宿題など、家で勉強する機会が増えてくる小学生。
「勉強をしなさい」と言わなくても、自分から進んで取り組めるようになって欲しいものですよね。
予定を立てて計画的に勉強を進めて欲しいとは思っても、小学生でスケジュール管理なんて早いのでは?という不安もあるでしょう。
しかし、小学生のスケジュール管理は大人のように細かいことをやる必要はなく、進級や進学でタスクが増えていくので小学生の間に簡単なことからでも始めておくべきです。
そうすることで、勉強のスケジュール管理が重要になってきたとき、自分でできるようになっているはずです。
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目次
小学生に勉強スケジュール表をおすすめする理由
小学生から勉強スケジュール表を作る必要はあるのでしょうか。
おすすめする理由を紹介します。
自分で考えたほうが勉強が楽しくなる
小学生がスケジュール作りをするうえで大切なことは「自分で考えて作ること」「自分で作ったスケジュールを自ら実行すること」です。
「勉強しなさい」と親から言われても、なかなかその気になれないという子どもは多いでしょう。
そこで、自分でスケジュールを立てることが役に立ちます。
自分でいつ何をやるのか決めたことに対しては、思いのほか楽しみながら取り組めるものではないでしょうか。
中学生になるまえの予行練習
中学生になると、小学生の頃とは違って中間や期末などの定期テスト前の勉強は必須になります。
テストの日程に合わせて、いつ頃から何の教科に取り組むのか予定を考えて計画的に勉強を進めなければなりません。
ところが、小学生のうちに習慣がついていないと、いざ中学生になってから急にスケジュール管理するのも難しいものです。
小学生のうちにスケジュール管理に慣れておくとスムーズに勉強に取り組めるでしょう。
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スケジュール帳はどのようなものを選べばいいの?
スケジュール管理をするには、まず予定を書き込むためのスケジュール帳などが必要になります。
では、小学生にはどのようなスケジュール帳が良いのでしょうか。
【低学年向け】時間割ボード
小学生になったばかりの1年生や2年生など、低学年のうちは細かなスケジュール作成は難しいでしょう。
低学年のスケジュール作りは、やることとやる順番を書き出すだけでも十分です。
家用の時間割を作るようなイメージでスケジュールを作ってみるといいでしょう。
用意するのは、手帳のようなものではなく壁にかけられるようなボードがおすすめです。
項目を書いたマグネットも用意し、貼り付けや貼り替えが簡単にできるようにすると便利度が上がります。
【高学年向け】スケジュール帳・手帳
高学年になってくるとやるべきことや予定が増えてきます。
また、低学年の頃に比べて自分で考える力も十分についてくるので、大人が使うような手帳やノート、メモ帳などでスケジュール管理をおこなうといいでしょう。
自主学習の予定以外にも塾や習い事の予定も一緒に書き込むことで、その日の予定だけでなくしばらく先のスケジュールまで管理することができるようになります。
高学年であっても、手帳でスケジュールを管理するのは難しいという場合や、1日の予定を見やすく管理したいという場合もあるでしょう。
そのようなときは、時間割ボードのようなものから始めても大丈夫です。
簡単なことから始め、少しずつ細かい予定が立てられるように練習していきましょう。
スケジュールの立て方
スケジュールを立てるとき、いきなり長期のスケジュールを決めてしまうと、続けられずに失敗してしまうこともあるので避けましょう。
まずは1日分の予定を立て、慣れてきたら3日分、1週間分と長期のスケジュール立てていくとうまく習慣化していけます。
スケジュールは表にして作成すると分かりやすいものにできますよ。
【スケジュールの例】
順番 | やること | やる時間 | チェック |
---|---|---|---|
1 | 算数のプリント(宿題) | 帰ったらすぐ | |
2 | 漢字ドリル | 夜ご飯の前 | |
3 | 今日の復習(社会) | お風呂のあと |
1.必ずやることを決める
スケジュールを管理するために、まず学校や塾の宿題などの「絶対にやらなくてはいけない勉強」を書き出してみましょう。
