富士山や八ヶ岳などの高い山々に囲まれ、果樹栽培も盛んで自然豊かな山梨県。子育てをするにあたり、どのような制度や施策があるのでしょうか。
この記事では、山梨県で子育てをする際に知っておきたい県の取り組みや、山梨県ならではの取り組みを5つピックアップしてご紹介します。
これから子育てを山梨県でする予定のある方、今まさに子育てをされている方はぜひ参考にしてみてください。
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独自で身近な取組みが多く意欲的!山梨県の子育て支援制度
県内全域における病児保育の広域利用
平成30年4月より、病気で保育施設に子どもを預けられないご家庭に向けて、県内全域で病児保育を利用できる取り組みが始まりました。
お住まいの自治体に病児保育施設がない場合や、近くの病児保育施設が混みあっていて利用できない場合でも、県内の他の自治体の病児保育施設を利用できる仕組みです。県内全域で協力しこのような広域利用を実現したのは、山梨県が全国初です。
対象児童は0歳から小学6年生までの子どもで、利用料金は市内2,000円、市外2,500円が目安です(施設によって違う場合があります)。制度の利用には事前の利用登録や予約が必要です。詳しくは下記公式HPをご確認ください。
参考:平成30年4月より、県内全域で病児保育の広域利用が始まりました
やまなし子育て応援事業
一定条件を満たした第2子以降の保育料を、3歳になるまでの間無料とする取り組みです。第3子以降無料とする取り組みはよく見られますが、第2子以降無料とするのは他県でもあまり見られず、山梨ならではの事業といえるでしょう。
対象条件は「0・1・2歳児のうち、保育が必要な3号認定の子ども」などいくつかの基準があります。申請方法などの詳しいご案内については、お住まいの各自治体のHPをご確認ください。
参考:やまなし子育て応援事業
やまなし子育て支援プラン推進協議会
他県同様、山梨県では「やまなし子育て支援プラン推進協議会」を設置し、子育て支援プランに基づく取り組みの推進や意見交換などを定期的に行っています。
委員は県の公立小中学校長会会長や県立大学教授、県医師会副会長などをはじめとして全19人。希望者は開催案内に定められた手続きを行えば、協議会に立ち合い傍聴も可能です。これまでの会議資料や会議録も公開されているので、興味を持たれた方は下記公式HPをご覧ください。
産前産後ケアセンターの利用料を8割助成
「日本一健やかに子どもを育むやまなし」を目指し、出産してから4ヶ月後までのお母さんが利用できる「産前産後ケアセンター」での宿泊型ケアの利用料を、県と全自治体で約8割助成しています。
滞在中は助産師への相談も可能。子育て指導を受けられるほか、赤ちゃんを助産師に預けて出産で痛んだ体をゆっくりと休めることができます。出産から5ヶ月目以降も、24時間助産師との電話相談が可能です。他県にも同様の取り組みはありますが、子育て支援の一環として宿泊型ケアの利用料の助成をすすめているのは、山梨県ならではといえそうです。
参考:ふれあい特集号「日本一健やかに子どもを育む山梨」
参考:健康科学大学産前産後ケアセンター ママの里
ラジオ番組「子育て日記」
県教育委員会の幼児教育番組であるラジオ「子育て日記」では、イクメンアナの和泉義治アナウンサー、山梨英和大学の佐柳信男准教授ほかが、子育てに役立つ情報をお届けしています。
「からだ」「安全」「こころ」「支援」など毎回テーマが決まっており、「食物アレルギーのしくみと対策」「しつけの悩みとほめ方、叱り方」など、実生活に寄り添った内容となっています。
毎年数ヶ月限定の放送となっていますが、下記公式HPから動画でバックナンバーが視聴できますので、気になる方はぜひご覧ください。
日本一を目指し、意欲的で独自の取り組みも多い山梨県
「県内全域における病児保育の広域利用」「やまなし子育て応援事業」「産前産後ケアセンターの利用料を8割助成」など、子育てに役立つ独自の取り組みが多い山梨県。
「やまなし子育て支援プラン推進協議会」のように他県同様の事業もしっかりと押さえつつ、ラジオ番組「子育て日記」のように生活に密着した取り組みも見られるのが特徴です。
「日本一健やかに子どもを育むやまなし」を目指しているだけあり、他県と比べても充実した子育て支援を行っているといえるのではないでしょうか。各自治体独自の取り組みが行われている場合もあるので、各自治体のHPもぜひご確認ください。
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