今年の夏は子どもに浴衣を着せて夏まつりなどのイベントに出かけてみませんか。
今回は、女の子の浴衣を選ぶときのコツについてご紹介します。
また、浴衣に合わせた髪飾りや、着付けをするときのポイントもいくつかありますので参考にしてください。
さらに、浴衣を着てお出かけするときの注意点もお伝えします。
浴衣をじょうずに着こなして夏のイベントを楽しみたい方は、ぜひチェックしてくださいね。
ママライタープロフィール
21歳の息子、19歳の娘、14歳の息子を持つママライター。(※原稿執筆時)
知的好奇心を満たしてくれるものが大好物。
子供たちの影響でアニメにも興味あり。苦手なのは計算と掃除。
女の子の浴衣の選び方。色やデザインはどうする?
浴衣は幼児向けで着せやすく動きやすいタイプから、ジュニアサイズ(身長140㎝以上)向けのデザインなどたくさんの種類があります。
また、帯にも種類があり、色も可愛いものがたくさんあって迷ってしまうほど。
サイズや本人の好みも考えて、子どもにぴったりの浴衣を選びましょう。
好みのタイプやセットを選ぼう
浴衣らしい柄の上衣とワンピースがセットになったセパレートタイプの浴衣は、元気に動き回りたい幼児におすすめ。
着付けも簡単で、着崩れしてもなおしやすいのが特徴です。
浴衣の柄に合わせた帯がセットになっているので、はじめて浴衣を着る子どもにぴったりです。
小学校中〜高学年のジュニアになると、浴衣に帯を巻いて着る昔ながらのデザインが人気です。
浴衣と帯の2点がセットになっているものと、浴衣と帯と下駄がセットになっているものがあるので、下駄を持っていない方は3点セットがおすすめです。
別売りしているものもあるので、自分らしい色合いを楽しみたい方や複数持っている方は個別に揃えてもいいでしょう。
帯の種類
帯は柔らかい素材で作られた兵児帯(へこおび)と硬い素材の帯があります。
柔らかい帯は幼児向けの浴衣に、硬い帯はジュニア向けの浴衣にセットされていることが多いです。
どちらの帯も、胴回りに巻いて背中の部分で飾り結びをするのですが、飾り結びの部分だけ胴に巻く部分と別になっていて、きれいな形で固定されたものがあります。
作り帯といいますが、マジックテープで貼り付けるタイプや金具の部分を帯に差し込むタイプなどがあり、装着はそれほど難しくありません。
はじめて浴衣を着せる場合は、上手に飾り結びできなくて時間がかかってしまうこともあるので、不安な方は作り帯を使うのがおすすめです。
ただ、柔らかい兵児帯は飾り結びも比較的簡単なので、トライしてみてもいいかもしれません。
サイズや色柄
サイズ選びも迷うポイントですが、一年に数回しか着ないので、幼児は特にワンサイズ大きめがおすすめです。
子どもらしい色や大人っぽい柄など種類はたくさんあり、選ぶのに困るほどですが、子どもと一緒に選ぶのも楽しみのひとつ。
ただし、白っぽい浴衣は下着が透けやすくなるので、注意が必要です。
着てから後悔しないように、年齢や好みに合わせてぴったりの浴衣を選びましょう。
ヘアスタイルに合わせた髪飾りを選ぼう
子どもに浴衣を着せたら髪も華やかにしてあげたいですよね。
浴衣の色柄に合わせて、髪飾りも普段と違うものを選んでみませんか。
ロングだけでなく、ショートやミディアムでも髪飾りを付けると、浴衣姿がもっと可愛らしくなりますよ。
ショートヘア、ミディアムヘアの場合:浴衣に似合うヘアスタイルや髪飾り
ショートヘアは、前髪を横にそろえて髪飾りをつけてあげてはどうでしょう。
サイドの髪を耳にかけて大きめのクリップタイプの髪飾りで留めてもかわいいですね。
ミディアムヘアは、ハーフアップにして大きな飾り付きゴムで結んだり、リボンで結んだりすると華やかになります。
浴衣に合わせるときは、ちょっと派手かもと感じるくらいの大きな髪飾りがよく似合います。