予定が変わって勉強時間が減っても、これだけは必ずやるというものを決めて書き出していくと、優先順位がつけられ上手にスケジュールを作っていけます。
例えば、明日は漢字テストがあるというよう場合は、宿題以外に漢字の復習をする、というように日々の予定に合わせてやるべきことを選択するのもおすすめです。
2.追加で勉強したいことを決める
必ずやるものを決めたら、追加で自分の意思でやりたい勉強内容を考えてみましょう。
例えば、今日の授業の復習やテストの間違い直し、自宅学習用のドリルなどから自分が勉強したいものを選んでスケジュールに入れていきます。
ここで追加するものは、必ずその日にやるべきものではなく、できなかったとしても問題のないものにしましょう。
3.いつやるのか時間やタイミングを決める
時間を細かく区切っても、決めた時間でやるべきことが終わるとは限りません。
そこで、時間は細かく区切らずにおおざっぱに決めるのがおすすめです。
「17時」と具体的に時間を決めるのではなく、「お風呂のあと」というように日常生活と結びつけて時間をざっくりと決めると行動しやすくなります。
帰宅やお風呂、夕飯、就寝のように絶対に取る行動と結びつけることで、習慣化しやすくもなりますよ。
4.実行できたら印をつける
自分で作ったスケジュールを実行できたら印をつけてみましょう。
実行できたものに印をつけることで、あとから見たときに自分の成果がわかるようになります。
できなかったものは次の日や後日に繰り越すなど、印をつけることで次のスケジュール管理に役立てます。
実行できたときの印は、花丸やシールなど子どもの好きなようさせるのが継続させるためのポイントです。
また、保護者が成果をチェックして、「がんばっているね」などほめてあげられるのも印をつけるメリットです。
ほめられることで、子どものモチベーションも上がりますよ。
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小学生でも勉強スケジュール管理がうまくいくコツ
スケジュール管理をおこなうのはメリットがありますが、実際はなかなかうまくいかないこともあるでしょう。
そこで、小学生でも勉強スケジュール管理がうまくいくコツを紹介します。
短期のスケジュール管理から始める
スケジュール管理を始めるときに、最初から長期的なスケジュールを作るのはおすすめできません。
スケジュールが長期に渡っていると、予定通りに学習が進まなかったり、突発的な予定変更があったりしたとき、先の予定変更をするのが大変になってしまいます。
1日分の予定を立てることから始め、うまくいくようになったら少しずつ先の予定を作るようにしていきましょう。
小さな成功体験を重ねることで、自分のスケジュール管理に自信がついていきます。
うまくいかなかったら直せばいい
予定を立ててその通りに生活をしていたとしても、予定通りにできないことは必ず起こります。
突発的に予定が変わってしまったり、体調かが悪くなってしまったりと、不測の事態はどうしても起きるものです。
そのとき、できなかったことを気にしすぎず、次に活かせるようにしましょう。
ときには予定が多ければ減らすことも必要ですし、もっとできそうなら増やすなど、自分に合った勉強量とやり方を見つけていくことが大切です。
親が手を出しすぎない
はじめは保護者がアドバイスをしながらスケジュールを作るかもしれませんが、あまり手や口を出しすぎないようにしましょう。
あくまでも、子どもが自分で決め、考えながら実行することに意味があります。
保護者はときどき様子を確認する、できたらほめる程度にとどめておくのがベストです。
ただし、スケジュール管理につまずいているようなら、一緒に改善点を考えるなどのサポートはしてあげましょう。
まとめ 小学生のうちからスケジュール表を使って計画的な勉強習慣をつけよう
スケジュール管理は小学生にとっても、将来進学したあとなど勉強量が増えたときに、できるに超したことはないスキルの一つです。
保護者としては、まだ難しいのではないだろうかと考えることもあるかもしれませんが、コツを押さえればきっと上手にスケジュールを管理できるようになります。
最初は心配かもしれませんが、あまり手を出しすぎず子どもの自主性に任せて、楽しくスケジュール管理ができるようにサポートしてあげましょう。
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