公園や保育園・幼稚園や小学校でも「意地悪な子」に遭遇することもあり、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
「人に意地悪しているのを見つけたら誰に注意したらいいの?」「なんで意地悪をするのか知りたい」「意地悪を止めてもらうにはどうすればいいの?」など、成長途中で精神的にも未熟な子どもへの対応は難しいですよね。
どうして意地悪をする子がいるのか、どう対応するのがいいのか紹介します。
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5歳くらいで目立つ?意地悪な子の存在
保育園・幼稚園、公園や小学校でも「意地悪な子」に遭遇したことはないですか?
子育てをしていても、自分の子ども時代を思い出しても、保育園・幼稚園児に入ったころから、クラスに1人は意地悪な子がいた気がしませんか?
どんな意地悪をするのか、意地悪をする理由や原因を年代別に紹介します。
どんな意地悪をする?
意地悪と一言にいっても「叩いたり蹴ったり」「割り込んで邪魔する」「おもちゃや遊具を横取り」「バカにする」などさまざまです。
まだ小さいうちは、意地悪といっても自分の欲望を実現させたい、うまく言葉で説明できないなどの感情が原因でしてしまうことが多いようです。
年齢があがるにつれて、大人に見えないところで意地悪をするなど「意地悪」に明確な意思を感じるようなものになります。
意地悪をする理由や原因は?
なぜ友達や兄弟に意地悪をしてしまうのか、考えられる理由を紹介します。
年齢によってその理由や原因は明確に変わります。
親としては自分の子が意地悪をすることもされることも心配ですよね。
しかし、年齢別の理由や原因を知っていれば少しは安心できるのではないでしょうか。
2、3歳頃なら
2、3歳頃ならまだ自分の気持ち最優先でそのときの欲求だけで行動してしまいがちです。
相手の気持ちが想像できないことが大きな原因でしょう。
「おもちゃは全部自分のものだと思っている」「相手からものを取ったり、叩いたりしても相手が痛いと思わない」などが原因になるのです。
周囲の大人や親が相手の気持ちを伝えることで解決していくことも多いので、神経質になる必要はありません。
しかし、「小さいから注意しても理解できないから注意しない」というのは間違いです。
2、3歳頃でも、繰り返し注意をすることで、相手の表情や口調である程度のことは理解できるようになります。
意地悪をされた側の気持ちを理解するきっかけにもなるので、自分の子どもや相手の子にケガをさせないようにフォローしながらその都度注意していきましょう。
4、5歳頃なら
成長して集団行動を学ぶ一方、わざと意地悪する子が出てくる時期が4、5歳頃です。
その時期のことを中間反抗期といいます。
本人がしっかり認識していないこともありますが、心のどこかで「勝ちたい」「支配したい」「劣等感がある」「かまってほしい」などの理由があるようです。
どんなにしっかりしている親御さんの子どもでも意地悪をしてしまう子もいるので根気強く注意をしてあげましょう。
親の前や家庭では態度が違う場合も?
意地悪する子のなかには「家では良い子」という場合や、叱らない育児をしている場合などがあります。
小学校に入る前くらいの子は「少しやんちゃ」「少し意地悪」なのが当たり前です。
大人の見ている前で意地悪をしている子ならいいのですが、親や大人の前ではいい子なのに子どもたちだけになると意地悪をするズル賢い子も出てきます。
子どもが〇〇ちゃんに意地悪されたといったときに「え?いつもいい子のあの子がそんなことを?」というケースのほうが要注意です。
「外ではいい子でいなくちゃ」というプレッシャーがあり、緊張とストレスを感じているのかもしれません。
ほかにも、親の仕事が多忙であったり他の兄弟のことでその子に無関心だったりなどの場合もあります。
子どもがどのような環境に置かれているのかによって対応も変えるべきでしょう。
意地悪な子への対策や付き合い方は?
