小さな子どもがはさみの練習を始めるのはいつ頃が適切なのでしょうか。
今まではけがを心配して触ることも避けていましたが、いずれは安全に使いこなせるように、練習する必要があります。
特に幼稚園や保育園に入園すると、はさみを使う機会は増えていくので、できれば入園前から使えるようになっておきたいものです。
この記事では、はさみの練習をするのに適切な時期と、安全に使うために親と子で決めておくべき約束事、練習の手順をご紹介します。
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はさみの練習を始めるのは2歳頃から
一般的に、はさみの練習を始めるには2歳頃が良いといわれています。
1歳だとまだ手先を器用に動かすのが難しいため、2歳を過ぎてから練習を始めましょう。
ただ、2歳を過ぎても、大人の言うことをしっかり聞けて一定時間座って練習できるかどうか、ママとの約束を守れるかどうかといった見極めも必要です。
また、指先を器用に使いこなせるかどうかもポイント。
しっかりとはさみを持ち、刃の開閉ができるかどうかも確認しましょう。
はさみの練習をする前に約束事を決めておく
はさみは使い方を間違えるとけがをするおそれがあるので、使うときは子どもと約束事を決めておきましょう。
使う前に毎回約束事を確認し、安全に練習できるようにします。
ここでは主な約束事を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
一人で使わない
子どもがはさみを使う時は、保護者や大人が必ずそばで見守ることです。
はさみの使い方に慣れていないうちは、誤ってけがをしたり、他の人にけがをさせたりするかもしれません。
はさみの使い方に慣れるまでは一人で使わず、必ず親もそばにいて使い方を教えてあげましょう。
親がそばで見守らなければならないのは多少負担になるかもしれませんが、うまく使えるようになるまでの成長ぶりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
はさみを持って立ち歩かない
はさみの刃を閉じて歩くことはあっても、使いながら立って歩くことはありません。
大人でも座っているか立ったままの状態で静止した状態で使っていますよね。
集中力が続かない子どもの場合、はさみを持ったまま遊びまわる可能性もあります。
使い慣れていないうちははさみで切りながら歩き回るかもしれません。
万が一、はさみを持ったまま転倒してしまったら、思わぬ事故につながるおそれもあります。
歩くときははさみを持たない・使わないことを約束しましょう。
人に向けない
はさみの刃を人に向けてはいけないことを伝えます。
自分がけがをするだけでなく、他人にけがをさせてしまうこともあるためです。
小さな子ども用のはさみは、安全性を考慮して刃先が丸く加工されているものがほとんどですが、それでも子どもが人に向けないよう、大人が常に気を配ることも大切です。
そして、はさみを渡すときは刃の部分を自分が握り、持ち手を相手に向けて渡すといったルールも教えると良いでしょう。
使い終わったら刃を閉じる
使い終わったはさみを開いた状態で置いておくのは危険です。
使い終わったら必ず刃を閉じることも伝えましょう。
刃を開いた状態だと万が一手に触れたときにけがをするおそれもあります。
また、私たち大人も使ったら閉じておく習慣が身についているように、子どもにも使い終わったはさみは開きっぱなしにしないように習慣化させます。
できれば専用のキャップにしまっておけば安心ですね。
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はさみの練習を始めよう!
はさみの練習を始めます。
練習用の紙は親の手作りでもいいですし、作るのが大変な場合は、インターネット検索すると無料でダウンロードできる素材がたくさんあるので、ぜひ活用してみてください。
1.子どもに合ったはさみを用意する
大人が普段使っているはさみは、子どもには持ちにくく練習するのが難しいかもしれません。
そのため、子どもの小さな手に合うサイズのはさみを用意しましょう。
はさみは右利き用と左利き用があるので、子どもの利き手にあったはさみを用意することも忘れないようにしてください。
2.動かす練習
すぐに紙を切る練習はせず、まずは持ち方から教えましょう。
子どもははさみ自体に興味はあっても、使い方はもちろん、持ち方もまだわからない段階です。
誤った持ち方をして思わぬケガをすることのないように配慮しましょう。
紙は切らずに、持って動かすだけです。はさみを持つのに慣れてきたら紙を切る練習を始めます。
3.まっすぐ切る練習
はさみの動かし方がわかったら、短い距離を1回で切る練習をしましょう。
横長の紙を使ってまっすぐに切る練習で、初めのうちは、はさみを1回閉じるだけで最後まで切れるくらいの長さにします。
まだ慣れないうちは、はさみだけでなく紙の持ち方もぎこちないので、紙のセッティングはママやパパが手伝ってあげると良いでしょう。
4.連続で切る練習
短い距離を切るのに慣れてきたら、次は長い距離をまっすぐに切る練習です。
はさみを動かす動作を2回、3回と徐々に増やしていきます。
最後まで切り終わるまでは刃を完全に閉じずに、少し開いた状態で切り進めていくことも伝えましょう。
まっすぐ切る練習と同様に、横長で少し幅を広くした紙を用意して、はさみを動かす動作を繰り返し、はさみを動かして切ることに慣れてもらいます。
5.形の沿って切る練習
はさみを使うのに慣れてきたら、カーブ、ギザギザ、円形、波型など、直線以外の線を切る練習を始めましょう。
紙に書かれた線に沿って、そのとおりに切ってもらいます。
線の上を正しく切るのに紙を動かす必要があるので、うまく動かす方法も教えてあげましょう。
はじめのうちは大きな形、上達してきたら小さな形に挑戦しステップアップしていきます。
はさみの練習をするときに親が気をつけること
先述したとおり、子どもがはさみの練習をするときは親の付き添いが必要です。
その際、親はどのような心構えで子どもの練習を見守るべきかご紹介します。
子どもから目を離さない
子どもがはさみを持っているときは、使い終わるまで目を離してはいけません。
持ったまま立ち上がったり、刃を他人に向けたり、誤った使い方をしていた場合はすぐに注意することです。
他にも、危ないと思えるような使い方をしていたらすぐに声をかけて、安全に練習できるように目を配りましょう。
はさみは子どもの手の届かない場所にしまっておく
子どもが許可なくはさみを使わないように、手の届かない場所に保管しておくことをおすすめします。
これは、子どもがはさみの練習もできるようになったことでより強い関心を持ち、目を離したすきに勝手に使い始めてしまうおそれがあるためです。
子ども用のはさみだけでなく、大人が普段使っているはさみも同様に保管場所に気をつけましょう。
まとめ
はさみの練習を始める時期や練習方法をご紹介しました。
はさみの練習を始める目安は2歳を過ぎてから、なおかつ大人との約束事を守れて、じっと座って練習できるようになっていることがポイントです。
練習の際は大人が必ず付き添って、子どもが使いこなせるようになるまでサポートしてあげましょう。
うまくはさみを使えるようになれば、遊びの幅が広がり子どもも喜んでくれるはずですよ。
ぜひ参考にしてみてください。
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