【幼稚園】預かり保育とは?時間や内容、一時保育との違いを解説!

【幼稚園】預かり保育とは?時間や内容、一時保育との違いを解説!

パートや介護などをしているものの保育園に入れない方や幼稚園でもちょっとした用事のときに預かり保育をしてほしいと思う方も多いのではないでしょうか。

預かり保育の制度を実施している幼稚園が増えています。

仕事をしているしていないに関わらず、突発的な用事でも利用できればとても便利な制度です。

ここでは、預かり保育がおこなわれる時間帯や保育の内容、補助金などを解説します。

幼稚園の預かり保育を詳しく知っておきたい方の参考になれば幸いです。

幼稚園の預かり保育とは?時間や内容を紹介

幼稚園の預かり保育とは?時間や内容を紹介

最初に、幼稚園の預かり保育とはどのようなものか、時間や内容を解説します。

幼稚園に子どもを通わせていても、パートや急な用事、通院、介護、体調不良などで預かり保育を希望する方も多くいます。

利用者数や時間帯、預かり保育の内容など、事前に知っておくと安心できる情報をまとめているので、参考にしていただければ幸いです。

幼稚園の預かり保育とは?利用者はどのくらい?

幼稚園の預かり保育は、通常の幼稚園の教育時間外にも子どもたちを預かってもらう制度です。

原則として通っている幼稚園での延長保育なので、保護者も安心して預けられます。

保護者が幼稚園の教育時間(4、5時間)を超えて働く場合や、用事を終えるのに時間がかかる場合などに、柔軟に対応できるようになります。

幼稚園での預かり保育の利用は、保育園の待機児童問題の緩和としても推奨されています。

2019年に文部科学省が実施した幼児教育実態調査によると、 預かり保育を実施している幼稚園は全体の87.8%でした。

公立幼稚園では全体の70.5%、私立幼稚園では96.9%実施と、私立幼稚園ではほとんどの園で実施しています。

公立幼稚園での実施は私立に比べると低いですが、共働き家庭の増加により、ニーズも高く今後はさらに広がると考えられます。

参照:文部科学省|「幼児教育推進体制の充実」及び「幼稚園における預かり保育の推進」

幼稚園の預かり保育の時間帯は?何時まで?

多くの幼稚園の基本教育時間は、9時から14時までの5時間程度です。

預かり保育はその前後の時間帯で実施されていて多くの場合、「朝7時半から9時まで」「14時から17時まで、もしくは18時まで」などです。

一部の園では、土日や長期休暇も預かり保育を実施している場合があります。

幼稚園の預かり保育の利用可能な時間帯は各園によって異なるので、具体的な情報は、利用する幼稚園の規定を確認する必要があります。

預かり保育の内容は?何をするの?

預かり保育の内容は、各幼稚園や認定こども園によって違い、方針によって活動内容は異なります。

自由保育や工作タイム、別途アクティビティを設けている場合もあります。

習い事に力を入れている園は、英語や水泳、体操など、専門の先生を招いて課外教室を実施している園もあります。

忙しい保護者に代わって着替えを手伝ってくれたり、バスで送迎をしてくれたりする園もあります。

お昼寝時間の有無や、おやつも手作りで用意している園から市販品までさまざまです。

担当する先生は幼稚園教諭または保育士と決められているものの、昼間の先生とは違う場合がほとんどです。

預かり保育の条件は?働いていない場合もOK?

幼稚園の預かり保育は、基本的に親の就労状況を問わず、出産や病気、介護や看護など家庭内の事情でも利用できます。

幼稚園の預かり保育を利用するためには、同じ園に普段から通園していることが基本条件です。

ただし、具体的な要件は各園の方針に基づいているので、気になる場合は園に直接確認しましょう。

園によっては通園していなくても一時的な利用が可能なことがあります。

また、当日中の連絡で預けられる幼稚園に通っていると、急な用事などで定時にお迎えに行くことができないときでも安心です。

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幼稚園の預かり保育と一時預かりの違いとは

幼稚園の預かり保育と一時預かりの違いとは

幼稚園の預かり保育と一時預かりは、目的や運営の形態が異なります。

ここでは、幼稚園の預かり保育と一般的な一時預かりの違いを解説します。

一時預かりとは?

一時預かりは一時保育とも呼ばれ、保育園や幼稚園、認定こども園、子育て支援センターなど多様な施設でおこなわれています。

事前に会員登録が必要で、必要な書類や当日の持ち物なども異なります。

時間単位や1日単位で預けられるところや、0歳から預けられるところ、24時間や夜間対応のところまでさまざまな施設があります。

預かり保育と一時預かりの違い

預かり保育と一時預かり(一時保育)は、同じ「一時預かり事業」に含まれます。

ただし、一時預かり事業の事業内で、預かり保育は「幼稚園型」、一時保育は「一般型」に分類されてます。

幼稚園の預かり保育は、その園に通っている3歳以上であることが利用前提です。

一方、一時預かりは保育園や幼稚園に通っていない子どもが主な対象になるのが大きな違いです。

預かり保育料金は?補助金や一部無償化の条件を解説

預かり保育料金は?補助金や一部無償化の条件を解説

幼稚園での預かり保育を保育を検討している場合、料金の心配もありますよね。

ここでは、幼稚園の預かり保育料金の目安や補助金や無償化に該当する条件を解説します。

幼稚園の預かり保育料金

預かり保育でかかる料金は、延長保育料と呼ばれることもあります。

料金は1時間100円から1,000円程度と幼稚園によってさまざまです。

1時間単位での金額ではなく、幼稚園の教育時間の終了後から17時まで500円(おやつ代込み)など設定されている園もあります。

また、平日保育のあとの延長料金と土日や長期休業の預かり保育料金では、金額が異なる場合もあります。

無償化の条件とは?

幼稚園の預かり保育を無償で利用するには、いくつかの条件をクリアする必要があります。

事前に必要な書類を提出し、「施設等利用給付認定(新2号)」を受けることで、3歳以上の子どもの幼児教育・保育が無料になります。

「施設等利用給付認定(新2号)」には、月64時間以上の就労や妊娠・出産、求職活動などの証明が必要です。

正社員でなくてもパートでも条件となる就労時間を満たしていれば問題ありません。

保護者が病気などの理由で預かり保育が必要な場合も、無償化の対象になることがあります。

ただし、無償といっても、おやつ代や給食代は無償化の対象外、さらに一部無償化なので上限額があることを知っておきましょう。

具体的な条件や必要な手続きは、幼稚園や所在地の市町村の担当窓口に確認してくださいね。

補助金はいくらまで出る?

「施設等利用給付認定(新2号)」を受けると補助金が支給されます。

預かり保育の補助金は利用日数に応じて最大月額1.13万円(住民税非課税世帯の場合は1.63万円)までの範囲で利用料が補助されます。

利用した日数×450円までが後日支給されることになりますが、1日の上限もあります。

支給には限度額があることを知っておきましょう。

まとめ:デメリットも考慮して利用を考えて

預かり保育の利用者数、利用時間、内容も幼稚園によって異なります。

保育園か幼稚園か悩む方は、候補となる幼稚園の預かり保育の詳細を知っていると、選択肢が広がります。

一方、幼稚園は保育園とは異なり、お迎えの時間が早くなったり、預けられない日があったりというデメリットもあります。

教育熱心な園も多いので、教育方針や自分のライフスタイルも合わせて考え、どちらを利用するかを考えると後悔しにくいでしょう。

親子でいろいろ見学や検討をしながら、子どもにも親にも合う園を見つけられると良いですね。

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