【保育園・幼稚園】卒園式の保護者代表挨拶どうする?例文付きでご紹介

【保育園・幼稚園】卒園式の保護者代表挨拶どうする?例文付きでご紹介

保育園や幼稚園の卒園式では、保護者挨拶が定番です。

「保護者会の役員を務めているので、卒園式で保護者代表挨拶を任された」

「どんな挨拶をしていいかまったく思いつかない」

などと、悩んでいる方も多いことでしょう。

この記事では、幼稚園や保育園の卒園式で使える挨拶文の作り方を例文付きで紹介します。

挨拶の仕方や当日の流れなどもお伝えするので卒園式の挨拶に悩んでいる方は、参考にしてください。

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卒園式の保護者代表挨拶とは?

卒園式の保護者代表挨拶とは?

はじめに、幼稚園や保育園の卒園式におこなわれる保護者代表の挨拶とはどのようなものかを紹介します。

具体的に誰が、いつ、どのような内容を読むかまで解説します。

謝辞とは?誰がいつ読むもの?

保育園や幼稚園の卒園式とは、保育園や幼稚園を修了したことを祝福する行事です。

その際、園長や来賓が卒園児や保護者に卒園のお祝いを述べるのが「祝辞(しゅくじ)」、それに対して保護者が幼稚園、保育園の先生方にお礼の言葉を述べるのが「謝辞(しゃじ)」です。

謝辞を述べるのは保護者代表であり、とても名誉なことです。

同時に責任は重大で、形式に沿った文章で謝辞を述べなくてはなりません。

保護者代表に選ばれたら、まずは謝辞のルールや基本的な文章を調べましょう。

謝辞は何文字で何分くらいにまとめる?

謝辞はおおよそ1000文字前後、ゆっくり読んで3~5分で読み終わる程度が理想です。

謝辞は暗記するのではなく、専用の用紙に書いて読み上げます。

かつては毛筆や筆ペンで謝辞を書くのが一般的でしたが、パソコンやスマートフォンなどで書き、プリンター対応の式辞用紙で印刷する方も増えています。

どちらでも自分がやりやすい方法で謝辞を作りましょう。

卒園式の謝辞、構成や書き方のポイント

卒園式の謝辞、構成や書き方のポイント

卒園式の謝辞の構成や書き方はどのように考えれば良いのでしょうか?

ここでは卒園式の謝辞の構成組み立て方や書き方の基本を紹介します。

どのように謝辞を書けばいいのか迷っている方は、参考にしてください。

卒園式の謝辞の基本構成

卒園式の謝辞の基本的な構成は、以下のとおりです。

  1. 導入:これから謝辞を述べると前置きする
  2. 冒頭文:時候・季節の挨拶
  3. 卒園式開催と参列のお礼
  4. 自己紹介
  5. 園の思い出・エピソードなど:オリジナルの文章
  6. 先生方へのお礼
  7. 子どもたちの今後の展望
  8. 締めの言葉
  9. 卒園式の日付

なお、この順番は厳格に守る必要はありません。

これから謝辞を読むと前置きして、自己紹介からはじめても大丈夫です。

ただし、入れ替えるならば1~4番で、5番以降は必ず後半にあったほうが良いです。

それぞれの例文を紹介するので、参考にしてください。

導入や冒頭文(時候・季節の挨拶)

謝辞を述べる際は、まず「お礼の言葉」とこれから何を述べるのかを宣言します。

次に、季節の挨拶をします。

卒業式は3月半ばにおこなわれることが多いので、「寒さのなかにも、やわらかな春の日差しを感じられる季節となりました」など、春の訪れを感じさせる挨拶がおすすめです。

なお、地域によって3月でも雪深いところもあれば、すでに桜が咲いているところもあるので、地域の気候にあった挨拶を選びましょう。

ちなみに、「晴天にも恵まれ」など天気に関する言葉を入れてしまうと、当日が雨だったら場にそぐわなくなるので、全天候型の挨拶をいれましょう。

卒園式開催と参列のお礼、自己紹介

卒園式の開催のお礼とは、「本日は、このような心温まる卒園式を開催していただき、ご準備いただいた先生方に厚くお礼申し上げます。また、ご来賓の皆様におかれましても、子どもたちのために日頃よりご尽力いただき、誠にありがとうございます」といった、形式に沿ったものです。

この後に、「私は本日卒業する、●組 ●●の母(父)です」などの自己紹介をします。

この順番は入れ替わってもかまいません。

卒園式の開催や来賓の臨席に感謝して、自分が卒園生とどのようなつながりがあるかを謝辞を聞く人にわかってもらえればいいのです。

園の思い出やエピソードが特に重要!

