【実践してみよう】家庭でもできるネットリテラシー教育をご紹介

パソコンを使う女の子

今の小学生は、生まれたときからスマートフォンやパソコンが身近にある「デジタルネイティブ」です。

場合によってはママやパパよりもスマートフォンを使いこなしているかもしれません。

しかし、インターネット上には膨大な情報があふれていて、子どもが情報の取捨選択をするのは難しいのが現実です。

インターネットの利用が当たり前になった時代を生きる今の子どもたちには、ネットリテラシーの教育がなくてはなりません。

そこで今回は、家庭でできるネットリテラシー教育を詳しくご紹介します。

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「ネットリテラシー」って何?

そもそも「リテラシー」とは「読み書きの能力」という意味がありますが、日本では読み書きだけでなく広い意味で「使いこなせる能力」と使われています。

つまり、ネットリテラシーとは一言で「インターネットを安全に使いこなすために必要な知識や能力」です。

一方で、インターネットを活用する際に知っておきたい「マナー」や「モラル」のようにとらえられていることもあります。

どちらにしても、ネットリテラシーはインターネットを正しく利用するうえで学ぶべき知識であるといえます。

ネットリテラシー教育が必要な理由

スマホを見ている女の子

内閣府が発表した「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、10歳以上の小学生のインターネット利用率は96.0%にのぼりました。

そのなかでも9歳以下の小学生は89.1%、通園中の未就学児は70.4%がインターネットを利用していることがわかっています。

特に最近ではGIGAスクール構想により1人1台端末を持つようになったため、インターネットと子どもたちは切っても切れないといっても過言ではありません。

デジタルネイティブの子どもたちは、ママやパパよりもスマートフォンやICT端末を使いこなすことがあっても、正しい使い方ができているかどうかは別問題です。

端末を使いこなすだけではなく、危険性を理解したうえで情報をどう受け取るか、どう発信するのかを学んでいく必要があります。

※出典:
内閣府「令和3年度 青少年のインターネット利用環境実態調査 調査結果(速報)」

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子どもと一緒に学ぼう!ネットリテラシーの基本

ネットリテラシー教育をするうえで基本となることを5つご紹介します。

個人情報をむやみに公開しない

氏名や住所などの個人情報をSNSやインターネットに書き込まないことです。

たとえ直接書かなくても投稿した写真から撮影場所が特定されることもあります。

また、SNSに投稿する際は「ジオタグ」という位置情報も公開される設定がされないように注意が必要です。

こうした自分の情報はもちろんのこと、家族や友達に関する情報をインターネット上に書き込むときは慎重にならなければいけません。

インターネット上の情報を鵜呑みにしない

インターネット上に書かれている情報がすべて正しいとは限りません。

どのような人が何を根拠に書いているのかわからないためです。

例えば「○×塾の授業時間が17時からに変更になった」という情報を見つけたとします。

その書き込みをしたのが通塾している人なのか、他の拠点の塾も変更になっているのか、その日限りの変更なのか今後もずっと変更するのか、といった正確な情報がこれだけではわかりません。

