【小学1年生向け】漢字学習の基礎を固めよう!楽しく漢字を学ぶ勉強法

国語、漢字の勉強をする小学生

小学校に入学すると、ひらがなとカタカナ、漢字の学習が始まります。

小学生の漢字学習は、ひたすら書いて暗記する、単調なイメージがありますよね。

なかなか上手に漢字を書けなかったり、覚えられなかったりしていませんか?

小学1年生の漢字学習は、子どもの言語力の土台となります。

漢字の学習が楽しくなるように、家庭でもサポートしましょう。

この記事では、小学1年生の漢字学習の内容やおすすめの勉強法を紹介します。

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ママライタープロフィール

nob

小学6年生の娘を持つママライター(記事執筆時)。
塾講師など教育経験が長い、元大学教員の博士ママ。現在はフリーで活動中。
厳選した蔵書は300冊以上の絵本マニア。
絵本、ボードゲーム、勉強法など、子どもの学習のお悩みや子育てのヒントになる情報を発信しています。

1年生の漢字の学習内容

小学校入学と同時に、ひらがな、カタカナに続き、基本的な漢字学習がスタートします。

これらは、算数をはじめとする全ての学習の土台づくりとも言えます。

ここでは、1年生の漢字の範囲と学習内容を確認します。

1年生の漢字の範囲

1年生の漢字学習では、基本的な漢字の形や読み、意味を覚えることが主な目標となります。

1年生が学ぶ漢字の数は80字です(原稿執筆時)。

漢字の意味に着目して、以下のように分類してみました。

(分類例)
〇漢数字:一、二、三、四、五、六、七、八、九、十、百、千など
〇方向:上、下、右、左など
〇大きさ:大、中、小など
〇身体:目、耳、口、手、足など
〇曜日:月、火、水、木、金、土、日など
〇色:青、赤、白など
〇自然:花、草、森、林、山、川など
〇学校:学、校、先、生、年、男、女、子、字、人、本など
〇動作:出、入、立、見など

このように見ると、1年生が学ぶ漢字は、簡単な形で、画数も比較的少なく、基本的な部首を理解しやすい漢字が多いことがわかります。

そして、日常生活でよく使われる漢字や基本的な概念を表す漢字になっています。

算数や生活などの他の教科でも漢字が入ってきますので、確実に定着させましょう。

必要とされる漢字の知識

一口に漢字の定着と言っても、いろいろな知識が必要です。

漢字の知識には、読み方、送り仮名、書き順、画数、部首などの要素が含まれています。

読み方・送り仮名

漢字には、音読みと訓読みがあり、送り仮名があります。

例えば、「一」の音読みは「イチ」「イツ」、訓読みは「ひと」と、送り仮名を用いた「ひと-つ」です。

このように、ひとつの漢字に対して、いくつかの読み方があり、送り仮名があることを学びます。

書き順・画数

漢字を正確に書くために、正しい画数と書き順を覚えます。

正しい書き順で書くことによって、文字の形を正しく、美しく書くことができます。

テストで、正しい書き順を選択する問題や、同じ画数の漢字を選ぶ問題が出ます。

「とめ、はね、はらい」に厳しい先生もいらっしゃるので、知識としては理解しておいてください。

部首

漢字の左側や上部にある部首は、重要な漢字の要素です。

例えば、1年生で学習する「草」「花」の部首は、「くさかんむり」です。

すると、「くさかんむり」が付いている漢字は、草や植物に関係しているのかな?と考えるようになります。

このように、部首の知識があれば、漢字の音や意味を推測できるようになります。

筆記具も工夫する

運筆の練習をしたり、筆記具を工夫したりすることで、子どもの負担を減らすことができます。

「うちの子は、字がきれいに書けないなあ?」と思ったことはありませんか?

