初心者でも安心!子どもの浴衣の畳み方。洗い方や保管の管理も解説

夏祭りの浴衣姿の女児

夏祭りや花火大会で着た子どもの浴衣。

正しく畳んできれいに保管したいですね。

食べこぼしや汗をそのままにしているとシミになってしまいます。

来シーズンもきれいに浴衣を着られるように、浴衣の畳み方と併せて、お手入れや保管の方法もご紹介します。

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ママライタープロフィール

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mayumi

小2・年少の男の子兄弟を子育て中のママライター。(※原稿執筆時)
一級建築士資格を有し、物件探しと間取図鑑賞が趣味。
安全な部屋作りや防災に敏感。
体力の衰えと出不精予防のために、ピラティススタジオに入会しました

畳み方の基本ステップ

子ども用の浴衣は、紐がついていたり袖振りが長かったり、洋服と形が違うので畳み方に悩みますよね。

今回は子ども用の浴衣の畳み方を写真付きでご紹介します。

男の子用の浴衣でご説明していますが、女の子用の浴衣も途中までは同じ畳み方です。

男の子用と女の子用の浴衣の構造の違いは袖丈の長さです。

畳み方の最後の工程で説明しているのでご確認ください。

ステップ1|シワにならないように衿を左にして広げる

浴衣畳みステップ1

腰上げがある場合は、裾の方向に整えてください。

ステップ2|下前(手前・右肩)をきれいに整える

浴衣畳みステップ2

脇の縫い目に沿って真っ直ぐ畳みます。

腰のところに付いている紐はシワを伸ばして2〜3回折りたたみます。

ステップ3|上前(奥側・左肩)をきれいに整える

浴衣畳みステップ3

ステップ2と同様に、身ごろと紐を整え折り畳みます。

ステップ4|肩上げの山の方向を整え、衿を倒して中に折り込む

浴衣畳みステップ4

肩上げがある場合は、袖の方向に整えてください。

衿は首の後ろ側を中に折り込むように畳みます。

ステップ5|袖を折りたたむ

浴衣畳みステップ5-1

浴衣畳みステップ5-2

右袖、左袖の順に、袖が付いている縫い目に沿って折りたたみます。

ステップ6|裾を持ち上げて折りたたむ

浴衣畳みステップ6-1

右手の裾を折り上げて、半分に折りたたみます。

小さくしたい場合はもうひと折りしても良いでしょう。

ステップ6-2|袖丈が長い場合

浴衣畳みステップ6-2

女の子用の浴衣で袖が長いものは、最後のステップで全体を折りたたむ際、袖のすぐ下で折りたたむと袖に畳みじわができません。

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畳む際の注意点とコツ

畳む際の注意点とコツをお伝えします。

コツ1|広げられる広い場所で畳む

浴衣は子どもサイズといっても洋服よりも大きいです。

変な場所にシワが入らないようにするためには、全体を広げられる場所で畳むことが大切です。

コツ2|折り目に沿って畳む

ほとんどの場合、初めから折り目がついているのでその折り目に沿って畳めば良いです。

折り目がない場合も、縫い目が折り目になることが多いのでわかりやすいです。

アイロンをかけたあとなど折り目が目立たなくなった際は慎重に畳みましょう。

コツ3|角を合わせる

元々は長い反物からできている浴衣。

ほぼ左右対称の作りになっています。

角をきっちりと合わせるように畳むときれいに畳めます。

子どもに畳み方を教えるには?

子どものサイズの浴衣は子どもでも扱いやすく、小学生くらいになれば自分で畳むこともできます。

コツを押さえて折り紙の要領で

前述のコツを押さえてゆっくり教えましょう。

角を合わせて折り目に沿って直線でパタパタと畳むので、折り紙のように楽しめます。

完璧を目指さない

多少シワになってもアイロンで簡単にシワは取れるので、まずはやってみることが大事。

洋服を畳むよりも体験の機会も少ないので、浴衣を着たあとは自分で畳むことを習慣にできると良いですね。

着ているだけではわからない、浴衣がどのように縫われて作られているのかをじっくり観察してみてください。

洗い方と保管方法のポイント

畳まれた浴衣
※筆者撮影

浴衣の洗い方と保管方法をご紹介します。

簡単な手洗い方法

まずは洗濯表示タグを確認しましょう。

子どもの浴衣は綿やポリの素材のものが多く、その場合は家庭で洗えます。

麻素材やしぼり加工がある浴衣は扱いが難しいので、専門店に任せましょう。

洗える素材の場合でも、手洗いが基本です。

たっぷりの水を溜め、中性洗剤で手洗いし、しっかりすすぎます。

風呂場の浴槽でおこなうと良いでしょう。

脱水は洗濯機で、1分ほどの短時間にとどめましょう。

汗汚れの場合は洗剤を使わずに、水洗いするだけでもすっきりしますよ。

色落ちのチェック

色落ちしないかを目立たない場所でチェックしましょう。

浴衣の中でも下前(着付けた際に内側に来る部分)のおくみ(腰より下の部分)は着たときには隠れてしまうので、ここの縫い目などを利用すると良いでしょう。

手洗いに使う洗剤を軽く塗布し、白い布で叩いて色移りをしないか確認します。

色落ちが確認できた場合は、水洗いだけにとどめるかプロに任せたほうが無難です。

シミの取り方

シミは全体を洗う前に最初に処理しましょう。

他の洋服と同じように、シミの種類に応じて洗剤を使い分けると落ちやすいです。

特に食べ物の油染みは時間の経過で取れにくくなるので、早めに対処しましょう。

色褪せ対策

鮮やかな色の物が多い浴衣。

色褪せしないように、洗濯後は陰干しをするようにしましょう。

アイロンがけは半乾きで

浴衣の洗濯後、手で叩くなどしてなるべくシワを伸ばして干すことを意識しましょう。

半乾きの状態でアイロンをかけるときれいになります。

帯の洗い方

基本的に半幅帯は洗えませんが、子ども用の化繊の兵児帯は洗濯ネットに入れて洗濯機でOK。

おしゃれ着用の中性洗剤を使うと安心です。

兵児帯も色褪せ防止に、洗濯後は陰干ししましょう。

洗濯のできない半幅帯は、汗の湿り気を発散させたり結びじわを伸ばす意味でも、湿気の少ない時間帯に陰干ししてから保管しましょう。

浴衣のお直し

子ども用の浴衣は大人のものと違い、腰の部分で長さを調整する「おはしょり」を作らずそのままの着丈で着用します。

腰上げ・肩上げがされた状態で売っているものが多いです。

ジャストサイズを購入して、着丈や袖行が短くなったときに上げを外せば長く着られます。

自分で着丈を上げる場合も、裾を縫うのではなく帯に隠れるおはしょりの部分を重ねて長さを調節する「腰上げ」をすると、見た目に影響が出にくいです。

保管方法

洗濯してしっかり乾燥させて畳むことが大切です。

できれば専用のたとう紙に包んで保管すると安心ですが、普段の衣替えの洋服の保管と同等に扱って良いでしょう。

筆者は帯用の小さなたとう紙に、数着の浴衣を一緒に入れて保管しています。

虫食い予防に、近くに防虫剤を入れてください。

防虫剤は直接浴衣に触れるとシミの原因になることがあるので、直接当たらない場所に置くように注意してください。

まとめ|お手入れ次第で浴衣も長持ち

浴衣の畳み方や洗い方をご紹介しました。

夏に数回しか着る機会がない浴衣。

しっかりお手入れをして来年もきれいな浴衣で楽しめますように。

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