賃貸住宅に住んでいて出産予定がある場合、子どもが生まれたら管理会社や大家さんに報告したほうがいいのか気になりますよね。
「赤ちゃんの泣き声も聞こえるし、近隣住民にも挨拶するべきでは?」と感じているママやパパもいるかもしれません。
この記事では、賃貸物件で子どもが生まれたら管理会社や大家さん、近隣住民に挨拶は必要なのか、また近隣住民に挨拶をする場合のポイントなどをお伝えします。
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目次
賃貸物件で子どもが生まれたらどこに報告する?
賃貸物件に住んでいる間に子どもが生まれたら、基本的には管理会社と大家さんに報告します。
その理由を確認してみましょう。
管理会社
賃貸を契約するときは居住人数や居住者の名前を書きますよね。
そのため、子どもが生まれたら管理会社に報告して、子どもの分も追加する必要があります。
報告すると特別な必要な書類の提出を求められたり、次回の更新時に書き足せば良しとされたり、管理会社によって対応はさまざまです。
なお、独身用のワンルームなど、子どもの居住は不可の契約になっていることもあるので確認しましょう。
子どもが生まれたからといって強制退去になるケースはほとんどなく、報告して不都合なことはないため、出生届などの手続きと一緒に報告しておくと安心です。
大家さん
賃貸住宅の多くは管理会社を通して契約などをおこなうため、大家さんと顔を合わせることがないケースも。
大家さんが住んでいる場所がわからないときや、お付き合いのない大家さんの場合は、管理会社に報告するときに大家さんにも報告すべきか確認するのが無難です。
一方、大家さんが物件の近くに住んでいて、入居時の挨拶もしているなどの場合は報告しましょう。
大家さんが近くに住んでいる場合は、今後子どもも含めて何度も顔を合わせることになるため、挨拶しておくと失礼がありません。
「子どもが生まれたら退去」と契約書に書いてあったら?
契約書に「子どもが生まれたら退去」と書かれているケースもあります。
このような特約は、子どもの泣き声が近隣トラブルの原因になりうるため、トラブルが発生しないように設けられていると考えられます。
出産にもお金がかかるのに、金銭的なことを考えると不安になりますよね。
とはいえ、貸主側(大家さん)の都合で居住者に退去を求める場合は、「半年以上前に通知する」「退去料(立ち退き料)を支払う」「正当な理由である」などの条件を満たさなければなりません。
また、「子どもが生まれたから退去しろ」は公的秩序に反するため、このような特約は無効となる可能性が高いでしょう。
賃貸物件で子どもが生まれたら近隣家庭にも挨拶に行こう
賃貸物件で子どもが生まれたら、近隣トラブルを避けるためにも挨拶に行くのがおすすめです。
挨拶をしているのとしていないのとでは、赤ちゃんの泣き声が聞こえたときに受ける印象が違うからです。
挨拶は基本的に家族全員で直接行きましょう。
挨拶に行く範囲と伝えること
挨拶に行く範囲は、両隣と上下の部屋が基本です。
戸数が多いマンションなどは、すべてに挨拶するのは負担が大きいため、基本の範囲で問題ありません。
数世帯のみで戸数が少ない物件の場合は、すべて回っておくと良いですよ。
挨拶は赤ちゃんの顔を見せるためではなく、泣き声や騒音の件を伝えることが目的です。
「赤ちゃんの泣き声で迷惑をかけるかもしれないこと」「十分気をつけること」「今後もよろしくお願いします。の挨拶」を伝えます。
手土産
挨拶に行く際は手土産を持参します。
手土産は安すぎると失礼ですし、高すぎると相手が気を使ってしまいます。
そこで一世帯あたり1,000円くらいのものを渡しましょう。
例えば、タオルや布巾など普段の生活で使えるものがおすすめです。
日用品ならお菓子のように賞味期限や好き嫌いがないですし、いくらあっても困りません。
何度か訪問しても留守の場合
忙しい方や仕事などで生活リズムが特殊な方は、何度か訪問しても留守の可能性があります。
挨拶は直接するのがベストですが、何度も行くのは大変ですし挨拶が遅くなってしまいます。
その場合は、先述した内容を手紙に記し、手土産と一緒にポストへ入れておきましょう。
会えない可能性があることを考慮して、あらかじめポストに入るサイズの手土産を選んでおくと良いですよ。
ただし、ドアノブにかけてしまうと、「この家は今誰もいない」と周囲に伝えることになり不用心なので避けましょう。
出産前に報告しておいても良い
産後にママの体調が思わしくないと、報告が遅れてしまう可能性があります。
そこで体調が心配な場合は、出産前に「〇月頃に出産予定です」と伝えるために挨拶に行っても良いでしょう。
出産後なかなか挨拶に行けないとママのストレスになり得るため、先に済ませておくと安心です。
先に挨拶を済ませておけば、出産後は育児と体調回復に専念できますよ。
赤ちゃんは無理に連れて行かなくてもOK
短時間で家の周辺とはいえ、新生児を外へ連れ出して何件も歩くのは気が引けますよね。
挨拶に行く際は、必ずしも赤ちゃんを連れて行く必要はありません。
たしかに先方も赤ちゃんの顔を見ると親近感を抱いてくれるかもしれませんが、暑い日・寒い日は特に無理をせず、赤ちゃんの体調を優先しましょう。
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泣き声や騒音を響かせないための対策をしよう
「赤ちゃんが泣くのは仕方のないこと」とはいえ、何もしなくて良いわけではありません。
挨拶はしていても、なかには口にしないだけで気にする方がいる可能性も。
そのため、なるべく泣き声や騒音を響かせないようにするための対策はしておきましょう。
こちら側の騒音を伝えないのが目的ですが、逆に近隣の騒音もある程度は防げます。
近隣の騒音によって赤ちゃんの眠りが妨げられることも減らしたいですよね。
賃貸物件の騒音対策は、こちらの記事も参考にしてみてください。
▼子どもの足音対策にも!賃貸マンション・アパートでもできる防音対策をご紹介
まとめ
賃貸物件に住んでいて子どもが生まれたら、基本的には管理会社と大家さんへ報告をします。
契約書に「子どもが生まれたら退去」の特約が記載されていても無効になるケースが多く、報告による不都合はありません。
また、近隣住民への挨拶は両隣と上下の部屋が基本です。
赤ちゃんの泣き声や騒音がトラブルに発展しないよう、今回ご紹介したポイントを意識しましょう。
安心して赤ちゃんを育てられる環境を整えられますように。
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