この場合、信頼できる情報元である塾の公式ホームページを確認するのが正解です。

このように、正しいソースを探すことを心がけることも大切です。

一度投稿した情報は完全に削除できない

「デジタルタトゥー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

一度でも投稿した内容は、たとえ削除しても残り続けるといわれています。

インターネット上の情報は全世界の方が閲覧できる状態にあり、誰かがコピーしたりスクリーンショットを残したりしている可能性もあります。

削除したからといって完全に削除できるわけではない点を留意しておきましょう。

SNSやインターネットの世界は完全な匿名ではない

SNSやインターネット上の掲示板などは本名を公開せず、匿名で気軽に利用できます。

そのため、誹謗中傷の被害を受ける方が相次いでいます。

しかし「プロバイダ責任制限法」という法律により、被害者は書き込みをした人のIPアドレスの開示請求ができるため、身元を特定される可能性があります。

2022年には侮辱罪が厳罰化され、誹謗中傷の書き込みに対する社会の目はより一層厳しくなりました。

リアルに面と向かって言えないことや誰かに聞かれては困るようなことは、インターネット上には書き込まないようにしましょう。

画像や動画を投稿するときは肖像権・パブリシティー権に注意する

すべての人には「肖像権」があり、他人の写真を勝手にインターネット上に投稿すると肖像権の侵害になるおそれがあります。

また、著名人は「パブリシティー権」といって自身の名前や容貌を勝手に撮影されたり公表されたりしない権利も有しています。

「好きな著名人をたくさんの人に見てもらいたい、応援したい」という気持ちがあっても、自分以外の人物の画像や動画の投稿には細心の注意を払いましょう。

ネットリテラシーが低いことで起こりうる問題

タブレット学習を楽しむ子供たち

ネットリテラシーが低いとどのような問題が起こりやすくなるのでしょうか。

SNSトラブルに巻き込まれる

TwitterやInstagram、LINE、TikTokといったSNSでは、年齢制限を設けており12歳または13歳以上から利用できるようになっています。

しかし、これらのSNSに登録する際は年齢確認や本人確認をする必要はなく、生年月日を偽れば簡単に登録できてしまいます。

また、SNSを使ったいじめや誹謗中傷、SNS上で知り合った赤の他人と実際に会う、写真を送るといったトラブルに巻き込まれるリスクがあることも知っておくべきでしょう。

小学生のSNSトラブルに関してはこちらの記事も参考にしてください。
【小学生】子どものSNSトラブル。どんな事例がある?できる対策は?

知らないうちに加害者になってしまう

先述した肖像権やパブリシティー権を知らず知らずのうちに侵害してしまい、子どもが加害者になってしまう可能性もあります。

また、自分が誹謗中傷をしていなくても、赤の他人が特定の人を誹謗中傷する内容の投稿をリツイート(拡散)した場合でも、罪に問われることもあります。

実際に、リツイートしただけで名誉棄損の判決が出た裁判例もあるので、拡散する前に「本当に拡散する必要がある内容か」よく考えましょう。

不正アプリをダウンロードしてしまう

公式サイトが公表しているアプリ以外にも、無料で使用できるアプリを簡単にダウンロードできます。

非公式のアプリをダウンロードした結果、ウイルスに感染したり、登録した個人情報が不正に利用されたりといった被害にあうおそれがあります。

無料アプリのすべてが不正で怪しいわけではありませんが、子ども自ら判断するのは難しいので、アプリをダウンロードする場合は公式サイトから、などのルールを決めておくと良いでしょう。

ネットリテラシー教育に役立つサイトや動画

ソファでパソコンを見る親子4人

家庭でのネットリテラシー教育は、親が理解していないことには始まりません。

子どもにもわかりやすいネットリテラシー教育に役立つサイトをご紹介します。

子ども向けですが、とてもわかりやすいのでぜひ親子一緒に勉強すると良いでしょう。

1回だけ視聴するのではなく、定期的に見て繰り返し話し合うことがポイントです。

また、中学生になるとさまざまなSNSが使えるようになり、インターネットによるコミュニケーションをとる機会も格段と増えます。

そのため、小学生のうちからネットリテラシー教育をおこない、年齢に合った利用方法やルール作りをすることも大切です。

小学校低学年用 情報モラル啓発リーフレット2021年版 | 文部科学省
小学校高学年・中学生用 情報モラル啓発リーフレット2021年版 | 文部科学省
情報モラル学習サイト |文部科学省
フルマアカデミー、ネットリテラシーを楽しく学べるアニメを無料公開 | FULMA株式会社

まとめ

ネットリテラシー教育はSNSインターネットをうまく活用し、炎上やトラブルを未然に防ぐためにも大変重要です。

インターネットは情報を収集するのにとても便利ですが、一歩使い方を間違えると、さまざまなリスクに晒されます。

インターネットの正しい使い方や危険性をしっかり学び、ネットリテラシーを身につけたうえで情報に触れられるといいですね。

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