クリスマスシーズンが近づくと街で見かけるクリスマスリースにワクワクしますね。
初めから全部手作りしなくても、子どもと一緒に見つけた木の実を、ひと手間かけて市販のリースに飾ると、一気に愛着がわき子どもはとても喜びます。
木の実とクリスマスリースをとおして、季節を味わいながら親子の思い出をつくりましょう!
子どもと材料集め♪まだ間に合う!今から拾える木の実
11月を過ぎると木の実シーズンも終わりですが、まだ見つけられる木の実を紹介します。
子どもと一緒に拾うことで木の名前を覚えられたり、木の実の肌ざわりをとおして季節を感じられます。
「クリスマスリースにつける木の実を見つけよう」と声をかけると、喜んで真剣に探す子どもの姿はとても微笑ましいです。
普段は素通りしてしまう道も、クリスマスリースを彩る材料を見つけられると一緒に探せば、親子で新しい発見ができます。
街のなかにも木の実はある
いつも通っている公園、幼稚園、小学校、街路樹(歩道)、マンション敷地内、木の実はどこでも誰でも拾えます。
子どもと一緒に、下を見て探してみましょう。
普段は下を見て歩かないので、子どもの視線になれてさまざまな発見があります。
どんぐりの季節を過ぎても、探せばまだまださまざまな種類の木の実が見つかりますよ。
数個つけるだけでも、オリジナルの手作りクリスマスリースになります。
松ぼっくり
お馴染みの松ぼっくりは、大きくて見つけやすいので探しやすいです。
遠目にも落ちていてもわかりやすいですよね。
松ぼっくりは、園や小学校の門扉周辺にあることが多いです。
マツやスギなどの針葉樹が敷地内にあると思うので見てみましょう。
特に念入りに洗わなくても、ほこりが気になれば払う程度で大丈夫です。
気になる方は洗っても問題ありません。
松ぼっくりは、水で濡らすとかさが閉じて乾くと開くので、子どもと一緒に観察してもおもしろいですね。
椿・さざんか
椿やさざんかは、園庭の生垣に多いです。
殻もなかのタネも、拾いやすくコロンとしていてどちらも可愛いですが、椿のほうが大きくてさざんかは小さめです。
椿の種を絞ったものが資生堂のシャンプーや化粧品で使われる椿油です。
シャネルのカメリアのモチーフも日本の椿です。
日本ではお馴染みの椿は、冬にも咲く驚異の花として海外では驚かれるようです。
椿油を自分で作るのは難しいですが、木の実を砕くとちょっと油がにじむので子どもと試してみてもおもしろいかもしれません。
椿とさざんかは同じ系統ですが、椿は年明けに咲くので、10月〜12月の時期に花が咲いているほうがさざんかです。
メタセコイア
メタセコイアの木の実は、ミニサイズの松ぼっくりのような見た目です。
濡らしてもかさが閉じる松ぼっくりのような変化はありません。
公園、園のシンボルツリーに多く、たくさん落ちていて拾いやすいです。
メタセコイアは街路樹に使われているので、街路樹を探すと良いです。
他にくらべて大量に実が落ちるので、木さえ見つかれば木の実も見つかります。
針葉樹は葉が落ちないものが多いですが、メタセコイアは葉が落ちます。
木の大きさはイチョウくらいで、クリスマスツリーの形をした裸になる木がメタセコイアです。
プラタナス・フウ
プラタナスとフウは違う種類ですが、ボール状の実をつけるのが共通点です。
公園や園、学校のほか、街路樹にも多いです。
丸い実が独特で、フウの実は2センチメートルほどでトゲに注意が必要です。
百円均一のお店で売られているものはフウの実が多いです。
公園や園、学校、街路樹でよくみるのがプラタナスの実で、フウの実より大きく3〜4センチメートルほどで、表面はつぶつぶですが痛くありません。
オリジナルリースを作ろう
オリジナルのリースを初めから作ろうとすると、木の実や飾り、リース台など用意するものが多くて、作業も大変そうですよね。
市販のリースに拾った木の実を、少し足すだけでも一気に自分のリース感が生まれます。
高級なクリスマスリースでなくても、ホームセンターやスーパーにもリースが売られています。
