インテリアにこだわりたいとき、みなさんはどこをアレンジしますか?家具や小物にこだわるのも素敵ですが、部屋全体のイメージをガラッと変えられるのは壁紙です。ただし、賃貸だとなかなか大胆なDIYができないのも事実。
この記事では、家族で楽しく壁紙アレンジをするために、賃貸でも使える壁紙や貼り方、貼るときに気を付けるポイントなどを具体的にご紹介します。
賃貸OKの壁紙
賃貸物件で壁紙アレンジをしようとすると、はがしたときに跡や汚れが気になり、なかなか勇気が出ないかもしれません。ここでは、賃貸物件でも跡や汚れが残りにくく、アレンジしやすい壁紙をご紹介します。
壁紙シート(シール壁紙)
粘着力の強すぎないシートタイプの壁紙なら、貼ってはがせるので下地を痛めません。きれいにはがしやすく、賃貸でもおすすめの壁紙です。デザインもシンプルなタイル柄や温かみのあるニット柄、レトロなヴィンテージ柄などたくさんの種類があるので、お気に入りの柄を見つけやすいでしょう。
なお、凹凸のあるレンガシートや、チョークで絵や文字が書ける黒板シートなど、立体的なものや機能的なものもあります。家具やドア、階段などさまざまな場所に貼れるものもあるので、大がかりなアレンジも可能です。
ただし、長期間貼っていた場合ははがしたあと糊が残ることがあるので、退去の際はシールはがしを使ってきれいにする必要があります。
費用相場:1,000円前後/m
発泡スチロールレンガ
レンガ柄が好きな方は、発泡スチロールレンガを使うのもおすすめです。その名のとおり発泡スチロール素材でできている壁紙で、シール壁紙より立体感があります。
ハサミで必要な大きさに切り、裏面のシートをはがして壁に貼り付ければ完成。薄くやわらかいので、子どもと一緒にDIYしやすいのもうれしいポイントです。また、レンガ風のタイルとして一つずつ貼れるようになっているタイプもあり、部分的に貼りたい方はこちらを選ぶとよいでしょう。
費用相場(70cm×70cmの場合):1,000円前後/
クッションシート
シート自体がスポンジ状になっているクッションシートは、やんちゃ盛りの子どもがいるご家庭におすすめです。
クッション素材で衝撃を吸収してくれるので、子どもが壁にぶつかったり転んで頭を打ったりしても安心。表面がビニール素材なので汚れが付いてもふき取りやすく、クッション素材なので保温・断熱効果や防音効果も期待できるのが特徴です。柄の種類も、木目調・レンガ調・タイル調などさまざまなタイプから選べます。
費用相場(70cm×70cmの場合):1,000円前後/枚
カッティングシート
カッティングシートは壁紙以外にもウインドウディスプレイやガラス装飾など、幅広い用途に使われている素材です。ホテルの内装や家具にも使われているプロ仕様の素材で、織物やレザーなど本格的な加工がされているものもあります。
費用相場:1,800円前後/m
※費用相場はあくまで目安です。
壁紙貼りって難しいの?貼り方を解説!
では、実際にはどのように壁紙を貼っていけばよいのでしょうか。代表的な壁紙シートの貼り方についてご説明します。
1.シートを切る
壁紙シートは上から下へと縦方向に貼ります。壁の高さより少し大きめにシートを切り、裏紙を少しはがして貼る準備をします。
2.貼り付ける
壁の角にシートを合わせ、裏紙を少しずつはがしながら貼り付けていきます。このとき、手で空気を抜きながら貼るときれいに貼れます。ずれてしまった場合は、ゆっくりとはがしてからやり直しましょう。
3.切る部分に折り目を付ける
下まで貼れたら、壁と床の境目に定規やカードなどを押し付けて、余分なシートを切り取るための折り目を付けます。
4.余分なシートを切る
定規やカードで押さえたまま、余分なシートをカッターで切り取ります。
5.2枚目以降は重ね貼り
1~4を繰り返します。模様のあるシートの場合は、模様がきれいに続くよう少し重ねて貼っていきます。
6.仕上げにジョイントカット
重ねた部分を処理する「ジョイントカット」をおこないます。まず、重なった壁紙の端から5㎜ほど内側に定規をあて、上から下まで2枚ともカットします。上の壁紙のカットした部分をゆっくり取り除き、天井部分を少しめくります。下の壁紙のカットした部分もゆっくりと取り除きます。
これで重なった部分がすっきりとします。最後に継ぎ目をローラーなどでなでつけ、目立たなくして完成です。
「壁紙を貼る」というと大変そうに聞こえますが、このように行程自体はそこまで難しくありません。しっかりと丁寧に行えば、初心者でもきれいに貼れます。
気を付けるポイント
壁紙を貼る際に気を付けたいポイントはあるのでしょうか。以下で見ていきましょう。
垂直に壁紙を貼る
上から下に向かって壁紙を張るので、しっかりと垂直方向に貼らなければ2枚目以降もどんどんずれてしまいます。特に模様の入った壁紙はずれが目立ちやすいので、きれいに垂直に貼っていきましょう。
カッターの刃を折って切れ味を保つ
何度も壁紙を切っていると、少しずつカッターの切れ味が悪くなります。切れ味が悪いまま使っていると仕上がりにも影響するため、適宜歯を折って交換することでいつでも切れ味よく使えるようにしておきましょう。
仕上げはローラーでしっかり押さえる
ジョイントカットのあとのローラーをしっかりとかけておかないと、壁紙が浮いて見えたり継ぎ目が目立ってしまいます。しっかりとローラーで押さえ、きれいに仕上げをしておきましょう。
まとめ
この記事では、家族で楽しく壁紙アレンジをするために、賃貸でもOKな壁紙やその貼り方、貼るときに気を付けるポイントなどをご紹介しました。壁紙の柄は数えきれないほどあるので、壁紙を選ぶときから家族みんなで取り組むと、よい思い出になるかもしれません。
賃貸物件にも使える素材の壁紙はたくさんあるので、跡が残りにくいものを選びつつ、家族でおしゃれに壁紙アレンジしてみませんか?
子どもの学校周辺で賃貸を探す時は、ママ賃貸がオススメです。