引越しを考えるうえで、子どもの学校周辺の賃貸物件を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その際に気になるのが、学校周辺の賃貸のメリット・デメリット。住んでから「こんなつもりじゃなかった…」と後悔しないためにも、下調べは事前に行っておきたいところです。
この記事では、学校周辺の物件選びのポイントや、学校周辺で賃貸を借りるメリットとデメリットを具体的にご紹介します。
1：学校周辺の物件選びのポイント
まず、学校周辺の賃貸物件を選ぶ場合、どのような点を考えて選ぶべきなのでしょうか。
まず、学校周辺に住む場合に気になるのが「地域の音」です。学校が近ければ近いほど、チャイムの音やイベント時の放送や歓声、普段の授業の音などが日常的に聞こえる環境になることは覚悟しましょう。
次に、子どもの体力や通う際の利便性を考えて「学校との距離」にも注意するとよいでしょう。体の弱い子どもの場合は学校から近い方が安心ですし、忘れ物が多い子どもの場合は学校に近いとすぐ取りに戻ったり届けたりすることができます。
また、学校周辺は治安が良いと油断せず「地域自体の治安」も調べておきましょう。学校周辺は安全でも、その地域全体の治安は良くないかもしれません。
こうしたポイントをチェックしつつ、学校周辺の賃貸のメリット・デメリットを把握して物件を選ぶとよいでしょう。
2：メリット
では、実際に学校周辺の賃貸に住むメリットをご紹介します。
通学時間が短く安心
学校周辺に住んでいると他の保護者の目も届きやすいエリア内で通学でき、時間も短く済むので安心です。保護者の見回りや交差点での見守りも学校周辺が中心であり、学校周辺の通学路は歩道と車道が物理的に分けられていることも多いため、交通事故にあう心配も減ります。
通学時間が短い分、子どもを狙った犯罪やトラブルに巻き込まれる可能性も減るでしょう。
治安が良い
学校周辺にはその学校に通うファミリー層が住むことが多いため、学校から遠い地域よりも治安が良い傾向にあります。保護者の見回りがなくても、学校周辺に住む保護者が買い物や通勤で近くを行き来していることも多く、自然と人の目がある状態が保たれます。
また、法律によりパチンコ店や風俗店などの決められた建物は、学校から指定の距離を取らないと建ててはいけないとされているため、子どもたちの目に触れさせたくない建物が少ないことも治安の良さにつながっています。
災害時の避難場所が近い
学校は災害時の避難場所としての役割も果たします。学校周辺に住んでいれば、家で地震や大雨などの災害にあっても、すぐ近くの学校に避難できます。子どもは大人よりも避難の準備に時間がかかることが多く、準備ができ次第すぐ避難できる学校周辺に住むことは、災害対策としても有効です。
また、もし避難所生活をすることになっても、ストレスに弱い子どもにとって通い慣れた学校で暮らせることは安心につながります。
3：デメリット
メリットの多い学校周辺の物件ですが、デメリットもしっかりと把握しておきましょう。
チャイムの音や子ども達の声が聞こえる
学校に近ければ近いほど、家にいてもチャイムの音や子どもたちの声が聞こえやすくなります。校庭で体育の授業があると先生がメガホンを使って指導することもありますし、運動会など外で行うイベントの際は1日中放送やスターターピストルの音が聞こえるでしょう。
気になる賃貸物件を見つけた場合は、できれば学校に子どもたちがいる平日の日中に内覧を行い、どれくらい音が入るのか、気にならないレベルかどうかを確認しておきましょう。
家が子ども達のたまり場になる可能性がある
学校周辺の賃貸物件に住んでいると、「近いから」と子どもの友達が頻繁に遊びに来ることも考えられます。友達が来ること自体は良くても、家の掃除や後片付け、おやつの準備など毎日の家事がさらに増えてしまうことに。
毎日遊びに来る状態が続くといつしか「たまり場」のようになってしまうことにもなりかねません。
校庭の砂埃が家に入ってくることも
風向きや学校との距離によっては、校庭の砂やほこりが家の中にまで入ってくることがあります。窓を開けただけで床が砂だらけになったり、洗濯物を干しても砂で汚れてしまったりすることもあります。
内覧の際には部屋の窓を開けてみて、砂が入り込んでこないか確認しておきましょう。
4：まとめ
学校周辺の物件を選ぶ際は「地域の静かさ」「学校との距離」「地域自体の治安」などさまざまなチェックポイントがありますが、同時にメリット・デメリットも知っておくことが重要です。
子どものいる家庭にとって、学校周辺の賃貸物件に住むことのメリットはあるものの、デメリットもあることは事実です。メリット・デメリットの両方を踏まえた上で、納得のいく物件選びをしましょう。
子供の学校周辺で賃貸を探す時は、ママ賃貸がオススメです。
