2〜3歳児のイヤイヤ期はどう対応したらいい?成長に合わせた接し方を紹介

女児の泣き顔

2〜3歳の子どもは自我が芽生え始める時期。

成長の過程で必要なことと分かっていても、ぐずったりイヤイヤを連発されると対応に困ってしまいますよね。

今回は、3人の子育てを経験した筆者が、我が子のイヤイヤ期を乗り越えて、やってみて良かったことを年齢別にまとめてみました。

また、やめさせないといけないことを判断するときに基準となる考え方もご紹介します。

対応の仕方に迷ったとき、ひとつの例として参考にしてもらえると幸いです。

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ママライタープロフィール

tomo

大学生の息子、娘、中学生の息子を持つママライター。(※原稿執筆時)
知的好奇心を満たしてくれるものが大好物。 今ハマっているのはCOTEN RADIOとKevin’s English Room。苦手なのは計算と掃除。

2歳児のイヤイヤ期

自分のやりたいこと、やりたくないことがわかり始める2歳児。

2歳児ならではのイヤイヤ期の対応の仕方を原因ごとに紹介します。

どうして機嫌が悪くなるのかを見極めると、子どもとの接し方も見えてきます。

言いたいことが伝わらない

まだ言葉がうまく出せないので、子ども自身の言いたいことが周りの人に伝わらず、イライラしてしまいます。

この場合、前後の状況から推察することができます。

子どもの言いたそうなことをいくつか言ってあげると、当てはまる言葉があると思います。

はじめはわからなくても、毎日接していくうちに、だんだんわかってくることが多いです。

言葉も少しずつ発達してくるので、言いたいことが伝わるようになると、子どもも落ち着いてきます。

自分でやってみたい

自分で靴を履いている女の子

靴を履くなど、今までしてもらっていたことを自分でしたいと思うようになると、はじめはうまくいかずにイヤイヤになってしまいます。

うまくできないけれど自分でやりたいので、ママが手を貸すこともイヤイヤの原因になってしまいます。

回数を重ねるうちにできるようになるので、前向きな言葉をかけつつ、可能な限り見守ってあげましょう。

外出前など、どうしても待っていられないときは「ちょっとお手伝いさせてね」と、ひと声かけてから手を貸してあげるといいですよ。

それでもグスグス言うこともありますが、自分でできるようになるにつれて、次第にイヤイヤがなくなっていきます。

思い通りにならない

上記以外の理由でも思い通りにならなくて、イヤイヤが始まってしまったときは、とにかく楽しい雰囲気作りを心がけましょう。

我が子の場合、グズり出したら子どものお気に入りキャラクターのぬいぐるみを持ってきて、声マネしながら話しかけていました。

雰囲気が変わるとすんなり受け入れてくれることもありましたよ。

歌を歌ったり、外国人風に話し方を変えて話しかけたりすることもありました。

ママが別人になって話しかけると、ごっこ遊びのような楽しい雰囲気になって、イヤイヤを乗り切ることができたように思います。

叱るよりも雰囲気を変えたり共感したりしながら、日々の生活を前に進めていけるといいですね。

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3歳児のイヤイヤ期

3歳になると、言葉が上手に出せるようになって大人と意思疎通ができるようになってくるので、2歳のイヤイヤ期とは対応の仕方も変わってきます。

ここでは、3歳児のイヤイヤ期に対応するときのカギとなる考え方を紹介します。

ポイントは約束ができること

3歳くらいになるとだんだん約束ができるようになってきます。

ここでの約束とは、思い通りにならないことを予測して、自分で我慢する準備をすることです。

例えば、「今からお買い物に行くけど、お菓子は1個だけだよ」という約束をすると、子どもは2個目が欲しくなったときに、「1個だけ」という約束を思い出して我慢しようとします。

この我慢ができるかどうかで、その後のイヤイヤ期が変わっていきます。

約束を守らせるには

指切りげんまん

約束をきちんと守れるように育てるにはどうしたらいいのでしょうか。

約束をする場合、お互いの信頼関係が成り立っていることが前提ですが、親子でも同じです。

信頼関係がしっかり築けると約束が守れるようになります。

子どもと接するときに気を付けたい、基本的な考え方がありますので、ご紹介します。

決めたことは簡単に変えない

一度決めた約束はできる限り変えないようにしましょう。

例えば、お菓子は1個だけと決めたら、子どもが泣いて訴えても1個だけ。

ここで変えてしまうと、泣いたら訴えが通ることを学習してしまいます。

うるさいからとか、面倒だからといった理由で約束を変えるのはよくありません。

スーパーなどで泣かせるのは周りに迷惑だからと買ってしまう方もいるかもしれませんが、筆者は、買い物を中断しスーパーを出て、子どもが落ち着いてからもう一度買い物に行きました。