意地悪をされて困っている子どもたちに対してどのような対応をするのが最善なのでしょうか。
意地悪をされたまま、何もしないのは親子の信頼関係にも関わることです。
子育ては子どもによって対応もさまざまで「これが正解!」という解決方法はありませんが、対策や付き合い方の例を紹介します。
意地悪な子の対策や付き合い方に困ったら、ぜひ参考にしてください。
まずは我が子とじっくり話す
まずは、意地悪された状況や子どもの気持ちを聞きましょう。
そのうえで、「嫌だ、止めて」と言えなかったのか、どうすればよかったのか一緒に考えてみましょう。
「嫌だって言えなかった」のであれば、次同じような状況になったときに「嫌だ」と言う、それでも止めてくれなかったら、周りの友達や先生に助けを求めてることを教えてあげてください。
どれでも、状況が改善しないのあれば、先生に相談するなどのステップが踏めるかどうかを確認しましょう。
園や先生、SCに相談してみる
小学校に入る前くらいの年齢だと、客観的に物事を説明することが難しく、子どもの話を聞いてもよくわからないこともあるでしょう。
園での生活や友人関係などを知るために、園の先生やSC(スクールカウンセラー)に相談してみましょう。
幼稚園や保育園なら担任の先生や保育士さんに電話などで相談し、普段の様子を聞く、話し合いの機会を持ってもらいましょう。
園の先生やSCたちは教育の専門家です。
意地悪をする子の普段の様子も知っていることでしょう。
もしかすると、ほかのお子さんにも同じような意地悪をしているのかもしれません。
第三者に間に入ってもらうことで解決することも多いです。
相手の親に話すのはNG?
自分の子が嫌な想いをしているのに相手の親にクレームをいれられないのはモヤモヤすると思います。
しかし、先生の伝え方次第では、話が大きくなりすぎてしまったりこじれることが多いのも事実です。
その後の学校生活を考えると、距離を取れるならそのほうが良いのではないでしょうか。
意地悪な子どもの素行を反省し、注意してくれる親であればいいのですが、親にも事情や問題があるケースもあります。
理不尽だと思うかもしれませんが、クラスが離れれば自然と会わなくなり、揉めなくなる場合も多いでしょう。
親が本人と話すのはありかも?
子ども同士で解決しない場合、親がその子に話しかけることで解決するケースもあるようです。
初対面で「なんでうちの子に意地悪するの!?」と責めるのではなく「いつも遊んでくれてありがとう」などと褒めて相手を認めるような発言をすると、意地悪をする子も意外と素直に話を聞いてくれる場合があります。
注意する、叱るのではなく、「こんな風なことを言われたらしいんだけど…」「あのとき悲しかったんだ」などと、柔らかく伝えるようにしたほうがトラブルは避けられるようです。
意地悪な子と遊びたがる場合はどうしたら?
未就学児のときは、意地悪な子や乱暴な子には近づかないということができていた子も、小学生くらいになると、意地悪されているのに一緒に遊ぶという悩みも出てきます。
小学生なりのグループや交友関係があるのでしょうが、親としては不安に思うこともあるでしょう。
意地悪されたのは一時だけで、遊んでいるうちに関係が改善することもあるでしょう。
しかし、子どもたちもどんどん賢くなり、大人たちの目の届かないところで意地悪をし始めるケースもでてきます。
子どもも学校であったことすべてを話してくれるわけではないでしょう。
意地悪な子と遊ぶことで、自分の子どももその子と同じように他の誰かに意地悪をしないかという心配も出てくるでしょう。
悩みは尽きないですが、できるだけ注意して見守ってあげてくださいね。
まとめ:うまく解決しますように
子どもに関することは、いろいろなケースやその子の特性にもよるのでみんながあてはまるとはいえません。
しかし、まずは我が子とじっくり話し「親はいつでもあなたの味方だよ」と伝え、それでも改善が見られないときには園や先生、SCに相談してみるのが一番です。
子どもはまだ未熟で成長途中段階にあります。
意地悪な子も成長とともに、落ち着くこともあるので、事態が好転することを願っています。
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