【2023年最新】子どもの金銭感覚の悩みや購買行動は?10代の子どもを持つパパママにアンケート!

子どもの金銭感覚アイキャッチ

パパママの子ども時代にはなかった電子マネーやゲームの課金、ネットショッピングなど現代の子ども達は手元に現金を持っていなくても、簡単に買い物をしたりお金を使うことができる環境にあります。

金銭感覚が親世代とはどの程度異なるのか、ママソレ編集部では、小学生〜高校生の子どもを持つ保護者にアンケートを実施しましたので、その結果をご紹介します。

【調査概要】
調査期間:2023年10月26〜11月5日
調査機関:ママソレ編集部
調査対象:小学生~高校生の子を持つ親
有効回答数:277人
調査方法(集計方法、算出方法):インターネットによる任意回答

子どもは自分専用のお財布を持ってる?電子マネーを使う?

お子さんが自分専用のお財布を持っているか、電子マネーを使うかについて調査しました。

まずは、自分専用の財布を持っているかどうかについては、約98%のお子さんが持っているという回答でした。

自分専用の財布を持っているか

電子マネーを使っている?

お子さんが電子マネーを使うかどうかについては、4割近くが使っていると回答しました。

電子マネーを使うか

年齢別に電子マネーを使うかどうかについて調査したところ、小学生では「使っている」割合が25%ほどだったのに対し、中学生では約47%、高校生では62%に上り、年齢が上がるにつれ、利用する割合が高くなっていることが分かりました。

年齢別電子マネーを使っているか

子どもが一か月に使うお金はいくら?

次に、子どもが一か月に使うお金の金額を尋ねたところ、3,000円未満が最も多く65%でした。

子どもが一か月に使う金額は

5,000円未満は18.4%、5,000円以上は9.4%でした。

10,000円以上の大きな金額を使う子どもは約7%でした。

小中高生別

小中高生別に一か月に使う金額を調べたところ、小学生では「3,000円未満」が最も多く84%、中学生では64.9%でした。

高校生では「5,000円未満」が最も多く36%、「5,000円以上10,000円以下」が28%、「10,000円以上」も16%の回答がありました。

年齢が上がるにつれ、使う金額が大きくなっていることが分かります。

年齢別子どもが一か月に使うお金は

何を大切にしている?子どもの購買意識

現代の子ども達は何かを購入する際に、どのような意識で購入しているかについて調査しました。

最も多かった回答は「本当に必要かどうか考えて購入している」で、次いで「お小遣いの残高や他に欲しいものとの優劣を考えて購入している」という結果となりました。

「購入しても良いか、保護者に相談して購入している」という回答も多く、お金を使う際は保護者に伺いを立てるお子さんが多いことも分かりました。

子どもの購買意識

小中高生別

小中高生別に購買意識について調査しましたが、小学生、中学生、高校生によって大きな差はありませんでした。

全年齢で、「本当に必要かどうか考えて購入している」と「購入しても良いか、保護者に相談して購入している」、「お小遣いの残高や他に欲しいものとの優劣を考えて購入している」という回答が多く、お金を使う際は、しっかりと検討していることが分かります。

また、高校生では、「中古品なども検討して購入している」という割合が小中学生に比べて増加しており、「保護者に相談して購入している」割合は減少しています。

小中高生別子どもの購買意識

子どもの金銭感覚は大丈夫?悩みや心配ごと

保護者の方が、お子さんの金銭感覚について悩んだり心配していることがあるかを尋ねたところ、最も多かった回答は「お小遣いが足りないと追加をねだる」でした。

続いて「無駄使いが多く、お金を無計画で使う」、「ゲームやアプリに課金する/しようとする」が多かったです。

子どもの金銭感覚に対する悩みや心配事

【その他の回答】

  • 欲しいものが少しでも高価だと諦めるので、本当に欲しいものにはお金をかけることも必要だということを知るために、手に入れるにはどうするかを考えてほしい。(小学生の保護者)
  • これからの将来のことを考えると、電子マネーについてはどう教えていけばよいか分かりません。(中学生の保護者)
  • 友だちが結構お金を持っているようで、それにつられて一緒に買い物をしたり食事をしたりするので、親から見て「それは中学生としては使いすぎではないか」と疑問に思うことがある。(中学生の保護者)
  • お金を使うことに慎重になりすぎてしまって本当に必要なものも買い渋っているのが心配。(高校生の保護者)

小中高生別

保護者の方がお子さんの金銭感覚について悩みや心配ごとがあるかについて、小中高生別にも調査しました。

その結果、「お小遣いが足りないと追加をねだる」や「無駄遣いが多く、お金を無計画で使う」「お小遣いを貯金しない」などの回答が多かったです。

また、「お小遣いが足りないと追加をねだる」のは高校生よりも中学生、中学生よりも小学生の割合が多いことが分かりました。

「ゲームやアプリに課金する/しようとする」も同様に年齢が下がるほど悩んでいる割合が高くなっています。

小中高生別金銭感覚に対する悩みや心配事

子どもの金銭感覚を養うために取り組んでいること

続いて、子どもの金銭感覚を養うために、ご家庭で取り組んでいることについて調査しました。

その結果、「お小遣いを定額制または報酬制にしている」という回答が最も多く、次に「お金の貸し借りをしないように教えている」が多いことが分かりました。

子どもの金銭感覚を養うために取り組んでいること

【その他の回答】

  • お小遣いを渡すようになってから何に使って、いくら残っているかスマホのアプリで管理させています。(小学生の保護者)
  • 大学受験を考えているようだが、大学とは簡単に行ける場所ではない事・義務教育でもない事をしっかりと考えて欲しいため、アルバイトを勧めて受験費用を自分で用意するよう言っている。(高校生の保護者)

小中高生別

最後に、子どもの金銭感覚を養うために、ご家庭で取り組んでいることについて、年齢別に調査しました。

全年齢を通じて「お小遣いを定額制または報酬制にしている」割合が15~20%と比較的多いことが分かります。

また、「お金を稼ぐことは大変であると教えている」「お金は計画的に使うように教えている」割合も約15%と全年齢を通じて高い割合です。

「お金の貸し借りをしないように教えている」割合は小学生よりも中学生、中学生よりも高校生と年齢が上がるにつれ増加していました。

小中高生別金銭感覚を養うために

まとめ

「子どもの購買行動や金銭感覚」についてのアンケート結果をお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

お小遣いに関する保護者の一番の悩みは「お小遣いが足りないと追加をねだる」という結果となりました。

一方で、「ゲームやアプリの課金をする」などパパママ世代にはなかったお金の使い方に頭を悩まされている保護者の方が多いことも分かりました。

また、子どもは子どもなりに本当に必要かどうかを考えて、慎重にお金を使っている様子も見て取れる結果となりました。

今回のアンケート記事が、お子さんの金銭感覚を養うために少しでも参考にしていただけると幸いです。

 

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出典:【2023年最新】子どもの金銭感覚の悩みや購買行動は?10代の子どもを持つパパママにアンケート!
https://mama.chintaistyle.jp/article/survey-2023-child-kinsenkankaku/(当記事URL)

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