京都市東山区は京都市の南東部に位置しており、歴史的建造物や趣を感じる街並みを堪能できる街です。
アクセスも良好で、京阪電気鉄道京阪本線・JR奈良線・市営地下鉄東西線の3つを利用できます。
観光面はもちろんのこと、育児を支援する制度が充実しているのも特徴です。
子どもと一緒に楽しめるスポットも豊富なため、子育て世帯の住まいにもおすすめの街です。
この記事では京都市東山区の住環境や子育て支援制度、待機児童数などをご紹介します。
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京都市東山区の子育て環境
ここでは、京都市東山区の子育て環境をご紹介します。
子どもの人口
2021年4月1日現在の京都市東山区の0～14歳の子どもの人口は2,780人です。
京都市東山区の人口全体の7.7％に該当します。
参考：京都市公式サイト-京都市のこどもの数
教育施設の数
京都市東山区の教育施設の数は下記のとおりです(2022年度時点)。
| 幼稚園 | 3園 |
|---|---|
| 小学校 | 1校 |
| 中学校 | 4校 |
| 高等学校 | 5校 |
参考：e-Stat・政府統計の総合窓口-京都市東山区のデータ
なかでも、永興こども園は豊かな自然のなかに建てられた保育園です。
3歳では自分らしさ、4歳では協調性や表現力を育むなど、子どもの年齢に合わせた保育に取り組んでいるのが特徴です。
カリキュラムの数も豊富で、スポーツや芸術、語学を楽しみながら学べます。
また、クッキング保育や味噌作りなど食育にも力を入れています。
自然豊かな環境で子どもの感性を伸ばしたい方におすすめです。
東山区にある病院
京都市東山区には病院がいくつかあります。
なかでも東山区西之門町にある原田病院は、小児科をはじめ、外科や内科や耳鼻咽喉科など様々な診療科があることでも知られる病院です。
確かな技術とまごころのこもった医療で最高の医療環境を提供することをコンセプトに、総合病院として地域に根差した診療を心がけています。
参考：原田病院
東山区の買い物環境
2022年2月現在、京都市東山区にはスーパーが約5店舗、コンビニエンスストアが約30店舗あります。
なかでもFRESCO(フレスコ)プチ東山三条店は、24時間営業しているスーパーです。
京都市が推進する「京都市食品ロスゼロプロジェクト」では食べ残しゼロ推進店舗に選ばれており、食品ロスに対する意識が高いことでも注目されています。
参考：NAVITIME
参考：FRESCO
参考：京都市食品ロスゼロプロジェクト
東山区の治安状況
2020年に京都市東山区で発生した犯罪認知件数は合計276件でした。
他の区と比べると少ない割合ですが、防犯対策は忘れずにおこないましょう。
参考：京都府警察公式サイト-市区町村別認知件数(刑法犯包括罪種別)
東山区にある公園
京都市東山区にある公園の数は17ヵ所です。
なかでも東山区円山町にある円山公園は、広大な敷地を誇る公園です。
名物の祇園しだれ桜やひょうたん池などがあり、長い歴史のなかでたくさんの人々に親しまれてきました。
敷地内には知恩院や円山音楽堂などもあるため、一日中いても飽きることはないでしょう。
京都市東山区の主な子育て支援制度
京都市東山区では、主に以下3つの子育て支援制度を利用できます。
それぞれの支援制度の内容を見ていきましょう。
東山はぐくみだより「ふわりん」
東山はぐくみだよりふわりんは、東山区の子育て情報が掲載された情報紙です。
保育園や児童館が主催するイベントの詳細情報がまとめられており、その月にどのようなイベントがあるのかをカレンダー形式で確認できます。
公式サイトでは電子書籍版が公開されているため、いつでも便利にチェックできるでしょう。
参考：京都市公式サイト-東山はぐくみだより「ふわりん」
ショートステイ・トワイライトステイ
ショートステイ・トワイライトステイとは、京都市子育て支援短期利用事業の別称です。
どちらも保護者が一時的に子どもを養育できない場合に、乳児院や児童養護施設などで子どもを預かる制度です。
ショートステイは宿泊をともなうもので、原則として最長6泊7日まで預けられます。
トワイライトステイは夜間に限定されており、17～22時まで利用可能です。
参考：京都市公式サイト-京都市子育て支援短期利用事業(ショートステイ・トワイライトステイ)
