【おでんは日持ちする?】常温や冷蔵など、長持ちさせる保存方法を解説!

おでん

じっくり煮込んで味が染みわたったアツアツおでん。

寒い季節はもちろん、夏場の冷房で冷えた体にもうれしいメニューですよね。

とはいえ、まとめて具材を煮込むため、一度に食べきれない家庭もあるのではないでしょうか。

そこで気になるのが、おでんはどのくらい日持ちするのかです。

この記事では、おでんの日持ちの目安や長持ちさせる保存方法、保存したおでんが傷んでいないか確かめる方法などをご紹介します。

おでんはどのくらい日持ちする?

カレンダー

おでんの日持ちは手作り品とレトルト品、また季節によっても異なります。

例えば自家製のおでんの場合、冬場など温度が10度以下の環境であれば常温で2~3日程度が目安です。

一方、気温が上がる夏場は1日で傷み始めることもあり、常温保存は向きません。

冬場でも室温が高かったり、保存状態が良くなかったり、状況によっては早く傷むことがあるため、注意が必要です。

市販されているレトルト品の場合は商品によって異なるものの、未開封であれば賞味期限が数ヵ月のものもあります。

おでんを長持ちさせる保存方法

冷蔵庫のなか

おでんの保存方法は常温、冷蔵、冷凍の3つ。

できるだけ長く日持ちさせるには、保存方法ごとにポイントがあります。

常温

常温保存の場合、日持ちは1~3日程度です。

ただし、殻をむいてから入れるのが一般的な卵は、傷みやすいため早めに食べきりましょう。

ちなみに、殻をむいたゆで卵はその日に食べきるのが望ましいとされています。

濃い目の味付けにする

おでんを作る際、濃いめの味付けにすると腐敗が進みにくくなります。

なぜなら、塩や砂糖の浸透圧によって食品内の水分が排出され、腐敗の原因となる微生物の発生や活動を抑えられるからです。

梅干しや漬物、ジャムなどが日持ちするのはこのためです。

まとめて作っておいて保存したい場合は濃いめに作っておき、食べるときに水や出汁を加えて薄めましょう。

1日に1~2回は火を入れる

2~3日保存しておきたい場合は、1日に1~2回加熱することもポイントです。

加熱する際は、おでんが煮立ってから5~10分煮続けましょう。

食べ物を腐敗させ食中毒を引き起こす菌や微生物は、約60~100度で1分程度加熱すると死滅するとされています。

しかし食品の中心部分まで熱が伝わるまでには時間がかかるため、数分間加熱し続けることが大切です。

なお、なかには100度で加熱をしても生存し続ける菌もあります。

心配な場合は冷蔵保存にしましょう。

蓋をして密閉する

空気中には食べ物が傷む原因となる菌や微生物がいます。

そこでおでんが空気に触れないように、しっかり蓋をしておくことも大切です。

また、鍋の蓋に水滴がついていたら、こまめにふき取りましょう。

密閉できる保存袋に入れ替えて保存するのもいいですね。

空気に触れないだけでなく、鍋をそのまま置いておくよりコンパクトに保存できます。

室温に気をつける

おでんを保存しておく部屋の室温にも注意しなければなりません。

おでんを常温保存する際は、10度以下で保存するのが理想です。

冬場に暖房をつけっぱなしで室温が高い、室温は問題なくても直射日光に当たるなどの環境は傷みやすくなります。

室温や直射日光に当たらないかどうかもチェックしておきましょう。

冷蔵

冷蔵庫で保存する場合は、できあがったおでんをすぐ冷蔵庫に入れるのではなく、鍋ごと氷水につけて一気に冷ましてから入れます。

熱いうちに冷蔵庫に入れると、水滴が蓋の裏について腐敗しやすくなったり、冷蔵庫内部の温度が上昇して他の食材にも影響を与えたりする可能性があるからです。

保存する際は、なるべく早く食べきりたい順番に「卵・ちくわぶ・豆腐製品・じゃがいも」、「肉類・大根」、「練り物・こんにゃく」など、賞味期限が近い具材ごとにまとめて保存容器に入れましょう。

汁は具材と別の容器に保存します。

なお、冷蔵保存の場合も1日1回は加熱するのがおすすめです。

保存状態にもよりますが、保存できる期間は3日~毎日加熱する場合は7日が目安です。

傷みやすい具材から食べきりましょう。

冷凍

おでんは冷凍保存できる具材とできない具材があります。

卵、こんにゃく、大根、じゃがいもは冷凍すると食感が変化しておいしくなくなるため、冷凍保存はおすすめできません。

冷凍保存ができるのは、はんぺんやさつま揚げ、つみれなどです。

密閉できる保存容器に入れて、しっかり空気を抜いてから冷凍庫へ入れましょう。

1ヵ月以内を目安に、なるべく早く食べきります。

おでんが傷んでいないか見分けるポイント

チェック

日持ちするおでんの具材をしっかり密閉して毎日加熱していても、傷んでいないかチェックしてから食べるようにしましょう。

見た目

まずは見た目をチェックします。

「具材が変色している」「気泡が出ている」「汁や具材の表面に白い膜ができている」「汁にとろみがある」「具材を取ろうとしたら糸を引いていた」という状態の場合は、傷んでいる可能性が……。

このような変化が現れたときは食べないほうが安心かもしれません。

なお具材に含まれる油脂が冷えて固まることもあります。

加熱しても膜がなくならない場合は、腐敗している恐れがあるため注意しましょう。

匂い

おでんが腐敗すると匂いも変化します。

「酸っぱい匂いがしている」「いつものおでんとは匂いが違う」「腐敗臭がする」などです。

見た目に変化が感じられなくても、容器を開けて匂いを確認してみることも大切です。

明らかに酸っぱい匂いや腐敗臭がしていなくても、いつもと違うと感じたら食べるのを控えましょう。

おでんを口に入れたときに酸味が強かったり、舌がピリピリしたりする場合は傷んでいる可能性があるため、食べないほうが安心です。

特におでんは汁から先に腐敗するケースが多いため、汁を少し口に含んでみて刺激を感じた場合は食べるのをやめましょう。

また、食べたときに粘り気を感じたときも腐敗しているかもしれないため、注意しなければなりません。

残ったおでんはアレンジレシピで食べきる

おでんは正しく保存すれば数日は日持ちしますが、最後まで味を落とさず日持ちさせるのは難しいもの。

そこで、毎日おでんを食べ続けるのではなく、アレンジして食べるのもおすすめです。

カレーやお好み焼きなどの主食にする、コロッケや茶碗蒸しにアレンジしておかずにするなど、楽しみ方が広がります。

昼食と夕食で異なるアレンジをしたり、アレンジレシピをいくつか作ったりすれば、早めに食べきることも可能です。

これら以外のアレンジレシピも多数あり、下記記事でご紹介しているのでチェックしてみましょう。

まとめ

おでんの日持ちは自家製とレトルト、季節によっても異なります。

保存する場合は、今回ご紹介した保存方法を参考に、正しい方法で保存しましょう。

ただし、正しく保存していても、まだ目安の日数を越していなくても、違和感がある場合は食べないほうが無難です。

見た目や匂い、味などを確かめて、傷んでいないか確認してから食べてくださいね。

最後までおいしく食べられるよう、アレンジして食べるのもおすすめです。

冬にぴったりなご飯の記事はこちらからどうぞ。

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