【バイオリンの習い事】何歳から?長く続けるには?リアルな体験談をご紹介

バイオリン教室の先生と生徒

小学生の習い事として、音楽系の習い事はいつも人気です。

音楽は子どもの感性を豊かにしてくれるからだと思います。

もしこれから子どもに音楽を習わせようと考えているなら、バイオリンはいかがでしょうか?

わが家の場合、私はピアノを習わせようと思っていたのですが、当時3歳の子どもが「バイオリンが弾きたい」と言い出したのです。

あせりました。

なぜなら、家族は誰もバイオリンなど触ったことが無かったからです。

結局、4歳からバイオリンを始めて、10歳になった小学5年生の現在も続けています。

今回は、「子どもに何か音楽をさせたい」、「バイオリンを習わせてみたい」、「子どもに突然バイオリンを弾きたいと言われた」という方に向けて、保護者の目線からバイオリン体験談をお話しします。

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バイオリンは何から始めたらいいの? 体験レッスンをフル活用しよう!

バイオリン教室の先生と生徒

家族に音楽関係者がいない限り、バイオリンをどうやって始めたら良いのか、迷うと思います。

まずは体験レッスンをフル活用するのがおすすめです。

体験レッスンを探しましょう

「バイオリンをやってみたい」と思ったら、まずは体験レッスンから。

昔はバイオリンは珍しく、敷居の高い習い事でしたが、最近はバイオリン教室をよく見かけますし、大人になってから趣味で始められる方も増えました。

今は、大手の音楽教室やバイオリン教室には、必ず体験レッスンがあります。

どこに行くかは、家との距離はもちろん、先生のプロフィールもよく読んで、決めるとよいでしょう。

体験レッスンでは何をするの?

では、体験レッスンでは何をするのでしょうか。

教室によりますが、体験レッスンでは、子どもの身体に合うサイズのバイオリンを借りることができます。

そして、バイオリンはどうすれば音が鳴るのか、弾き方を教えてくれます。

「きらきら星」といった簡単な曲なら、その日に教えてくれるかもしれません。

体験レッスンでは、

  • 週に、あるいは月に何回レッスンがあるのか 1回何分のレッスンか
  • レッスン料
  • オンラインレッスンはしてもらえるか(コロナ禍でオンラインレッスンが増えています)
  • レッスンの内容
  • 家ではどのくらい練習するのか 何を練習するのか
  • 発表会はあるのか
  • 親はレッスンに付き添うのか

などを質問して確認するとよいでしょう。

そして、もしその教室に通うことを考えるなら、先生との相性を必ず見てください。

ここで言う「相性」とは、子どもの性格・個性を見てくれる先生かどうかです。

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ピアノとバイオリンは何が違う?〜バイオリンを始めてみて分かったこと