時候の挨拶や卒園式開催のお礼、自己紹介まではテンプレートや形式にのっとった書き方をしたほうが無難です。

オリジナリティをだすなら、その後の園の思い出やエピソードです。

運動会や遠足、お泊まり保育など大きな行事で、子ども達が楽しんでいた様子や成長した様子などを述べましょう。

幼稚園、保育園独自の教育方針や行事などにも触れ、子ども達の成長にプラスに働いた、とまとめるのがおすすめです。

先生方へのお礼

先生方へのお礼は、謝辞のメインです。

園の行事や子どもたちの成長のエピソードを述べたあと、「園長先生はじめ先生方が、子どもたち一人ひとりと向き合い、優しく、あたたかくご指導くださったおかげと心より感謝しています」など、お礼の言葉につなげられればスムーズです。

保育園や幼稚園のクラス数が少なければ、学年の先生の名前を一人ずつ呼んでお礼を述べるなどすれば、より感動的です。

子どもたちの今後の展望

お礼を述べたあとは、「4月から子どもたちはそれぞれ新しい環境に向かいます」と、子どものこれからについて触れます。

「幼稚園(保育園)で学んだことは、子どもたちが進んでいくうえで必ず大きな力になってくれることでしょう」とまとめれば、おさまりもいいでしょう。

奇をてらった言葉を使う必要はないので、無難な言葉でまとめましょう。

締めの言葉と日付と名前

締めの言葉も、「最後になりましたが、幼稚園(保育園)のご発展と園長先生をはじめ先生方のご健康とご多幸をお祈りいたしまして、お礼の言葉にかえさせていただきます」と、お礼の言葉と絡めて述べましょう。

その後に、卒園式の日付と自分の名前を述べます。

日付けは西暦、和暦どちらでも大丈夫ですが、和暦で述べるのが一般的です。

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当日のお辞儀のマナーや謝辞を置く場所も紹介

当日のお辞儀のマナーや謝辞を置く場所も紹介

謝辞は、式の一部なので壇上に上がる、お辞儀をする、謝辞を読む、など一連の動作にマナーがあります。

ここでは、謝辞を美しく述べるためのポイントを紹介します。

当日までに読む練習を

謝辞は、文面を読みながら述べられるので覚えておく必要はありません。

しかし、当日つっかえつっかえ読んでは格好悪く、緊張すると声がうわずって早口になりがちです。

落ち着いてゆっくりと謝辞が読めるよう、何回か読む練習をしましょう。

長すぎないか、短すぎないか時間を計ってみるとなお良いですね。

誰かに聞いてもらって気になった点を指摘してもらったり、可能ならば作った謝辞を添削してもらうとより良いものができるでしょう。

読んだあとの謝辞はどうする?

読んだあとの謝辞は、壇上の左端に紙に包んだり封筒に入れたりした状態で置いておきます。

謝辞は一定期間幼稚園や保育園で保管されるので、そのままにしておいてかまいません。

壇上に置く場所がない場合は、後で園長先生に手渡すなどしましょう。

お辞儀のタイミングなどの当日の流れの確認を

卒園式で謝辞を述べる番が近づいてきたら、バッグから謝辞の封筒を取り出しましょう。

名前を呼ばれたら静かに起ち上がり、来賓の方を向いて一礼、園長先生や先生の方を向いて一礼、小学校など壇上に国旗が掲げてある場合は、国旗にも一礼してください。

壇上に上がったら、正面を向いて一礼して謝辞を読み始めましょう。

読み終わったら、一歩下がって正面に一礼、国旗に向かって一礼、壇上を下りて、先生方に一礼、来賓の方に一礼して、自分の席に静かに座ります。

謝辞は式のなかでも後ろの方なので、他の方の挨拶を見て真似をしましょう。

わからないことがあれば、式の前に先生に尋ねても大丈夫です。

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まとめ:良い挨拶ができますように

謝辞は、オリジナリティを無理に出す必要はありません。

園の思い出のところだけ、「こんな行事がありました、子どもたちが成長しました」という流れで1~2個オリジナルエピソードを述べれば十分です。

「スピーチの書き方」などを参考に、適したテンプレートを使って書いてみましょう。

2~3回読む練習をすれば、当日も落ち着いて読めます。

感謝の気持ちが伝わるように心を込めてスピーチをしてくださいね。

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