わが子には英語を話せるようになってほしいと願う親は少なくありません。
英語が小学校の必修科目に加わったこともあり、小学生になったら早めに英会話教室に通わせたほうが良いのではないかと考えている方もいるのではないでしょうか。
たしかに、子どもはあっという間にさまざまなことを覚えるので、少しでも早いほうがより身につきやすそうですよね。
この記事では、英会話教室に通って英語を身につけるにはどうすれば良いのか、効果的な取り組み方をご紹介します。
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小学生が英会話を習うメリット
小学生から英会話を習うメリットは、主に3つあります。
どのようなメリットがあるのでしょうか。
英語に苦手意識を持っていない状態で始められる
英語と日本語は単語も文法もまったく違うため、英語の授業が苦手だったパパやママもいるのではないでしょうか。
苦手でもテストではある程度の点数をとらなければいけない、というプレッシャーのなか勉強を続けるのはより辛く、ますます苦手意識が強くなってしまいますよね。
しかし、必修科目になったとはいえ、小学校の英語は中学校や高校のような難しさはまだありません。
そのため、小学生なら英語に苦手意識を持つ前に、楽しみながら学べます。
英語脳・英語耳を作りやすい
英語には日本語にはない発音があります。
日本語は小さな頃から聞き慣れているので違和感なく聞き取れますが、日本語にない発音はなかなか正確に聞き取れません。
正確に聞き取れないと内容が理解できないだけでなく、正しく発音するのも難しくなります。
成長するほど英語を聞き分けたり正確に発音したりするのが難しくなり、英語に慣れるにはある程度の英語を聞いたり話したりしなければなりません。
小学生のうちから英会話教室に通っていると、英語の聞き分けや正しい発音ができるようになります。
可能性が広がる
英語でコミュニケーションが取れるようになると、日本語だけでなく英語で話す方との会話ができるようになるため、対話できる人数も多くなります。
すると、将来は日本国内だけでなく、英語が通じる国に留学したり就職したりと、選択肢を世界へ広げることも可能です。
また、外国人との交流もできるようになれば、多様な価値観や文化の違いを知ることもできるでしょう。
英会話を習得するのは、使える言語が増えるだけでなく、可能性を広げることにもつながります。
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週1回の英会話「だけ」では効果は低い
個人差や環境にもよりますが、英会話を習得するために必要な時間は約3,000時間といわれています。
毎日必ず1時間ずつ学習しても8年以上はかかる計算なので、習い事として週に1回英会話教室に通っている「だけ」でペラペラになることは、なかなかできません。
たしかに、英会話教室に通えば正しい発音を確認できたり、実際に英語を使ってみたり、効果的に英会話を学習できます。
しかし、せっかく英会話教室に通うなら、ただ通うだけでなく英会話教室以外でも努力する必要があります。
日本語への影響はあまり気にしなくて大丈夫
小さなうちから英語の学習に力を入れていると、日本語の発達に悪影響を及ぼすという意見もあります。
いくら英語が話せるようになっても、日本語に影響があっては困りますよね。
しかし、生まれたときから日本語を聞いて育ち、小学生になる頃には日本語でコミュニケーションが取れる状態になっている子がほとんどです。
日本語で教育を受ける小学校に通い、家族や友達とも日本語で話しているのであれば、日本語への影響はあまり心配いりません。
小学生が英会話教室で効率良く学ぶには？
最後に小学生が英会話教室で効率良く学ぶために、親ができるサポート方法をご紹介します。
家庭学習の時間を増やす
先述したとおり、英会話教室に通うだけでは圧倒的に学習時間が足りません。
英会話の習得までに必要な時間は約3,000時間なので、英会話教室に通う回数を数回に増やしても足りないくらいです。
少しでも英語学習の時間を増やすためには、家庭学習の時間を増やしましょう。
英会話教室の復習や宿題をするのはもちろん、その他の家庭学習も取り入れます。
家庭学習は、例えばオンライン英会話や英会話アプリなどを活用するのもおすすめです。
また、英会話教室の講師に家庭学習のコツや進め方を相談してみると、効果的な家庭学習の方法をアドバイスしてもらえます。
英語や外国に興味を持てる環境を作る
英語や外国に興味を持てる環境を作ることも大切です。
英語や外国に興味がなければ、英会話教室に通っても続きませんし上達もしません。
子どもが自分から英語や外国に興味を持ち、もっと英語を学びたい、上達したいと思える環境作りを意識しましょう。
英語に触れられる場所は英会話教室だけではありません。
家庭でも英語の歌を流す、英語のアニメやドラマを見せてみる、英語の絵本をプレゼントするなど、英語に触れる機会は作れます。
英語の歌詞や話の内容を知りたいと思うようになれば、英語学習に対する意欲も自然とアップします。
英語を使う場を作る
英語は見たり聞いたりする受け身の学習以外にも、実際に話して英語を使ってみることが上達への近道です。
インプットだけでなく、アウトプットの場も作ってあげましょう。
例えば、インターナショナルスクールのサマースクールに参加するのもおすすめです。
毎年さまざまなサマースクールが開催されており、インターナショナルスクールに通っていない子どもが参加できるものもあります。
多くのサマースクールでは春頃から申し込みが開始されます。
人気のサマースクールは満員となってしまう可能性もあるので、早めにチェックしましょう。
パパとママも一緒に楽しむ
子どもが楽しく英会話を学び続けるために、親も一緒に英語を楽しみましょう。
英会話教室から帰ったら、「英会話教室の宿題と復習をやっておいてね」と伝えて一人でやらせるのではなく、パパやママからどのようなことを習ってきたのか聞いてみると復習にもなります。
英語のアニメやドラマを一緒に見て感想を言い合い、わからなかった英語を一緒に勉強するのも効果的です。
行ってみたい海外の国の話をしてみるのも良いですね。
また、絵が描かれたカードを使って「これは何？」とクイズをするなど、一緒に遊ぶ時間に英語を取り入れるのもおすすめです。
まとめ
小学生のうちから英会話を習うと、楽しみながら英語脳・英語耳を作りやすく、子どもの可能性を広げられます。
とはいえ、英会話を習得するにはある程度の時間が必要なので、英会話教室に通ったからといって英語がペラペラになるわけではありません。
家庭学習の時間を増やしたり、英語や外国に興味を持てる環境を作ったり、英語を使う場を作ってあげたり、英会話教室以外のサポートも必要です。
英会話が上達しやすい環境を作りつつ、パパとママも子どもと一緒に楽しみながら英会話を学習しましょう。
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