ひとり親家庭支援制度
京都市東山区にお住まいの方は、ひとり親家庭支援制度として以下の4つを利用できます。
- ひとり親家庭等医療費支給制度
- 児童扶養手当
- 資格取得・訓練にかかる費用
- その他制度
いずれもひとり親家庭が生活するうえで役立つ制度ばかりのため、対象となる条件や申請方法などを確認してみましょう。
参考：京都公式サイト-ひとり親家庭の方へ
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京都市の待機児童数
京都市の待機児童数は6年連続で0人です(2019年4月1日時点)。
待機児童ゼロに成功している背景には、国の基準を超える保育体制の整備や、保育料の軽減などが挙げられます。
保育環境のケアが手厚い地域で子育てしたいなら、京都市は有効な選択肢となるでしょう。
参考：京都公式サイト-子育て世帯の本市への移住促進に向けた情報提供の充実
京都市東山区で子育てにおすすめの施設
京都市東山区には、子育て世帯におすすめの施設が主に3つあります。
子ども連れで満足できるスポットばかりのため、ぜひ子どもと一緒に出かけてみてください。
清水寺
京都市東山区にある清水寺は、言わずと知れた世界遺産です。
文化的な価値が高い建造物のほか、京都の美しい景色を堪能できます。
季節ごとに特別拝観をおこなっているため、何度訪れても飽きないでしょう。
境内をじっくりと回ったあとは、清水寺の周辺を散策したり、ショッピングを楽しんだりするのもおすすめです。
参考：清水寺
参考：子どもとお出かけ情報サイト「いこーよ」
八坂神社
八坂神社は、京都の人々から祇園さんの愛称で親しまれる神社です。
本殿は国宝に、その他の建造物の多数が重要文化財に指定されています。
歴史的価値の高い八坂神社を訪れることは、子どもにとっても深い学びにつながるでしょう。
参考：八坂神社
京都国立博物館
京都国立博物館は、東山区の茶屋町に位置しています。
陶磁や絵巻、彫刻などを展示する名品ギャラリー(平常展示)のほか、期間ごとに入れ替わる特別展を楽しめます。
屋外にも展示物が多数あるため、一日中じっくりと芸術に触れられるでしょう。
一般の方は観覧料が必要ですが、高校生以下は無料で入れます。
参考：京都国立博物館
京都市の子育て支援制度一覧
京都市東山区に居住する子育て世帯は、京都市が実施する子育て支援制度も利用可能です。
ここでは、主な制度を3つご紹介します。
スマイルママ・ホッと事業(産後ケア事業)
スマイルママ・ホッと事業(産後ケア事業)は、産後の母親のケアや育児サポートなどをおこなう子育て支援制度です。
ショートステイやデイケアを通して、母体の管理や生活面に関する相談対応、授乳・沐浴の指導などを受けられます。
参考：京都市公式サイト-スマイルママ・ホッと事業(産後ケア事業)
京(みやこ)あんしんこども館
京(みやこ)あんしんこども館では、子どもの医療や保険に関する相談や、心肺蘇生法などの講習会を実施しています。
電話相談と来館相談に対応しているため、都合に合わせて利用しやすいでしょう。
館内にある子どもセーフティハウス(モデルルーム)では、家庭で起こりがちな事故と、事故に対する防止策を学べます。
参考：京都市公式サイト-京(みやこ)あんしんこども館
休日保育
休日保育は、通常は保育施設を利用できない日曜日や祝日などに、保育所や認定こども園で保育をおこなう制度です。
仕事や介護、出産などの都合があり、休日に子どもを保育できない子育て世帯が対象です。
保育実施施設に入所している子どもであれば、休日保育の利用にあたって料金はかかりません。
入所児童以外は料金が発生するため、世帯や時間帯ごとの料金を確認してみてください。
参考：京都市公式サイト-休日保育の御案内
まとめ
京都市東山区はたくさんの歴史的建造物が楽しめる街です。
3つの路線の鉄道を利用できるほか、第二京阪道路も通っているためアクセスも良好です。
観光地としてのイメージがありますが、子育て情報誌の発行や、ショートステイ・トワイライトステイの実施など、子育て世帯を支援する制度も充実しています。
住環境の豊かさはもちろん、子育てのしやすさを重視するなら、京都市東山区への移住を検討してみてください。
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