近年、公立高校入試の新しい選抜方法として特色選抜が採用され始めていますが、聞きなれない選抜方法に戸惑う方も多いのではないでしょうか。
筆者も、特技のない我が子には関係ないと思っていたのですが、調べてみると我が子にもチャンスがあることがわかりました。
今回は、特色選抜とはどのような入試なのか、また、始まった理由やこれまでの推薦入試との違いについてご紹介します。
さらに、倍率や対策ポイントについてもお伝えします。
地域によってもさまざまな違いがありますので、お住まいの地域にあてはまるか確認しながら読んでくださいね。
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ママライタープロフィール

大学生の息子、娘、中学生の息子を持つママライター。(※原稿執筆時)
知的好奇心を満たしてくれるものが大好物。 今ハマっているのはCOTEN RADIOとKevin’s English Room。苦手なのは計算と掃除。
高校入試の特色選抜とは?
これまで行われてきた5教科(国数英社理)の学力検査と調査書だけではなく、人物像や学校外での活動、取得している資格などを総合的に判断して合否を決める方法です。
高校の校風に合う生徒や、高校が力を入れているスポーツや芸術、文化などに優れた生徒が対象になります。
そのため、志願理由書や活動報告書の提出を求められることが多いです。
試験については、面接や作文を実施しているところが多いですが、実技検査や地域によっては学力検査も行う場合があります。
試験日は、3月に行われる一般入試より前の1月〜2月に行われることが多いです。
いつからどんな目的で始まった?
特色選抜は2002年から始まり、少しずつ導入が増えていますが、すでに廃止している地域もあります。
特色選抜の目的のひとつは、中学生が偏差値だけで志望校を選ぶのではなく、高校の特色や校風を調べてより自分に合った高校で学ぶことにあります。
さらに、これまで試験当日の学力と調査書で評価していたのに対し、個性や学力以外の能力を評価するために作られたようです。
栃木県の場合は、2014年から始まり、「中学生が高等学校・学科の特色や募集する生徒像を自ら調べ、自分の進路について十分に考え、志望校を主体的に選択すること」をねらいにしています。
【参考:栃木県県立高等学校の入試制度はこう変わります】
福岡県の場合は、2019年から始まり、「学校の特色にふさわしい生徒の入学をより一層促進する観点から、生徒の多様な個性を積極的に評価する『特色化選抜』を導入し、県立高等学校の特色化及び活性化を図る」とされています。
普通の推薦入試との違いは?

普通の推薦入試では、学校長からの推薦書が必要です。
一方、特色選抜では推薦書は必要なく、高校の定める条件や卒業見込みであること、入学の意思が確実などの条件をクリアしていれば、受験可能です。
募集定員は学校や地域によってさまざまで、推薦入学のほうが枠が少ない高校や地域もあれば、逆に特色選抜のほうが募集が少ないこともあります。
また、地域によっては推薦入試を廃止しているところもあります。
特色選抜が実施されている地域
特色選抜が実施されている地域は、47都道府県のうち22府県です(2023年11月時点)。
(一部の地域では、特色選抜という名称ではなく、自己推薦や特色化選抜、特別選抜などといわれています)
東北地方では秋田県、福島県、山形県、関東では神奈川県、栃木県、茨城県が実施しています。
中部地方では愛知県、山梨県、長野県、福井県、近畿地方では大阪府、兵庫県、奈良県、滋賀県、三重県が導入しています。
中国地方では鳥取県、島根県が実施しており、四国では、香川県、徳島県が行っています。
九州地方では福岡県、熊本県、長崎県で実施されています。
ここで注意すべきことは、実施の判断はそれぞれの高校が決定しているということです。
上記の県内でも、特色選抜を行わない高校もあるので、詳しい情報は各高校の募集要項を確認しましょう。
特色選抜の倍率は?
特色選抜の倍率は、地域によって差があります。
栃木県の場合は、令和6年度の資料によると全体で1.74倍となっています。
参照:令和6(2024)年度 県立高等学校入学者選抜(特色選抜,A海外特別選抜)出願状況
また、福岡県の令和6年度の倍率は、全体で1.00倍となっており、多くの生徒が特色選抜で内定を得ています。
一方、滋賀県の令和6年度の特色選抜では、普通科で3.30倍、専門学科でも1.61倍となっており、栃木や福岡に比べて倍率は高めです。
募集定員の決め方にも地域差があり、全体の募集に対するパーセンテージが設定されているところもあれば、目安だけが定められているところもあります。
前年度から募集定員が変更になることもあるので、注意が必要です。
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特色選抜の対策ポイントは?

まずは情報収集をしましょう。
高校の募集定員や試験内容、受験資格を満たしているかを確認します。
受験できることが確認できたら、具体的に対策を考えてみましょう。
まずは、提出する志願理由書や自己推薦書などで入学したい気持ちをしっかりアピールすることがポイントです。
面接がある場合は、中学校でも指導があると思いますが、挨拶の仕方や所作動作などを練習しておくと良いでしょう。
また、志願の理由を自分の言葉で話せるようにしておくことも重要です。
さらに、質問の内容を想定して、答えられるように準備をしておくといいですね。
作文がある場合は、自分の考えを文章にまとめる力をつけておきましょう。
最新情報をチェックして柔軟に対応しよう

比較的新しい入試制度なので、進路説明会などで情報収集して、まずは内容をしっかりと把握することが大切です。
高校入試は近年変化が著しく、たくさんの地域で試行錯誤している様子です。
これからも1年ごとに最新の情報が出てくるかもしれません。
中学校や高校で説明が行われるので、子どもだけに任せずに、可能な場合はできるだけ出席するほうがいいと思います。
学校などで発信される情報をしっかりチェックして、柔軟に対応していきましょう。
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