市販のリースをそのまま使うのではなく、拾った木の実を足してみてください。
2〜3個の木の実をはりつけるだけでも「自分でつけた♪」と子どもは喜び、覚えていてくれます。
不器用でも問題なく簡単にできるので、ぜひ親子でオリジナルリースを作ってみてください。
簡単に作れるリース土台
いちから作るときは、木の実を貼るだけでいい土台を選ぶと楽です。
つるのリースは、ホームセンターにありますし、小さい土台なら百円均一のお店にもあります。
つるを輪っか状にしたものが売っています。
つるだけも雰囲気があって可愛いですよね。
また、小さな子どもと遊ぶときに包装紙などの紙で手作りしても良いと思います。
包装紙ならなんでも使えますし、新聞紙でも大丈夫です。
細長くねじって輪っかにするだけです。
針金の周りにキラキラの飾りがついているモールを巻き、留め具にすると飾りにもなり、輪っかを作るとそのまま壁などにかけられます。
紙だと、小さい子どもが飽きない時間に家にある材料でさっと作れます。
木の実を貼り付けるだけでオリジナルリースができる
木の実をしっかり、リースにつけるならグルーガンが最適です。
グルーガンは樹脂を使うピストルのような形の接着剤で、DIYや工作に使われます。
ただし、グルーガンはやけどする危険があります。
高温にして樹脂を溶かしてくっつけるため、溶かしたものをさわるとやけどしてしまいます。
未就学児の子どもの使用はなるべく控えて、保護者と一緒に小学生以上の子どもと使うようにしましょう。
グルーガンは小さい子どもには危ないので、速乾性の木工用ボンドを代用しても大丈夫です。
木工用ボンドは手についても時間をおくとぺりっとはがせて手軽に使えます。
木の実の他にリボンなど好きな飾りを付けると、さらにリースが華やかになりますね。
木の実はクリスマスツリーに飾れる?
せっかく親子で拾った木の実、クリスマスツリーにも使いたくなりますよね。
しかし、木の実は重たいので、クリスマスツリーにつけると枝がくたっとなったり落ちてしまいます。
クリスマスツリーに木の実を飾るなら鉢植えに置いてあげるほうがおすすめです。
買ってきたプラスチックのツリーにボンドでつけるのは良いですが、生きた木にボンドやのりは使えません。
ひもでかけないといけないので、クリスマスツリーは専用の軽い飾りにして、木の実は鉢植えにのせて転がしておくだけでも十分可愛くて雰囲気がでると思います。
リースやツリー以外にも♪残った木の実で飾り、可愛い部屋にしよう
拾ってきて残った木の実は、リースやツリー以外にもテレビ台や玄関、子どもの目線にふれるところに飾ってみましょう。
この季節、さまざまな店のディスプレイに木の実が使われています。
真似をして、テーブルや小皿に盛り付けるのも良いですね。
多種多様な形の木の実は、季節感があり置いておくだけで部屋が可愛くなります。
木の実はどれくらいもつのか気になりますが、数年は大丈夫です。
自然のものなので、風化し粉々になり崩れていくので、そうなったらおしまいです。
小さい子は口に入れたり、食べないように注意が必要です。
まとめ
送り迎えのちょっとした時間でも拾える木の実は、子どもと季節を感じられるアイテムです。
木の実を飾り付けた手作りのクリスマスリースをとおして、クリスマスが子どもの思い出に残ります。
育児や仕事で、長時間がんばっていると疲れますよね。
気晴らしに外に出て、子どもと木の実を探索してみると意外と楽しいです。
さらに、拾った木の実を使い親子でオリジナルリースを作ると、クリスマスまでの時間が楽しみに過ごせるので、ぜひ参考にしてみてください。
ママライタープロフィール
9歳の息子と6歳の娘を持つ京都出身、福岡在住のママ。
趣味は旅行、読書、牧場巡り。10年間、睡眠専門医療機関でSEを担当していたのでIT関連は得意。
上級睡眠健康指導士。デザインを学び、現在は開業してWebサイト制作を中心に活動中。株好きのFP2級でもある。
子どももクリエイティブなので一緒に絵を描いたりゲームを作りたい。最近、長男がバスケを始めた。
(※原稿執筆時)