く……と考えると、遊ぶ時間はほとんどなくなってしまいますよね。
そのため、高学年になると夏場のみ17時半や18時にするなど、少し遅くしてあげる家庭も多いようです。
なぜ門限を決めるのか子どもに理由を説明する
小学生の門限を決める際は、時間だけでなく、どうしてその時間を門限とするのか理由もしっかり説明するのがポイントです。
一方的に「〇時までに家に帰ること」と伝えて漠然と時間を守らせるよりも、理由を説明したほうが子どもも「だから〇時なんだ」と納得して守りやすくなるからです。
例えば、〇時を過ぎると暗くなるから、暗くなると悪いことをする人と会ってしまうかもしれないから、周りが見えにくくて危ないからなど、具体的に説明します。
学校で門限とする時間が決まっている場合は、学校の決まりだから守らなければならないと説明しましょう。
子どもの安全のためにルールを決めよう
門限を決める際は時間を明確にするだけでなく、子どもが安全に遊んで帰ってこられるようなルールも決めましょう。
自宅へ「向かう時間」か「着く時間」かを明確にする
本来は、門限が17時であれば17時には家に着いていなければいけません。
しかし、「門限は17時だよ」「17時には帰って来て」など、伝え方によっては「17時になったら家に向かえば大丈夫」ととらえられてしまう可能性があります。
また、17時のチャイムを基準にすると、17時に友達と別れて自宅に向かい始めるため、家に着くのは17時過ぎになります。
時間を決めるときは、「遊んでいる場所から離れて家に向かい始める時間なのか」「家に着いていなければいけない時間なのか」を明確にしておくことも大切です。
友達を引きとめない
家庭の方針はそれぞれなので、友達と門限が違うケースも少なくありません。
自分よりも門限が早い友達と遊んでいるときに、自分はまだ遊べるからと友達を引きとめたくなることもあるでしょう。
しかし、それはやってはいけないと言い聞かせておきます。
友達の家には友達の家のルールがあることを伝えたうえで、「その子のママやパパが心配するよ」「約束を守れないと次は遊んでもらえなくなるかもしれないよ」など、相手のルールも受け入れるよう諭しましょう。
遠くに行くときは特別ルールを決める
学区外の友達と遊ぶ、長期休暇に学区外の施設に遊びに行くなど、遠い場所へ遊びに行くときは、普段と違うルールを決めておきます。
学区外の友達の家で遊ぶ場合は「いつもより少し早い16時半になったら友達の家を出る」などです。
特別ルールを設ける場合も、なぜ普段どおりではいけないのかを説明します。
例えば「いつもどおりの時間に出ると家に着く前に暗くなって危ないから」と伝えれば、「暗くなる前に家に着くようにしないと」と意識できます。
親が迎えに行って入れ違ったときの対応を決めておく
門限を過ぎても子どもが帰ってこないと、心配になり探しに行くこともあるでしょう。
スマートフォンを持っていれば連絡をとり合って途中まで迎えに行くことも可能です。
しかし、まだ持っていない場合はどこまで帰っているのか、どのルートを通っているのかがわからないため、入れ違いになってしまうこともあり得ます。
そこで、鍵を持っていなかったら隣の家に行って待たせてもらう、自分で鍵を開けて家からママやパパに電話をするなど、入れ違いになった場合はどうするのかも決めておきましょう。
子どもが門限に帰ってこなかったら?
子どもが門限に帰ってこなかった場合、親は約束を守れなかったことに対して叱ってしまいがちです。
しかし、子どもなりに理由があるのかもしれません。
頭ごなしに叱るのではなく、まずは遅れた理由を聞きましょう。
友達の探し物を手伝っていた、お腹が痛くなって少し休んでいたなど、やむを得ない理由の場合は叱らないようにします。
時間を忘れていた、時計をみていなかったなど、事情があったわけではないのに遅れた場合は、門限を決めたときに説明した理由をもう一度伝えるとともに、約束を守ることの大切さも伝えましょう。
まとめ
小学生の門限は、17時に設定している家庭が多いことがわかりました。
季節によっては日没が早くなったり、遊ぶ場所によっては家まで時間がかかったりするため、家庭の方針や状況に応じて時間を設定しましょう。
門限を決める際は、どうしてその時間にするのかもきちんと説明し、「家に向かう時間」なのか「家に着く時間」なのかを明確にしておくことも忘れてはいけません。
親子でしっかり話し合い、子どもが安全に遊んで帰ってこられるようにしてあげましょう。
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