近年、世間に広まってきたテレワーク。通勤の負担が減るのは嬉しいことですが、急にテレワークを始めるとさまざまな問題も発生します。特に子育て中の場合は、子どもと一緒に過ごしながらの仕事になることもあるでしょう。
この記事では、子育てしながらのテレワークで発生しがちな問題や、テレワークがしやすい環境、テレワークのメリットなどについてご紹介します。
1：家で子育てしながらテレワークをすることで発生する問題とは
子育てしながら家でテレワークをするとなると、さまざまな問題も発生します。どのような問題があるのか見ていきましょう。
仕事中に話しかけられることも
テレワークで家にいるといっても、仕事をしていることに変わりはありません。
ですが、子どもと一緒の空間で仕事をしていると、どうしても子どもに話しかけられることがあるでしょう。そのため、作業のタイミングや気持ちの切り替えが大事になってきます。
子どもが遊んでいる音が気になる
子どもと同じ空間にいると、子どもが遊んでいる音が聞こえてきて集中できない場合もあるでしょう。
テレワーク中は、リモートによる会議を行うこともあります。テレビ電話をつないでいる際に周囲の音が入ってきたり、自身の声が家族の迷惑になることもあります。
2：子育てしながらでもテレワークしやすい環境とは
子育てしながらのテレワークは難しいと感じるかもしれませんが、家の環境を整えることで仕事が楽に進めやすくなります。
以下で環境の整え方を見ていきましょう。
子どもが0～3歳の場合
子どもがまだ小さく目が離せない0～3歳の場合は、子どもと同じ部屋で仕事をするのが安心です。
0歳でまだ子どもがはいはいしていない時期なら、泣いたらすぐ見に行けるよう同じ部屋に寝かせておきましょう。子どもを見ながら仕事をする場合は、子どもと同じ目線になれるよう、座椅子などなるべく低い位置に座れる場所で仕事をすると子どもの動きを目で追いやすいでしょう。
子どもが1〜2歳になり体力もついてきたら、「午前中の早い時間は子どもと外で遊ぶ」など、子どもが思いっきり身体を動かして体力を発散できる時間を作るのがおすすめです。なぜなら、家でおとなしく遊べる時間が増え、お昼寝もしてくれるからです。
また、家の中でも子どもがゆっくり過ごせるよう、お絵かきやブロックなどのおもちゃを準備しておきましょう。時には少しだけテレビや動画の視聴に頼れるよう、見られる環境を用意しておくのがおすすめです。
子どもが小学校低学年の場合
子どもが小学校低学年になると少し楽になりますが、それでも完全に会社と同じように仕事ができるわけではありません。
どうしても集中したい時やリモート会議で相手ができないときは、「この時間はママ大事なお仕事があるから協力してね」とお話してみましょう。
また、同じ部屋で「一緒に頑張ろう」と宿題やドリルをやろうと呼び掛けてみるのも一つの方法です。頑張るママを見ながら、一緒にお勉強もしてくれれば一石二鳥です。プログラミングや英語のゲーム等をやってみるのもいいかもしれません。
また、ジグソーパズルなどの時間のかかるおもちゃを準備しておくと、長時間集中してくれることもあります。お昼ご飯やおやつは朝にまとめて作っておき、飲み物も水筒に入れて渡しておくと、子どもが1人で飲食できて長く集中しやすくなります。
3：子育て中の方がテレワークするメリットとは
子育て中のテレワークは大変なこともありますが、メリットもあります。以下でそのメリットを見ていきましょう。
子育ての時間を増やすことができる
今まで出社準備や通勤時間にあてていた時間を、子どもと一緒に過ごす時間にできます。子どもと過ごす時間が増えることは、子育てにおいて大切な時間となります。また、お昼休憩中に家事をすることができるので、晩ごはんの準備や掃除などいつもより余裕を持った生活ができるでしょう。
さらに自宅にいれば、子どもに微熱があって保育園に行けない時や保育園で熱が出てしまった時など、子どもの体調不良の時でもすぐに対応することができます。子どもが辛そうなときに側にいてあげられるので、ママとしても安心です。
キャリアロスを最小限にとどめられる
テレワークができれば育休・産休を短くすることができ、キャリアロスを最小限にとどめられます。
何年も完全に職場から離れてしまうと、その後のキャリアや復帰時にうまくやれるかなど心配ごとがつのりがちです。しかし、テレワークなら子育てしながらでも続けられ、そうした心配も減らすことができます。
メールのやりとりや業務に関する質問ができるだけでも、今後の会社との関わり方が良い方向に変わってくるでしょう。
まとめ
子育てしながらテレワークをするのは、大変なこともあるでしょう。その中でも快適に仕事ができるようにするには、さまざまな工夫が必要です。
子どもと同じ空間にいる時にはどのような対応が必要になるのか、リモート会議の時に会議に集中するためにはどうしたらいいのかなど、対策を考えておきましょう。
子どもの成長を見逃すことなく仕事を行えるテレワーク、よりよい環境にするためにも工夫してみてはいかがでしょうか。
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