親子で本を読もう!子どもに読書の習慣が身に付くコツ

親子で本を読もう!子どもに読書の習慣が身に付くコツ

読書は、読解力だけでなく思考力や理解力などさまざまな力を育むことができます。

「我が子にはたくさん本をよんでほしい」と思っている方は多いことでしょう。

しかし、読書の習慣を付けさせようと子どもに無理やり本を読ませようとするのは、逆効果になることも。

「読書は楽しい」と子どもに思ってもらうことが大切です。

この記事では、読書の習慣を子どもが身に付けるメリットや方法を解説します。

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子どもの読書習慣とは?なぜ大事なの?

子どもの読書習慣とは?なぜ大事なの?

はじめに、子どもの読書習慣の定義や子どもに読書の習慣を付けるメリットを解説します。

読書は好き嫌いが割とはっきりしており、読書好きの子どもなら放っておいてもずっと本を読んでいます。

では、毎日何時間も本を読むことが読書習慣なのでしょうか?

読書習慣とは?週1回以上自ら読書をする

学習塾「スクールIE」などを運営するやる気スイッチグループが2021年におこなったアンケート調査結果によると、未就学児~高校3年生までの子どものうち、2人に1人にあたる49%が「週1回以上の読書習慣」があると答えています。

なお、この調査での読書とは、親の読み聞かせや漫画、図鑑などもすべて含んでいます。

一方で毎日読書をしている子どもは小学校3年生あたりからだんだんと減り始め、高校3年生までは1~3割強の間を推移しています。

週に1度以上読書をしているならば「読書習慣は身に付いている」と考えていいでしょう。

参照:やる気スイッチグループ| 読書に関する親子アンケート調査

子どもの読書が習慣になるのはいつ頃?

文部科学省が2017年に公表している「発達段階に応じた取組について」という資料によると、0~3歳の前読書期に絵本に興味を持ち始め、4~5歳の読書入門期に1人で読書ができるようになります。

さらに、6~8歳の初歩読書期で読書の楽しみに目覚めると、自発的に読書をしようという気持ちが強くなります。

多読期といわれる9~12歳の子どもが自発的に読書をしているなら、読書習慣が身に付いているといえるでしょう。

参照:文部科学省|発達段階に応じた取組について

なぜ子どもの頃からの読書習慣が重要なの?

本を読めば、たくさんの世界や考え方に出会えます。

情操教育になるのはもちろんのこと、学力向上にもつながります。

読書習慣は、一朝一夕に身に付くものではありません。

本好きの方の多くが、子どもの頃からたくさんの本に親しんできました。

小さい頃から本が身近にあった子どもほど、中学生、高校生になっても読書に親しんでいます。

もちろん、大人になってから読書習慣を付けた人もいますが、より多様的な本に親しむならば、小さい頃から本を読んでいたほうが良さそうです。

子どもの読書習慣で伸びる能力やメリットは?

子どものうちにさまざまな本を読んで読書習慣を付けると、学力向上にとても効果的です。

本を読むことを楽しいと感じるためには、思考力や洞察力、創造力などが必要です。

読書量が多い子どもは、本を読みながら無意識にそれらの力を身に付けます。

そして、論理的な思考能力となって花開くことでしょう。

また、創造力や洞察力があれば人間関係の構築や対応にも効果的です。

「この人は何でこんなことを考えているのか」「喧嘩したあとにどう接すれば良いのか」などの困りごとや悩みごとの助けになったり、トラブル対応のシミュレーションもできます。

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子どもに読書の習慣が身に付くコツ

子どもに読書の習慣が身に付くコツ

メリットが多い読書ですが、なかなか本を読んでくれない子どもも珍しくありません。

なんとか子どもに読書の習慣を付けてほしい、でもどうすればいいのかと悩んでいる方もいるでしょう。

ここでは、子どもに読書の習慣を付ける5つのコツを紹介します。

読み聞かせを続ける

子どもに読書習慣を付けてもらうには、読み聞かせが有効なことはよく知られています。

でも、自分で文字が読めるようになったら、読み聞かせをやめてしまうケースもあるでしょう。

しかし、字が読めるようになっても、まだ本を集中して読むことは難しい子どももいます。

本をひとりで読むのが苦手そうだな、と思ったら、小学校に入学しても読み聞かせを続けてあげましょう。

子どもも、本の楽しさに気付きやすくなります。

親も読書をしている姿を見せる

文部科学省が2017年に発表した「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」によると、家庭に蔵書数が多く、親におもしろい本を紹介してもらっている子どものほうが読書量が多い、と報告されています。

また、「家族が一緒に本を読んだり図書館や本屋に連れて行ってくれたりすること」が読書のきっかけになった子どもが51.1%と最も多いことも報告されています。

つまり、親自身が読書する習慣を持ち、子どもと読書を楽しむ姿勢を見せることで、読書の習慣が身に付きやすいといえるでしょう。

参照:文部科学省|子供の読書活動の推進等に関する調査研究

図書館や本屋に通う

本が身近にある子どもほど、読書の習慣は付きやすくなります。

単に「読書をしなさい」と親が発破をかけるだけでなく、一緒に図書館や本屋に行っておもしろそうな本を探してみましょう。

特に、図書館は無料でたくさんの本を借りられるうえ、定期的にテーマを決めた特集がおこなわれており、読書に親しむには絶好の場所です。

子どもが興味を持ちやすい漫画や図鑑なども充実しているので、ぜひ機会を見つけては図書館に通ってみましょう。

家の中に本を置く

前述の「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」によると、「家の中で手に取りやすいところに本が置かれていること」が読書に親しむきっかけとなった、と答えた子どもが43.6%います。

親が読書する習慣を身に付けるのと同時に、家の中に本棚を作ることで、読書に親しみやすくなるでしょう。

リビングに小さくてもいいから本棚を置き、お気に入りの本を置いてあげるだけでも違います。

マンガや絵本、タブレットもOK

読書というと、文学や教養の身に付く本などいわゆる「ためになる本」を読ませたくなりがちですが、子どもが興味を持つことが第一です。

漫画でも、絵本でも、図鑑でも子どもが興味を引くものを読ませてあげましょう。

タブレットのアプリや電子書籍リーダーは、大量の本を気軽に持ち歩けるのでおすすめです。

ただし、本のなかには子どもにはまだ早いものもあります。

子どもの心はやわらかいので、年齢や心の発達に合わない本を読んでショックを受ける可能性もあります。

タブレットや電子書籍リーダーの場合は、何を読んでいるか親が把握しにくくなるので、低年齢の場合は、一緒にチェックすると良いでしょう。

子どもの読書習慣作りの注意点

子どもの読書習慣作りの注意点

子どもに読書の習慣を付けて欲しいあまり、「本を読みなさい」とうるさく言ってはいけません。

どんなおもしろいことでも、強要してはやる気が湧きにくいものです。

また、「この本を読みなさい」と親が強要してもいけません。

親の趣味と子どもの趣味が一致するならば良いですが、子どもの興味を第一に考えてあげましょう。

たくさんの本を子どもが自由に手に取れる環境を作ったら、あとは見守ってあげることが一番です。

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まとめ:読書離れを防いで楽しい読書習慣を

昨今の子どもはやることがたくさんあります。

また、スマートフォンやタブレットのコンテンツやゲームなど興味を引くものも多く、なかなか読書をする時間がない子もいるでしょう。

しかし、一度読書の習慣が付けば、ちょっと時間が空いたときに本を手に取ってくれやすくなります。

いつでも読書できる環境を家の中に作ってあげて、子どもと読書に親しんでみましょう。

焦らないことも重要です。

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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

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