【高校受験】子どものサポートをしたい!親が受験生のためにできることって?

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中学3年生になり、部活動を引退して夏休みが始まると、多くの子どもたちが高校受験にシフトします。

日々頑張る受験生のために、親はどのようなサポートができるのでしょうか。

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ママライタープロフィール

ayu

15歳と18歳の息子を持つ福岡在住のライター。(※原稿執筆時)
情報誌勤務を経てフリーランスのライターとして活動中。
DIYやお笑い鑑賞、フリマアプリで不用品を売ったり、ポイ活をしたりと、興味のおもむくままに楽しんでいます。
息子たちには野球マニア、潮干狩りのプロと呼ばれています。

受験生へのサポートは大切?

親は受験生を一番身近で見守る存在です。

子どもが受験生活を乗り切って合格をつかむために、親がサポートできることはたくさんあります。

受験情報の収集から勉強に集中できる環境づくり、子どものモチベーターとしての役割、健康管理など、受験における親のサポートはとても大切です。

受験生への長期的なサポート

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子どもが中学3年生になったら、親も受験モードに切り替えることが大切です。

受験生の1年間、どの子どもにも、やる気に満ち溢れている時期、やる気が出ない時期、成績の伸び悩む時期、受験が近づき焦る時期が入れ替わり訪れます。

親は一番身近で子どもを見守り、勉強に集中できる環境をメンタル・物理的な両面で整えてあげたいものです。

学校の情報収集、志望校選び、出願なども親がサポートしてあげられる重要な作業です。

受験情報の共有や、受験勉強のスケジュールのサポート

志望する学校や選抜方法によって、受験のスケジュールや受験制度は異なります。

「受験する生徒は学校説明会に参加することが条件」「理数科では5教科のうち理科と数学の得点が1.5倍に換算される」など、知っていないと不利になったり、受験できなかったりする要件もあるので、情報収集は必要不可欠です。

