小学校のランドセル 形や色に決まりはある?使用は義務?

ランドセルを背負った小学生たちの後ろ姿

「小学生といえばランドセル」といっても過言ではないくらい、多くの方が入学準備でランドセルを購入しているのが現状です。

子どもも年長さんになると「好きな色のランドセルが欲しい」などと楽しみにしています。

ただし、そもそも小学生がランドセルを使うことは義務なのか、色や形が豊富な昨今ではどのようなものでもいいのか、という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

この記事では、ランドセル選びに不安を持たなくて済むように、ランドセルについて詳しく解説しますのでぜひ参考にしてください。

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ランドセルの使用は義務ではない

桜並木を走る小学生

はじめに知っておきたいのは、ランドセルの使用は法律や教育委員会で決められているものではない、ということです。

なかには入学準備品としてランドセルを指定している学校や、指定のランドセルがある学校もあります。

しかし、通学に使うバッグは本来どんなものでも良いとされています。

高学年になって体格に合わなくなるとランドセルを使用しない子どももいます。

義務ではなくても約9割がランドセルを購入している

ランドセルを背負った新一年生

水泳用品メーカー「フットマーク株式会社」の「小学入学時に使用するカバンの意識調査」によれば、小学校入学時には約9割のご家庭でランドセルを購入しています。

ランドセルを購入したのは「ランドセルを買うものだと思っていた」「小学校の指定だと思っていた」「まわりも皆ランドセルだから」などが主な理由です。

「ランドセル以外を使いたい」という子どもや親の明確な意思がない限りは、ランドセルを購入するのが無難な選択なのでしょう。

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色や形も原則自由

棚の上の赤いランドセル

学校指定のランドセルを除き、一般的にはランドセルの色や形には特に決まりはありません。

近年ではカラーやデザインのバリエーションが豊富になり、どんな色のランドセルでも悪目立ちすることはなさそうです。

ただし、子どもが気に入ったものが、とても個性的なデザインの場合は不安になるかもしれません。

もし心配なら入学予定の小学校へ一度相談しておくと良いでしょう。

ランドセルの良いところ

ここでは、ランドセルの丈夫さや形状が、子どもや荷物にもたらす3つの良い影響を解説します。

転倒時にクッション代わりになる

万一子どもが後ろに転んだときに、ランドセルがクッション代わりになって頭を打ちにくくなるのは大変良いところです。

子どもが交通事故に遭ったときに、ランドセルのおかげで背中や頭への衝撃が和らぎ軽症で済んだという事例もあります。

また、背中に背負うことで両手が開くため転倒時にすぐ手が出せることも、安全面では特筆すべきメリットです。

頑丈で中身が守られる

ランドセルは、頑丈で型崩れしにくい作りになっているのが大きな特徴です。

たとえ、何かにぶつかったり、誰かがぶつかってきたりしても、中身には直接の衝撃が伝わりにくい構造になっています。

布などの薄い素材で作られているリュックの場合は、中身に衝撃がダイレクトに伝わることは避けられません。

子どもが乱雑に扱ってしまうことがあっても、教科書などの中身が壊れにくいため、元気に遊ぶ子どもたちにぴったりなのがランドセルです。

体に負担がかかりにくい

ランドセルの「背あて」や「肩ベルト」は、重さを感じにくく体に負担がかかりにくい設計になっています。

斜めがけのショルダーバッグの場合は片方の肩だけに負担がかかるため、バランスが悪くなるのがデメリットです。

リュックタイプのバッグは、教科書などの重いものを入れるとベルトが肩に食い込み小学生の体に負担がかかりやすくなります。

ランドセルの気になるところ

良いところがたくさんあるランドセルですが、重さなど気になるところもあるので改めで確認しておきましょう。

ランドセル自体が重い

ランドセルの重さは素材や製品によっても異なりますが、一般的に1~1.5kg程度です。

なかに教科書やノートを入れると、総重量は5㎏近くになることもあります。

900gを切る軽量タイプも販売されていますが、あまり軽いものは耐久性に問題がないか確認しておきましょう。

近年では、中身を入れたランドセルが重いと子どもの体に負担がかかる点が問題視されています。

文部科学省は教育委員会などに問題点への配慮について通知を出しました。

小学生が6年間使うランドセルは頑丈なほうが良いのですが、中身の重さには配慮が必要でしょう。

価格が高い

一般社団法人 日本鞄協会 ランドセル工業会の「ランドセル購入に関する調査 2021年」によると、2021年の平均購入価格は5万5,339円です。

このうち 4万円未満のランドセルを買っている割合は18.7%で、6万5,000円以上の27.8%よりも9.1%少ないという結果になりました。

ランドセルの支払者の約53%は祖父母、両親は42.8%です。

先述の「フットマーク株式会社」の調査では「価格が高い」ことがランドセル購入時の不満第2位として挙げられています。

小学校入学という節目のイベントに、ランドセルだけで平均価格が5万円以上という費用負担が生じるのは気になるところです。

ランドセルの形状

ランドセルは、その形状によって「従来型」「キューブ型」「半かぶせ型」「横型」に大きく分けられます。

従来型

従来型は「学習院型」ともいわれ、ヘリ(フチ)を残して縫うため背あての横や下に少しヘリが出ています。

強度を増す縫製方法が施されているうえに、へりがランドセル本体を守る役目を果たすので大変丈夫です。

出ているヘリの部分は少ないもののランドセルの幅は大きくなるため、ロッカーによっては出し入れのときに引っかかる可能性もあります。

キューブ型

キューブ型はヘリがない分だけ従来型よりも少し軽く、収納部がキューブ(立方体)型に見えるのが特徴です。

横幅も小さい分、ロッカーへの出し入れの際に引っかかりにくくなっています。

子どもの荷物が増えている昨今、保護者の方の要望に沿って軽量タイプのキューブ型が開発されました。

耐久性は改善されているものの、価格は従来型よりも高くなっています。

半かぶせ型

半かぶせ型は「ハーフカバー型」ともいわれ、かぶせ(フタ)部分は従来型の3分の2から半分程度の長さです。

個性的でおしゃれなデザインが多く、ほかの子と違うランドセルが欲しい子どもに人気があります。

軽くてフタを開閉しやすいのですが、金具の位置が1段階なので荷物を多く入れると閉まらない可能性もあります。

ランドセルカバーが付けにくい点にも注意が必要です。

横型

横型は底が浅い形状で教科書などを横向きに入れることができ、収納力に優れているのが特徴です。

おしゃれなデザインなので、小学校以外でも活用できる場面もあるでしょう。

ただし、小柄な子どもが背負ったときにバランスが取りにくい可能性や、ロッカーに入りにくい、小学校で禁止しているケースなどもあります。

購入前にはこのような点を確認しておくと良いでしょう。

まとめ 小学校のランドセルは義務ではないが子どもが欲しがったら購入しよう

ランドセルは法律で義務付けられているものではありませんが、約9割のご家庭でランドセルを購入しているのが現状です。

安全面や収納力など機能性に優れているランドセルは、頑丈な作りで6年間の使用にも耐えられます。

子どもが欲しがるなら義務ではなくても購入するのがおすすめです。

ランドセルの色や形にはさまざまタイプがあるので、子どもの希望に合わせて選べます。

ただし、個性的なタイプを選ぶ際には、学校指定やロッカーの大きさなどを事前に確認しておきましょう。

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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

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