小学校の学芸会って何をするの?学習発表会との違いとは?

音楽会の舞台

学芸会は、子どもの成長を感じられる大切な行事の一つです。

毎年学芸会を楽しみにしている方もいれば、初めての学芸会で何をするのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

また、子どもの学校では学芸会ではなくて「学習発表会」と呼んでいるけれど、学芸会とは違う行事なのか気になっている方もいるかもしれません。

この記事では、学芸会と学習発表会の違いや、オーソドックスな学芸会の内容、親の関わり方などを解説します。

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学芸会と学習発表会の違い

考え事をしている女性

「学芸会」や「学習発表会」の呼び方は、学校や地域、時代によって異なります。

それぞれの内容を見比べてみると、「〇〇を発表するのが学芸会で、〇〇を発表する場合は学習発表会」など、はっきりと区別されているわけではなさそうです。

学芸会

小学校学習指導要領では文化的行事の一つとして学芸会を位置づけ、「(※)平素の学習活動の成果を発表し、自己の向上の意欲を一層高めたり、文化や芸術に親しんだりするようにすること」をねらいとしています。

学芸会は演劇や合唱・合奏を発表するのが一般的で、お楽しみ会的な要素が強い行事のイメージです。

ちなみに、学芸会は寺子屋時代の習字コンクールや、明治時代前半の定期試験後に実施していた表彰などで、学習して得た結果を発表していたことが始まりではないかと考えられています。

学芸会が広まったのは運動会よりも遅く、明治時代のことだったようです。

※引用:
【特別活動編】小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 P.121

学習発表会

学習発表会は授業で学習したことを、さまざまな手法を用いてお互いに発表しあう場です。

会場に集まった方々を劇や音楽で楽しませる要素の強い学芸会が、徐々に学校生活を送るなかで学んだことを活かした行事へ移行したのではないでしょうか。

近年では「学芸会」ではなく、「学習発表会」を実施する学校が多いようです。

なかには学習発表会以外の呼び方をする学校もあります。

例えば、音楽で習った歌や合奏を発表する会は「音楽発表会」、図工で作った作品を発表する場なら「作品展」など、学校によってさまざまです。

小学校の学芸会ではどんなことをするの?

学芸会の劇で演じている男の子

子どもたちががんばった成果を間近で見て楽しめる学芸会。

小学校の学芸会では、一般的にどのようなことがおこなわれるのでしょうか。

教科ごとの学習内容を発表

学習発表会として実施する場合は、一年間で学んだことをいくつかのグループに分かれて発表するのがオーソドックスです。

例えば、国語なら朗読劇や群読をしたり、算数であれば図形を使ったクイズなどを用いて学習した内容を発表したりします。

社会はグループで決めたテーマを調べて発表する、理科はこれまでにおこなった実験を再現するケースもあります。

みんなの前で発表するためには、大きな声でわかりやすく伝えるための練習が必要です。

学習した内容をうまくまとめる力はもちろん、子どもたちの発表力もポイントになります。

小学校の学芸会では劇をやったパパやママも多いのではないでしょうか。

いまでも劇をおこなう小学校が少なくありません。

内容はファンタジーや歴史もの、怪談系などさまざまです。

先生も手を貸すものの、劇で使う小道具の準備や練習は基本的に子どもたちが進めていきます。

なかには授業で習った内容や社会科見学で体験したことをもとにして、子どもたちが台本から作るところもあるようです。

さらに、英語が必修になったため、高学年になると英語劇を取り入れるケースもあります。

ダンス

ダンスは流行りの曲の振り付けをコピーしたり、子どもたちが考えてオリジナルの振り付けにしたりします。

みんなが同じ振り付けの場合は、子ども同士で教え合えるのでクラスの絆も深まります。

また、劇の場合は主役に人気が集まることや、人気のない役を仕方なく引き受けなければならない子が出る可能性も。

配役に不満があるとやる気が出ないだけでなく、学芸会自体を楽しめません。

ダンスなら全員が同じように参加できるため、みんなで一緒に楽しめます。

合奏・合唱

音楽の授業で練習するピアニカやリコーダー以外にも、木琴やアコーディオンなど、普段使う機会のない楽器を取り入れた合奏も人気です。

会場に集まる親世代も知っている曲を選んだり、流行っている曲をアレンジして合奏・合唱にしたりします。

学芸会ではなく、音楽発表会として毎年実施する学校も。

学芸会は、1年生は劇で2年生は合奏など、毎年学年ごとに内容を決めている学校が多いようです。

また、人数が少ない小学校は、2学年ずつ合同で発表するケースもあります。

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学芸会・学習発表会に親はどう関わる?

ミシンで縫物をする女性

学芸会・学習発表会の主役は子どもたちですが、親が関わる場面もあります。

ここでは、親の関わり方をご紹介します。

小道具や衣装を準備する

ほとんどの学校では、家庭で学芸会の衣装を用意します。

ダンスでおそろいの衣装を着る、劇の配役ごとに衣装が異なるなど、必要なものは発表内容によってさまざまです。

おそろいの衣装では色が指定されていたり、役によっては浴衣やマントなどが必要になったりします。

家にない場合は購入しなければなりませんが、普段は着られないような衣装だと学芸会のためだけに購入することに……。

手作りやリメイクが必要な衣装であれば、親の負担も大きくなります。

当日の席取り

学芸会は親や祖父母などがたくさん集まるため、より近くで見たい場合は早めに会場へ行き席を取っておく必要があります。

特に、ビデオカメラで撮影したい場合は、あらかじめ子どもに立ち位置などを聞いておき、撮影場所を取っておかなければなりません。

ただし、もともと児童数が多い小学校は、自分の子どもが発表する時間のみ見学できる入れ替え制にしているところも。

さらに感染症対策として、保護者の人数やスペースを制限して実施する小学校もあるため、事前に確認しておきましょう。

まとめ

「学芸会」はお楽しみ会的な要素が強い行事で、「学習発表会」は学習したことをまとめて発表する行事です。

学校や地域、時代によって呼び方が異なることもあり、内容も多種多様です。

学芸会や学習発表会では、小道具・衣装の準備や当日の席取りなど、親も関わる場面があります。

指定された衣装を準備したり、当日早い時間から学校に向かったり、大変な部分もありますが、親子にとって大切な思い出になります。

子どもの出番を楽しみにするとともに、最大限のサポートをしてあげましょう。

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