ロングヘアの場合:浴衣に似合うヘアスタイルや髪飾り
ロングヘアは、浴衣に似合うまとめ髪スタイルがおすすめです。
アップにすると暑さ対策にもなります。
髪飾りはかんざしタイプやクリップタイプなどさまざまな飾りが使えますが、毛量が少ないと地肌を痛めることがあるので、気を付けましょう。
また、コームでまとめると大人っぽい印象になります。
ヘアアレンジが苦手な方は、事前に練習しておくと安心ですね。
着付けのポイント
普段来ている洋服と違って、はじめて子どもに着せる方も多いのではないでしょうか。
ここでは、着付けをするときのポイントをお伝えします。
実際に筆者が子どもに着せたときに気付いたことなどを紹介しますので、参考にしてくださいね。
肌着について
浴衣は袖や裾が長く、汗をかきやすくなります。
そのため、汗をしっかり吸収する肌着を着せてあげるといいでしょう。
また、浴衣の色によって肌着が透けて見えてしまうこともありますので、濃い色の肌着は避けた方が無難です。
なるべく無地のもので柄がないほうが好ましいでしょう。
ただ、子どもは浴衣用の肌着を特別に用意する必要はありません。
普段使っているものの中から、合うものを準備しましょう。
当日より前に一度は確認を
はじめて子どもに浴衣を着せるときには、当日より前に一度試しに着せてみることをおすすめします。
着付けの動画などを見ると簡単そうに見えますが、実際にやってみると意外と上手くいかないこともあります。
着付けにどれくらい時間がかかるのかシュミレーションもできますので、確認するためにも試しに着付けをしてみて下さい。
当日は時間に余裕を持って着付けをすると、楽しくイベントに臨むことができますよ。
髪のセットは着付け前に
凝ったヘアアレンジをしたい方は着付け前にすることをおすすめします。
着付けをしてから髪を整えようとすると、慣れない浴衣が気になってじっとしているのが辛くなったり、時間が経つにつれて着崩れやすくなったりしますので、髪は着付け前にセットしてあげましょう。
また、髪のセットをするときは、前開きの洋服を着せると浴衣に着替えるとき髪が乱れずに済みます。
せっかくきれいに整えた髪を崩さないように気を付けて、着付けに臨みましょう。
浴衣で出かけたときの注意点
浴衣をきれいに着て髪も整えて、いざイベントに出発!
しかし、普段着慣れていない浴衣で出かけると、心配なこともあるかもしれません。
ここでは、浴衣でのお出かけで注意したいポイントを紹介します。
下駄で足を痛めやすい
慣れない下駄で足を痛めてしまうことがあります。
せっかく楽しい夏イベントが痛みで台無しになってしまうのは悲しいですよね。
特に下駄の鼻緒が当たる部分は痛めやすいので、先に絆創膏を貼っておくのもひとつの手です。
また、幼児は痛くて我慢できなくなることもあるので、履きなれたサンダルか草履を用意しておいて、痛みを訴えてきたら履き替えさせてもいいと思います。
荷物が少し増えますが、楽しい思い出になるように配慮してあげましょう。
暑さ対策は万全に
浴衣は夏の洋服に比べると袖や裾が長く、暑くなりがちです。
小型の扇風機やうちわを持たせるなど、暑さ対策をしておくと安心です。
特に、真夏の昼間に浴衣を着ているとかなり暑くなるので、熱中症にも気を付けましょう。
扇子は帯に差す小物として使われますので、おしゃれアイテムにもなりますよ。
浴衣で夏イベントを楽しもう
女の子の浴衣選びから髪飾り、着付けや注意ポイントまでご紹介しましたが、いかがでしょうか。
夏のイベントに浴衣を着て出かけると、それだけで気分が盛り上がります!
暑さ対策や痛みが出ないように準備して、子どもと楽しい夏の思い出を作りましょう。
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