1年生の場合、手が小さく、力も弱いことは珍しくありません。

ひらがな・カタカナも同じなのですが、漢字を書くときにも、適切な運筆の練習は有効です。

書く”筋トレ”として、簡単な迷路や文字のなぞり書きをさせると良いでしょう。

また、鉛筆や下敷きなどの筆記具も工夫しましょう。

鉛筆を選ぶときは、子どもの手に握りやすいか、滑りにくいかなどの、持ちやすさを確認してください。

手の力が弱い場合は、濃い鉛筆を使うと良いでしょう。

下敷きも、柔らかいものや滑りの良いものなど様々な種類のものがありますので、子どもに合わせて選びましょう。

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おすすめ勉強法その1 読んで覚える漢字勉強法

本を手にもつ女児

まず、読んで覚える漢字勉強法を紹介します。

漢字を読むことによって、漢字の形や音を覚えるだけでなく、文脈から漢字を理解する力も付きます。

1年生の場合、「音読」が宿題として出るところが多いと思いますが、正しく取り組めば効果があります。

教科書やテキストを読んで漢字を覚える

まず、教科書や音読テキストにある漢字を正しい発音で音読します。

漢字の読み方をはっきりと口に出すことで、目と耳で覚えます。

また、文章の流れのなかで理解するので、漢字の意味も頭に入りやすくなります。

繰り返し音読し、暗記することで、文章と一緒に漢字を覚えることができます。

低学年向けの絵本を読んで覚える

低学年向けの絵本であれば、楽しく音読することができます。

子ども自身の関心のあるテーマやキャラクターを選ぶことで、進んで読むようになります。

また、一緒に絵本を読むなかで、「知っている漢字はあるかな?」「これは何と読むのかな?」と、クイズ形式にしても良いでしょう。

意味がわからない漢字は、教えてあげたり、一緒に調べたりします。

これは、子どもとの遊びやコミュニケーションを通して、漢字の理解を進めるテクニックです。

おすすめ勉強法その2 書いて覚える漢字勉強法

次に、書いて覚える漢字勉強法を紹介します。

書くことによって、「とめ、はね、はらい」や書き順・画数などを覚えます。

漢字テストではこれらのポイントを厳しく見る先生もいるので、子どもが漢字を書くことに慣れるまでは、チェックしてあげると良いでしょう。

漢字ドリルや無料の漢字プリント・アプリを活用する

漢字ドリルでは、新しく学習する漢字の形や読み方、意味などを学習します。

書き順や画数、部首なども解説されていると思います。

学校で配布されるドリルが物足りない場合は、市販の漢字ドリルを購入します。

あくまでプラスアルファの教材ですので、子どもの好きなキャラクターや楽しく学べるタイプのものを選びます。

例えば、『うんこドリル かん字 小学1年生』(文響社)は大人気になったドリルですよね。

また、『ドラゴンクエストゆうしゃドリル 小学校低学年向け漢字編 推奨学年:1年生』(SQUARE ENIX)は、「ドラクエ」の物語のなかで、漢字を楽しく学習できます。

「読み書き」「書き順」「文章問題」と問題が工夫されており、お話も楽しくて読み応えがあります。

あるいは、無料の漢字プリントやアプリを使うと経済的です。

例えば「ちびむすドリル小学生」というホームページに、無料の漢字練習プリントや漢字テストが掲載されています。

学年毎に漢字プリントが整理されているので、とても便利です。

アプリでも、「おもしろ! ひとコマ漢字!小学生」は、学年毎の漢字の書き取り用のアプリとなっており、隙間時間に楽しく漢字を書いて覚えることができます。

面白いイラストを使っているので、1年生でも気軽に取り組めますよ。

「うんこドリル」公式ホームページ
SQUARE ENIX 公式ホームページ
「ちびむすドリル小学生」
「おもしろ! ひとコマ漢字!」
※2023年6月時点の情報です。

漢字練習ノートや自学ノートを使う

漢字練習帳の例
※ライター作成

1年生におすすめしたい、漢字の練習ノートの書き方を2つ紹介します。

まず、正しく漢字を練習したい方は、写真の右側のように、①学習する漢字と読み方、②書き順(総画数)、③例文の順に書きます。

例えば、「草」であれば、①「草(くさ、ソウ)」、②9画、③草むしりをする。ざっ草、となります。

このように、漢字の形、読み方を正しい書き順で書いて覚えます。

加えて、例文を書くことで、その漢字の使い方を理解します。

次に、自学ノートを活用した書き方を解説します。

自学ノートは、自分の覚えやすい工夫を盛り込んだノートにしましょう。

例えば、上の写真の左側にあるように、漢字の成り立ちをまとめた自学ノートはいかがでしょうか。

「山の風景」から「山」という漢字になったり、「流れる川」が「川」という漢字になったりする絵を描きます。

象形文字のように、漢字の成り立ちから漢字を理解し、覚える方法です。

絵日記や作文のなかで漢字を使う

1年生から始まる絵日記や作文の課題が出たときに、積極的に1年生で学習する漢字を用います。

例えば、「学校で、先生がえ本をよんでくれました。」と書きます。

具体的な絵や身近な話題と組み合わせることで、漢字の意味を自然に理解し、身に付けることができます。

1年生は楽しく漢字を定着させたい

女の子に勉強を教える女性

漢字の学習は初めが肝心です。

小学1年生の段階で、子どもに合った勉強法を身に付けていれば、そのあとの漢字学習につながります。

しかし、繰り返したくさん書いて暗記したり、小テストが頻繁にあったりと、単調な漢字学習になりがちです。

この記事で紹介したように、楽しく身に付く勉強法がありますので、ぜひ試してみてください。

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