中学校や高校でおこなわれる受験説明会に参加し、高校のホームページを定期的に確認しておきましょう。

このほかにも、願書取り寄せや出願の時期、受験票が届くタイミングなどのスケジュール管理は、無事に受験するための最重要ポイントです。

受験用のファイルを作ったり、カレンダーに書き込んだりして、漏れのないように手続きしましょう。

学習環境を整える

自宅で子どもが勉強しているスペースは集中しやすい環境になっていますか。

「冷暖房はしっかり効いているか」「別の部屋の音がどの程度聞こえるか」などを子どもから聞き取り、親自身もチェックしておきましょう。

聞いてみると「実は冬になると部屋が寒くて、ついつい布団に入ってしまう」「笑い声が響いて気になる」など、いろいろと出てくるものです。

暖房器具を買い足す、保温効果のあるカーペットを敷く、子どもが勉強している時間帯はテレビをつけない(音量を下げる)など、対応次第で学習環境を快適にできます。

逆に「特に音は気にならない。隣の部屋でテレビを見ていても聞こえない」と言われる場合もあります。

この場合は、気にすることなくテレビを見ましょう。

ずっと気持ちを張り詰めて、さまざまなことを自制していると、親子ともに気疲れして1年間もちません。

また、図書館や市民センターの自習室など、自宅以外の学習環境を利用するのもおすすめです。

私は、市民センター内の自習室がSNSで毎日、開設状況を告知しているのを見つけ、子どもに共有していました。

受験勉強に必要な参考書や学習教材が足りているかも、時々声をかけると良いでしょう。

過去問は高校の学校説明会でもらえたり、ホームページに掲載されていたりするので、活用すると便利です。

学習面でのサポート

学習の進捗状況を定期テストや通知表、塾の模試の結果などで定期的にチェックし、把握しておきましょう。

親の目から見て「ここは改善が必要だな」と思うポイントが見つかったら、子どもと話し合ったり、学校や塾に相談したりできます。

「中学校の勉強は忘れてしまって、子どもに教えられない」という方もいるかもしれませんが、学習面のサポートは決して5教科の勉強だけではありません。

わが子の場合、実技教科が得意ではなく、内申点に響きそうなことが一番の問題でした。

幸い、実技教科(音楽や家庭科)は、私が教えることができたので、授業でわからなかったところを説明したり、テスト勉強を手伝ったりしてサポートしました。

モチベーション維持のサポート

モチベーションを維持し続けるために何が効果的か、子どもの性格や行動から分析してみましょう。

「この高校に通いたい」という意識を高めるために、志望している高校のオープンスクールや運動会、文化祭に行き、先生や在校生と触れ合ってみるのも良いでしょう。

市民会館やホールで開催される、吹奏楽部や合唱部の定期演奏会を聴きに行くのもおすすめです。

「定期テストの総合点で8割取る」「塾で一つ上のクラスに上がる」「模試の結果でA判定をとる」など、わかりやすい目標を設定するとモチベーションを維持しやすいです。

親は子どものできていないところばかりが目につきがちですが、頑張っているところに目を向け、応援や励ましの言葉をかけ続けるほうが効果的だと思います。

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メンタルケアや健康管理でできること

ハートを持つ手のひらのイメージ

多くの子どもたちにとって、高校受験は初めて自分で進路を決め、チャレンジする機会。

高校生活を楽しみに思う気持ち以上に、不安や迷いが大きくナーバスになりやすいものです。

親は不安定になりがちな子どものメンタルを支え、普段以上に心身の健康に気を配る必要があります。

ストレス管理

受験期は、成績の伸び悩みや、将来に関する漠然とした不安、受験のプレッシャーなど、ストレスがかかりやすいです。

思春期と重なるので、親子の意思疎通が難しくなるケースもあります。

なかには親の言動が原因のストレスも。

「頑張っているのに勉強しなさいとうるさい」「少し息抜きをすると勉強していないと言う」など、親のちょっとした一言が子どもの負担になっていることも珍しくありません。

子どもの状況を親が理解し「頑張ってるね、たまには好きなことをしてストレス発散してもいいと思うよ」と声をかけるだけで、子どもの負担は軽くなるでしょう。

体を動かす、音楽を聴く、おいしいものを食べるなど、子どもによってストレス発散の方法はさまざま。

「好きなものを一緒に食べに行く」「音楽のサブスクサービスに申し込む」など、親がサポートできることもあります。

健康管理

高校受験は感染症が流行りやすい冬におこなわれます。

そして、ほとんどの場合、早朝から夕方まで1日がかりでおこなわれます。

勉強してきた成果をしっかり出すためには、早起きの習慣をつけ、十分な睡眠をとって体調を整えておくことが大切です。

部活動を引退する2学期以降、運動の機会が減る受験生は多いです。

運動はストレスの発散や心地よい睡眠、オンオフの切り替えにも役立ちます。

「あまり運動していないようだな」と感じたら、学校の昼休みに外で遊んだり、散歩やランニングをしたりするなど、適切な運動をするように声をかけると良いでしょう。

体調が整っていると風邪をひきにくいだけでなく、メンタルも整います。

心のサポート

受験生の心の悩みや不安に寄り添い、話を聞いてあげるのも親にできるサポートです。

子どもはもやもやとした気持ちをうまく言葉にできず、悩みを具体的に伝えられないことがあります。

こうしたときに、親に思いを話すと気持ちの整理ができ、自分の悩みの原因を明確にできます。

問題解決のために専門家の手を借りたいときは、学校や塾の先生、スクールカウンセラーに相談するのも良いでしょう。

受験当日にできるサポート

受験票

いよいよ受験当日。

親も緊張して内心ドキドキするものですが、子どもの前では平常心を保って、いつもどおりの態度で元気に送り出してあげましょう。

準備に関するサポート

受験当日には以下のようなものを持参します。

・受験に必要なもの(受験票、腕時計、筆記用具、参考書、生徒手帳など)

・飲食物(昼ごはん、飲み物、間食など)

・お金(交通費など)

・その他(スマートフォン、薬など)

このなかで、親が特にサポートできるのは飲食物とお金です。

試験の日の朝ごはん、昼ごはんは子どもにリクエストを聞いてみてください。

我が家の場合、「パン食ではなくお米を食べた方が調子が良い気がする」とのことだったので、お米メインの食事を用意しました。

実は受験当日だけでなく、模試のときから受験当日を想定し、いつも同じ朝ごはん、昼ごはん、間食用の栄養補助ゼリーを用意して、慣れるようにしていました。

休憩時間に食べられる一口サイズのおやつや、さっと食べられる栄養補助ゼリーも便利です。

お金は、乗り過ごしたり、忘れ物を買ったりすることを想定して、多めに渡しておきます。

高校によっては、持参してはいけないものや机の上に出してはいけないものもあるので、事前に確認しておきましょう。

励ましとリラックス

受験当日は、時間に間に合うように準備しなくてはならず、ゆっくりしている余裕はありません。

長く話をする時間はないので、短い言葉で励まし、緊張をほぐすよう心がけます。

子どもの性格やこれまでの様子によって、かける言葉は変わります。

心配性でネガティブに考えがちな子どもには「これまで一生懸命やってきたから大丈夫」、緊張しがちな子どもには「周りのみんなも同じように緊張してる。あなただけじゃないよ」などと声をかけましょう。

「落ちる」「滑る」といったNGワードや「絶対合格してよ」とプレッシャーをかける言葉は厳禁です。

受験当日だからといって特別なことをするのではなく、いつもどおりであることが大切です。

「リラックスするためにいつも飲んでいないハーブティーを飲む」ということはやめて、いつも聞いている好きな音楽を流すなど、平常心で過ごせるような環境づくりをしましょう。

受験が終わったあと

1年間の受験生活が終わると、合格発表当日までは解き放たれた気分になります。

合格発表で進路が決まれば、すぐに高校入学の準備や高校からの課題で忙しい日々が始まるので、受験が終わってから合格発表まではゆっくり過ごさせてあげましょう。

この時期にやっておくと良いこととして、部屋を高校生仕様にすることがあります。

中学時代に使っていて不要なものは処分しておくとスムーズに高校生活に入れます。

心身と環境の両面から、不安定になりがちな受験生のサポートを

高校受験において、親が子どもにしてあげられることはたくさんあります。

中学3年生は思春期と受験期が同時に訪れる、不安定な時期です。

子どもの性格を分析し、心身と環境の両面からサポートしましょう。

親子で一緒に頑張った経験は良い思い出にもなります。

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