山開きって?意味や由来、時期を知って家族で登山に出かけてみよう!

山開きって?意味や由来、時期を知って家族で登山に出かけてみよう!

暖かい季節になると、各地で山開きがおこなわれます。

ここでは、親子で登山やトレッキングを楽しみたい方に向けて、山開きの意味や由来、時期などを紹介します。

親子登山をする際に注意したいポイントや、登山ができるようになる年齢なども併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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山開きって?意味や由来

山開きって?意味や由来

登山愛好家の方にとっては特別な日である、山開き。

山開きとは、その山で登山ができるようになる日のことを指しますが、山開きを詳しく知らない方のために、山開きの意味や由来、どのような日なのかを紹介します。

山開きとは?

山開きとは、毎年一般の方の登山が許可される日を指します。

山開きの時期はその山によって異なるため個別に確認が必要ですが、3月から7月頃が一般的です。

開山期間中は、山小屋や売店などが用意され、登山者が安全で快適に利用できる環境が整えられます。

山開きの意味や由来を紹介

日本では古くから、山に神様が宿ると考える山岳信仰が盛んでした。

なかでも、神仏をまつる「霊山」と呼ばれる山は神聖な場所とされ、山伏や僧侶などの限られた人物が修行をするためだけに立ち入ることが許されていたそうです。

しかし、江戸時代半ばになると霊山にまつられている神社仏閣を参拝する「講」という団体が各地で結成され、庶民でも登山ができるようになりました。

このとき、期間を定めて山を開放するようになったのが、山開きの始まりです。

特に山開きの初日は「お山開き」と呼ばれ、山岳信仰の信者たちは山に登ることを祝い、特別な儀式をおこなったのだそうです。

そして、山開きの最終日である山仕舞いを境に、山はまた山伏や僧侶たちだけの世界に戻り、一般の方の立ち入りはできなくなったのが今につながっています。

山開きの日は何をする?

江戸時代の山開きの日には、山岳信仰の信者である講中の人々を中心に、ご来光(日の出)を仰ぐ行事が盛んにおこなわれました。

習慣や行事は山によって異なり、例えば富士山では富士山の形を模した築山や古墳の「富士塚」への参詣が盛んだったようです。

また、奈良県の大峯山では、大峯山寺の本堂の扉を開ける「戸開け式」が毎年おこなわれており、今も伝統的な行事として引き継がれています。

現在でも山の神々をまつる儀式は各地で開催されますが、同時に安全祈願をするケースも少なくありません。

登山者だけでなく、参拝者や、林業など山で働く人々への安全を祈り、さまざまな催しが開催されています。

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山開きはいつ?富士山の山開きなど時期を解説

山開きはいつ?富士山の山開きなど時期を解説

山開きの時期は山によってまちまちですが、春から夏から秋までが多いです。

ここでは、山開きの主な時期やシーズンと併せ、日本の代表的な山である富士山の山開きを紹介します。

山開きはいつが一般的なの?

山開きは、3月〜7月におこわれることがほとんどです。

夏の登山や神社仏閣への参拝を目的とする夏山では、6月から7月が山開きとなるのが一般的。

ただし、山によってルートや気候が異なるため、山開きの時期は地域や山ごとに異なります。

山開きの時期はそれぞれの公式Webサイトで告知されるので、登りたい山がある方はチェックしておきましょう。

富士山の山開きはいつ?

富士山の山開きは、山梨県側の吉田ルートが毎年7月1日頃、静岡県側の須走ルートや御殿場ルート、富士宮ルートの3つは毎年7月10日頃です。

富士山の場合は4つの登山ルートでそれぞれ山開きがあり、内容も異なることが特徴です。

一方、山仕舞いはすべてのルート共通で、9月10日頃です。

天候や残雪状況によって山開きの時期が変更になる場合もあるため、公式Webサイトで事前に確認しておくと良いでしょう。

山開き前に登山はできないの?

山開き以外の季節だからといって完全に山に入れないわけではなく、山開き前でも登山が可能な山もあります。

ただし、登山客を想定した登山道の整備や山小屋、売店などの設置がないため、開山中に比べると登りにくいでしょう。

また、登山が推奨されていない時期であるため、万が一のときに救護を受けられず遭難リスクが高くなるため注意が必要です。

特に登山初心者は、安全のために開山期間中に登山するようにしましょう。

家族で登山をする際の注意点

家族で登山をする際の注意点

GWや夏休み中に、子どもと一緒に登山を楽しみたい方も多いでしょう。

ここでは、親子で登山をする際の山選びやおすすめルート、登山の推奨年齢などを紹介します。

山選びやルートのポイント

親子で登山する際、山選びやルート選びで特に注意したいのが、安全性を重視することです。

人気のある有名な山であれば、きちんと整備されていることが多いので、親子での登山に向いています。

また、親子での登山は大人だけで登る場合に比べ2倍近くの時間がかかることを頭に入れ、大人の足で1時間から1時間半程度で登れるルートを選ぶことも大切です。

標高でいうと、300mから500mを目安に考えると良いでしょう。

何歳頃から登山が楽しめる?

山頂を目指す登山なら、6歳頃から大人と一緒に楽しめます。

6歳未満の子どもでも、登山用ベビーキャリアを利用すれば、生後6ヵ月から3歳くらいの子どもと一緒に山の中を散策できます。

また、トレッキング程度なら、オムツが外れる3歳頃から楽しめるでしょう。

まずは近距離からスタートし、慣れてきたら少しずつ距離を伸ばすなど、子どもに合わせた山登りがおすすめです。

まとめ:山開きの親子イベントに参加してみては

もともとは信仰や宗教と深いつながりがあった山開きの儀式ですが、昨今では安全祈願の意味合いも強く、各地でさまざまなイベントが開催されています。

山開きのタイミングで親子体験イベントや登山教室を催している山もあるので、興味のある方はそういったイベントに参加してみるのも楽しいでしょう。

自然豊かな山の中で、素敵な親子体験ができると良いですね。

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