小学校に通うようになると、学校に行く前に必ず明日の準備をしなければなりません。
朝慌てずに学校に出かけられるようにするためには、余裕を持って準備しておくことがポイントとなります。
しかし、明日の準備は子どもにとってはなかなか大変です。
そこで、子どもが一人で明日の準備をできるようにするための工夫やコツ、親としてどのようなサポートをすれば良いかを紹介します。
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明日の準備ができない?子どもにはなぜ難しいのか解説
明日の準備とはそもそもどのようなものなのでしょうか。
明日の準備をスムーズにするのはなかなか難しい子どもが多いです。
子どもにとってなぜ明日の準備は大変なのかも紹介します。
小学校で大変な「明日の準備」とは?
幼稚園や保育園のときは、次の日に園で使うものは基本的に親が準備をしていた家庭が多いでしょう。
子どもが小学校に上がると、できるだけ自分で明日学校に持っていくものを準備するのが望ましいです。
小学校に持っていく宿題や提出物、ノートや教科書などの学用品、ハンカチやティッシュなどの持ち物、登校するときに着る衣服や帽子など身に付けるものを揃えて準備しておく必要があります。
また、授業で使う鉛筆はすぐに使えるように削って準備をしておかなければなりません。
明日の準備の何が子どもに難しいのか
学校に持っていくものには提出物や宿題などがあるので、前日から準備しておかなければなりません。
提出物は子どもだけが気を付ければ良いものだけでなく、親のサインが必要になるものもあります。
勉強で使うノートや教科書は時間割を見て揃えますが、時間割は毎日変わるので必要なノートや教科書も毎日一定ではありません。
各教科で必要なものも違ってくるので、何を準備すべきかも把握しておくことが必要です。
学校に着て行く服装は、天気予報で天気や気温を見て判断しなければなりません。
毎日学校に持っていくものでも、帽子などはそのままかぶれば良いですが、ハンカチや給食用のランチマットは毎日交換が必要です。
体温表や水筒などのように、朝にならないと準備できないものもあります。
準備のタイミングや準備する物の種類が意外と複雑で、きちんと把握するのはなかなか大変です。
子どもは時間の見通しが立てにくいのも原因
小学生の子どもの意識には現在の時間軸しかなく、過去や未来に対して意識を向けることはほとんどありません。
過去の失敗を繰り返さないようにしようと意識したり、未来を予測して準備をしようと考えたりするのは実はとても難しいことです。
学年が進むにつれて、徐々に予定を把握して必要な準備を自分で進める気持ちが生まれるようになります。
それまでは、子どもがスムーズに明日の準備を進められるように、親のサポートや工夫が必要です。
明日の準備を整える工夫やコツ
子どもが自分で明日の準備ができるようになり、忘れ物をせずに登校できるようになるための工夫やコツを紹介します。
やること、持ち物リストを見える化する
まずは、明日の準備としてすべきことを分類し、子ども自身が見てわかるようにリスト化しましょう。
具体的には、学校から帰ってきたら毎日やること(プリントを出す、水筒を出す、宿題をするなど)、毎日の持ち物、それ以外のタスクや持ち物などに分けてチェックリストを作ります。
小学1年生でまだ文字があまり読めない子どもなら、絵や写真のついたステッカーなど、子どもが目で見て確認できてわかりやすいものを使うと良いでしょう。
100均ショップや文具店などで売られているクリアファイルに、やることリストや持ち物リスト、時間割などを入れて壁に貼ると、子どもも確認しやすいです。
ホワイトボードを利用してチェックリストを手作りしても良いでしょう。
準備する場所をわかりやすく作る
ランドセルや教科書、ノート類、ハンカチなどは近くにまとめて置き場所を作ると、子ども自身が整理整頓しやすくなります。
子どもの手の届きやすい場所、見やすい場所によく使うものをまとめて置くと良いです。
また、教科ごとに袋を分けて必要なものをまとめて収納しておけば、時間割を揃えるときに抜けや漏れが発生しにくくなります。
準備や支度しやすい時間を作る
学校から帰ってすぐの時間帯だと、子どもは1日の疲れが出ていて明日の準備をするのが難しい場合があります。
明日の準備をするのに適した時間は、帰ってすぐ、おやつを食べる前後、夕食の前後、お風呂前後、就寝前などのタイミングです。
このなかから準備しやすいタイミングはいつか、子どもと話し合って決めましょう。
準備するタイミングを決めたら、毎日その時間帯に明日の準備をするよう習慣づけていくと良いです。
習慣化するまで一緒に確認し、徐々に任せる
子どもが自分自身で明日の準備ができて、習慣づけられるようになるには一定の期間がかかります。
そのため、まずは親子で一緒にチェックリストを見ながら準備しましょう。
抜けがあったりやりにくそうだったりするなら、やり方を変えてみるなど試行錯誤して良い方法を見つけていきます。
自分でできるようになってきたら最終チェックだけを親が担当するようにし、ほとんど自分でできるようになれば、親はこっそり確認するなど、段階を踏んで徐々に子どもに任せていくようにしましょう。
自分でやり方を決めて守る
宿題をする時間や明日の準備の時間は、子ども自身がいつにするかを決めることが望ましいです。
子どもに任せていると時間はかかってしまいますが、自分で決めたことに責任をもってやり遂げる姿勢を身に付けることが大切です。
明日の準備だけに限らず、試験勉強に向けてのスケジュール管理や、先の予定を見越して何を準備すべきかを子ども自身が把握できるようになることをめざすと良いでしょう。
まとめ:個人差も大きいので焦らずに
子どもが明日の準備をいつきちんとできるようになるかどうかは、個性や発達具合、性差などによってさまざまです。
個人差が大きく、親がどの程度まで手出しをしないといけないかも状況によって違ってきます。
焦らず、子どものペースに合わせてサポートしながら、徐々に子ども自身で準備が整えられるようにしていくと良いでしょう。
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