わが家の場合、元々ピアノを習っているのですが、バイオリンを始めて、改めてその違いが分かりました。

バイオリンはサイズが変わる

ピアノはサイズが1つしかありません。

大人も子どもも同じ大きさのピアノを弾きます。

そのため、子どもが弾く場合は、椅子の高さを調整し、補助台や補助ペダルを使って、大人サイズのピアノを弾きます。

最初に補助用品を購入するコストはかかりますが、成長すればそれらの補助は不要になりますので、ピアノ自体の購入は一回で済みます。

バイオリンは、子どもから始めると、身体の大きさに合わせてサイズが変わります。

子供用の小さいサイズの楽器(分数バイオリン)からフルサイズまであるので、子どもが大きくなる毎にバイオリンを買い換えていくことになります(後述)。

バイオリンの音階

例えばドの音を鳴らそうとする場合、ピアノはドの鍵盤を押せば鳴ります。

バイオリンには音階の目印がありません。

指で押さえる場所を覚えて、自分で音階を覚えていきます。

このため、子供が音階を覚えるための、指板に貼るシールなどが売られています。

また、弦楽器は音がずれるので、バイオリンも常に調弦(チューニング)をする必要があります。

ピアノとバイオリンの楽譜の違い

楽譜も、ピアノとバイオリンには違いがあります。

例えば、ピアノを弾く指番号とバイオリンを弾く指番号は、異なります。

ピアノは親指から1番、バイオリンは人差し指から1番になります。

また、弓を使って音を鳴らすので、弓を上げ下げする、ボウイングと呼ばれる記号があります。

バイオリンの楽譜にはこれらが書かれているものと書かれていないものがあります。

書かれていなければ、先生が指番号やボウイングを教えてくれます。

習うには何が必要になるのか

バイオリンを弾く女の子

バイオリンを習い事に決めたなら、必要なことが2つあります。

1つは自分のバイオリンを手に入れること、もう一つは保護者のサポートです。

バイオリンを手に入れる

まずは、レンタルか初心者用バイオリンセットから始めることが多いと思います。

子どもが続けたいという意思が強ければ、大きくなるたびに買い換えます。

経験から言えば、幼児から始めたので、バイオリンの買い換えが大変でした。

10分の1から始め、8分の1、4分の1、2分の1、4分の3と、4回変えました(一番小さいサイズは16分の1)。

わが家は小さくなった分数楽器を下取りに出したり、レンタルなどで節約しています。

4分の3を飛ばしてフルサイズ(4分の4)にいくなど、途中の分数を飛ばす人もいます。

身体が大きくなってから始めれば買い換えはあまり必要なくなりますが、学習のスタートは遅くなります。

購入するときは、弦楽器の専門店か、専門知識のある楽器店で購入します。

サイズは子どもの身長や腕の長さ等を考慮して決めます。

また、バイオリンはどれも音色が違うので、先生と一緒に弾き比べることをおすすめします。

先生が一緒に行けないときには、楽器店の方に弾き比べてもらいます。

その他、バイオリンと同じサイズの弓と肩当て、ケース、チューナー等も必要です。

購入後は定期的に弦の張り替えや弓の毛替えなどメンテナンスが必要になりますので、購入した楽器店とは長いお付き合いになります。

わが家の場合は、コンクールや発表会のたびに、弦・弓、バイオリン本体のメンテナンスをします。

保護者のサポート

バイオリンの場合は、少なくとも始めは保護者が付き添うことをおすすめします。

バイオリンは弾くまでの準備(肩当てを付ける、弓を張る、松脂を塗る、調弦する等)、レッスンの記録(録画やメモ)、終わったあとの片付けなど、やることがたくさんあります。

また、先にも書きましたが、バイオリンは、自分で音階の場所を覚えなければなりません。

チューナーを使ったり、ピアノを鳴らしながら音の場所を確認していくので、一緒に確認するサポートが必要です。

このように、習い始めは子ども1人では難しいので大人のサポートが必要になりますが、続けていれば身に付いていき、子どもは徐々に自立していきます。

バイオリンと長く付き合うには

このように、バイオリンはなかなか大変ですが、美しい響き、音色がとても魅力的な楽器です。

もし始められたなら、長くお付き合いして欲しいと思います。

そこで、続けるコツを考えていきます。

子どもの性格を見ながら進める

どの楽器もそうですが、バイオリンも基礎練習と曲の練習をします。

進め方は、どのくらい上手になりたいのかということと、先生次第のところがあります。

保護者の目から見れば、子どもの性格を見ながら進める必要があるように思います。

基礎が上達しなければ結局バイオリンを上手く弾きこなせないのですが、気持ちに反して強制すると子どもがバイオリンを嫌いになるかもしれません。

どんどん上達したい子どもは自分でたくさん練習するようになりますし、曲を弾くのを楽しみたいだけの子どももいます。

また、子どもの成長過程からみて、身体が成長するにつれて体力が付くと、集中力も増し、その結果、練習時間も増えます。

先生と相談しながら、子どもに合った練習の仕方を工夫するとよいと思います。

発表会には積極的に参加がおすすめ

バイオリン教室によりますが、発表会があるなら積極的に参加することをおすすめします。

第一に、いつもの練習場所ではなく、ホールで弾くと、バイオリンの音が響き渡ります。

我が子が舞台でバイオリンを弾いている姿を見ると、これまでの大変さを忘れるほど感動します。

第二に、練習から舞台に出るまでの訓練が、次のような子どもの能力を高めているように思います。

  • 暗譜で弾くのでかなりの記憶力が要求されます。
  • 発表会を目指して、曲の完成度が高まります。
  • 舞台度胸もつくので、音楽以外でも人前で発表するのが得意になります。
  • よい姿勢で他の演奏を聴いたり、お辞儀の仕方など礼儀作法も身に付きます。

第三に、ピアノは基本1人で弾きますが、バイオリンは伴奏のピアニストの方と一緒に音楽を演奏することも魅力に感じます。

友だちや先生との合奏もとても楽しいので、チャレンジしてみてください。

先生の方針によりますが、趣味で続けるならなるべく好きな曲を弾くのが良いです。

本格的に続ける道もあり、コンクールに出たり、音楽系の学校を目指したりします。

おわりに バイオリン、まずは楽しんで!

バイオリンを弾く女の子

付き合う保護者は大変ですが、バイオリンがこんなに素晴らしい楽器だとは、子どもが習うまで知りませんでした

子どもの付き添いとしてレッスンに通っていますが、今は先生のバイオリンの音色を聴くことも楽しみにしています。

曲を練習するときに、曲想を考えながら楽譜を一緒に読むと、普段何気なく耳にしていたクラシック音楽がとても魅力的に聞こえるようになります。

なかには、子どもがバイオリンを始めたことでその魅力にとりつかれ、自分も始めたというママさんたちもいらっしゃいます。

一緒にバイオリンを楽しんでみませんか?

賃貸スタイルの「住まいの紹介サービス」では、チャットでお客様のご相談を24時間受け付けております。

ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

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ママライタープロフィール

nob

小学5年生の娘を持つママライター(記事執筆時)。
塾講師など教育経験が長い、元大学教員の博士ママ。現在はフリーで活動中。
娘の習い事はピアノとバイオリン。プログラミング教育に関心あり。
短時間で勉強を済ませるコツを研究中。

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