面倒ですが、その後スーパーに行くたびに子どもが泣いて訴えることを考えると、先に手間を取る方があとで楽になります。

その場しのぎの対応をしない

子どもの相手をずっと真面目にしていたら、疲れてしまうことがありますよね。

そんなとき、ついウケのいい言葉を言ってしまうことはありませんか。

いつになるか分からないのに「もうすぐだよ」など、とりあえずその場をしのぐためについ発した言葉を子どもは真剣に受け止めます。

しかし、言った通りにならないと、子どもは「言ってることが違う」と感じ、信頼関係は崩れてしまいます。

また、「お菓子あげるから言うこと聞いて」など、モノで吊る対応をすると、要求がだんだん大きくなったり、モノがないと言うことを聞かなくなったりするので、よくありません。

信頼関係を築くために、その場しのぎの対応はやめましょう。

約束が守れたら褒める

きちんと約束が守れたら、めいっぱい子どもを褒めてあげましょう。

ちょっと大げさかなと思うくらい「えらい」「すごい」「カッコいい」など、いろんな言葉を使って褒めちぎるといいですよ。

約束を守るとみんなが喜ぶと学び、次も約束を守りたいと思うはずです。

ただ、ご褒美としてモノを与えるのは考えものです。

何かをもらうことが目的になってしまう可能性があるので、とにかく思いきり周りの大人が喜んでいる姿を見せるようにしましょう。

判断基準を持つ

イヤイヤ期の対応で悩むのが、要求通りにさせてあげた方がいいのか、やめさせるのかを判断することではないでしょうか。

親の判断基準があいまいだったり、その時々で対応が変わったりすると、子どもは何が良くて何が悪いのかわからずに迷ってしまいます。

ここでは、迷わずにやめさせたい二つのことを紹介します。

この二つに当てはまるかどうか、判断するときの参考にしてくださいね。

周りに迷惑をかけること

公共の場で騒いだり、他人のものを勝手に取るなど、明らかに周りの迷惑になる行為をしたときは、ためらわずにやめさせたほうがいいでしょう。

子どもに言って聞かせてもどうにもならないときは、その場から離れることをおすすめします。

また、気付いたときにはすでに迷惑をかけてしまっていた、ということもあるかもしれません。

そんなときは、相手の方に親が誠心誠意あやまる姿を子どもに見せることも大切です。

子どもはその場の雰囲気から、自分が悪いことをしてしまったことを察知するはずです。

そして、子どもに対してはどのような行動が人に迷惑をかけるのか、丁寧に教えてあげるといいと思います。

わざと悪いことをしているつもりはないので、「こんなことをすると悲しくなっちゃうんだよ。だから次はこうしようね」と優しく話して聞かせましょう。

人のこころや身体を傷つけること

人を叩いたり、傷つく言葉を言ったりしたときも、すぐに注意してやめさせましょう。

たまに、我慢強いパパを平気で叩いている子を見ることがありますが、身内でも叩かれたら痛いのは同じです。

許してくれたらしてもいいわけではないので、きちんとしてはいけないことだと教えてあげましょう。

また、車に乗るときにシートベルトを嫌がる子どもがいますが、自分の体を危険にさらす行為なので根気強く何度も教えましょう。

最初の数回は嫌がって大変だと思いますが、慣れてくるとシートベルトをすることが普通になっていきます。

大きくなってから習慣を変えさせるほうが、かえって大変かもしれませんよ。

これからの子育てでも大切にしたい心構え

母娘の笑った写真

2〜3歳児のイヤイヤ期の対応についてご紹介しましたが、いかがでしょうか。

対応するときの基本的な考え方を一つ持つだけでも、迷いがなくなって接しやすくなるのではと思います。

ここでは、イヤイヤ期はもちろん、さらに大きくなった子どもに接するときにも気を付けたい心構えを紹介します。

丁寧な対応を心がける

筆者が子どもと接するときに意識したのは、小さい子どもでもひとりの人間として、丁寧に対応することです。

例えば、親の都合でどうしても約束が守れなかったとき、子どもに対して心から「ごめんなさい」の気持ちを伝えます。

理由についても、適当な言葉でごまかさず、本当のことを分かりやすい言葉を選んで話すと、子どもはすんなり受け入れて許してくれます。

また、いつもより早い時間に出かけないといけない日は、前日に説明して支度を早くしてほしいとお願いすると、驚くほどこちらの都合に合わせて支度してくれることもありました。

ひとたび信頼関係ができれば、その後の子育ても比較的楽になると思いますよ。

心の余裕を失わないように

対応の仕方をたくさんご紹介しましたが、これらの対応は心の余裕がないとできないことばかりです。

子育てをしていると、余裕がなくなって頭で分かっていてもできないことがありますよね。

そんなときは「ママも悲しい、ツラい」と声に出して泣いても大丈夫。

筆者は、我が子が2歳の頃、イヤイヤ期が苦しすぎて子どもみたいにジタバタしたら、子どもに大ウケして親子2人で爆笑した経験があります。


心が疲れてしまう前に、たまに食事を簡単にしたり、ひとりの時間を楽しんだりしてリフレッシュしましょう。

子育てはこれからも長く続きます。

自分なりの息抜きの仕方を少しずつ見つけていけたらいいですね。

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