子どもの足音対策にも!賃貸マンション・アパートでもできる防音対策をご紹介

住宅ジョイントマット

賃貸で子供がうるさくする時、ママは隣人や階下の住人から苦情が来ないか(もしくは既に来ている)心配ですよね。

子供が泣く、走り回る、壁を叩く……そんな時、実際にどんな防音対策ができるのでしょうか。

そこで、オーソドックスで簡単な防音対策のなかから、小さなお子さんがいるご家庭に特にぴったりの方法をご紹介します。

床や壁に簡単に取り付けられるものを活用しながら生活上の工夫をすれば、賃貸でも防音対策が可能です。

考えうる方法を最大限ピックアップしてみたので、是非この防音対策を試してみてください。

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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。

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マンションやアパートなどの集合住宅で響きやすい生活音って?

子どもの足元
子供がうるさくする時の音は主に足音と声があります。

足音と声、それ以外の音は下記のように分類されます。

  • 足音…小さな子がハイハイする音や少し大きくなった子が走り回る音、飛び跳ねる音
  • 声…赤ちゃんの夜泣きや、少し大きい子の泣き声、大声や奇声
  • その他の音…壁を叩く音、ドアを強く閉める音、椅子を思い切り引く音

どうして生活音が響くの?

そもそも生活音はどうして響くのでしょうか。

賃貸住宅で防音対策をするためにも、音が響く理由や建物によって防音性に違いがあることを知っておきましょう。

音が響く理由

音には、空気で伝わるものと固体(床や壁など)が振動して伝わるものがあります。

空気によって伝わるのは、人の話す声やテレビなどの音です。

音は建物の床下や壁などの空気を介して聞こえてきます。

空気を介して聞こえる音は、ドアなどの障害物が多く音源から離れるほど小さくなるのが特徴です。

一方で、床などが振動して聞こえてくる音は、空気よりも伝わりやすいため防音が難しくなります。

防音性の違い

防音の程度を示す「防音性」は、建物の構造によっても異なります。

賃貸住宅の構造の種類は、大きく分けると「木造」「鉄骨」「鉄筋コンクリート」の3つです。

生活音への対策を考える際には、構造ごとの防音性の違いを知っておくことも大切なので把握しておきましょう。

木造

3種類の構造の中で一番防音性が低いのが木造です。

木材は通気性が良いことから、音を通しやすい性質を持っています。

特に壁が薄い建物は人の声や物音が響きやすいので、賃貸物件を選ぶ際には注意しましょう。

鉄骨

鉄骨には建材の種類によって「軽量」「重量」の2つがあり、木造よりも防音性が高いのが特徴です。

ただし、建材の厚みや建築方法によって防音性には幅があります。

軽量鉄骨の賃貸住なら、壁の防音対策がしっかりされているのかを確認しましょう。

鉄筋コンクリート

3種類のなかで最も防音性が高いのが鉄筋コンクリートです。

鉄骨にコンクリートを流しているため、壁の密度が高く防音性に優れています。

生活音は遮られることが多いのですが、賃貸物件によって防音性が異なる点には注意が必要です。

賃貸マンション・アパートでもできる防音対策

床の防音対策

ジョイントマットを剥がす赤ちゃん

ホームセンターやネットショッピングで購入できるジョイントマットを床に敷き詰めると、走り回る音など床への衝撃音を和らげることができます。

ジョイントマット以外にコルクでできたコルクマットも有効です。

これらは正方形で繋げたり並べて置くことができるので、部屋の形に合わせて置いたり、汚れた部分だけ外して洗ったり取り換えることができます。

防音カーペットも音対策に有効です。

防音カーペットの1例としては「静床ライト」がありますが、特殊3層構造で防音効果が期待できます。

ジョイントマットやコルクマットの上に防音カーペットを引くと更に防音効果が高まります。

また、大きな正方形の形などでも売られている置き畳も防音に有効です。

物理的にしっかり分厚いので足音をかなり軽減してくれます。

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壁の防音対策

遮音シート・吸音材・ワンタッチ防音壁

遮音シートや吸音材を壁に貼ると壁伝いの防音対策を期待できます。

遮音シートは自分で貼ると手間がかかりますが、市販にワンタッチで簡単に設置ができる防音壁もありますのでチェックしてみてくださいね。

ワンタッチ防音壁|防音専門店ピアリビング

遮音シートを貼った壁の前に背の高い本棚やタンスを置く

遮音シートを貼った壁の前に背の高い本棚やタンスを置くと、本棚やタンス自体で音を伝わりにくくすることができるので更に音を防ぐことができます。

また、本棚やタンスを置いておくと良いもう一つの点は、子供が壁を直接叩くことができなくなることです。

壁を直接よりその前の本棚やタンスを叩く方が隣に音は伝わりにくくなります。

本やタンスは子供が当たったり地震が起きても倒れて来ないようにしっかり免振対策しておきましょう。

窓の防音対策

防音カーテン・防音レースカーテン

窓から漏れる音には、防音カーテンが便利です。

防音の為の特別な生地を使用した防音カーテンは効果的に音を防ぐ機能があります。

防音レースカーテンもあるので、合わせて使うと効果がグッと上がります。

二重サッシ

二重サッシとは窓枠1つにつき外窓と内窓の2つのサッシがつけられているものです。

窓を開けて風を通すには内窓を開けて外窓も開ける必要があります。

二重サッシは窓ガラスが2重になっているので、その分中の音が漏れにくくなっています。

賃貸に二重サッシを取り付けるには大家さんの承認が必要で、後からつけるのは大変なので元からついている物件を選ぶと防音効果が期待できるでしょう。

椅子やドアなど、家具・建具の防音対策

椅子の脚に脚カバーを履かせる

椅子を引く音は階下に響きやすいものです。

特に子供が乱暴に引くと大きな音が出ますよね。
椅子の音対策に市販の脚カバーを履かせると、椅子を引く音が階下に伝わるのを軽減できます。

ドアにドアクローザーをつける

主に賃貸住宅の玄関のドア上部についていますが、油圧でドアをゆっくりと閉じることができる機器になります。

ドアを勢いよく閉める音は階下に響きやすいものです。

よく使うドアはドアクローザーをつけるとバタンと閉まる音をかなり減らせます。

賃貸の場合はドアクローザーを付ける前に大家さんに相談もしておきましょう。

ドアに防音戸当たりテープをつける

ドアが閉まって当たる場所に貼っておく、クッション性のある防音テープです。

勢いよく閉まったドアの音を吸収してくれます。

物によってははがす時に上手く剥がせないので、賃貸の場合は貼る前に剥がしやすいかどうかも確認しましょう。

子供が走りにくいような家具配置に!

テーブルが真ん中にあり、その周りをグルグル走り回りやすい……そんな配置になっているだけで子供はわんぱくに走り回ってしまいます。

注意して聞く年齢ならまだしも、なかなか止められない場合もありますよね。

走り回りやすい隙間が多くある場合は、途中にソファーや机を置いてせき止めたり、動線を防いでしまうと走りにくくなり騒ぎにくくなります。

近所の方々と良好な関係を築いておく!

どんなに音を防いでも、どうしても音は漏れてしまうもの。

隣の部屋の人や階下の人に会ったら、うるさくないですか?と聞いて、音が聞こえるとのことだったらしっかり謝っておきましょう。

子供が会った時に「こんにちは」等挨拶させるのも大事です。

知っていて印象の良い子供が騒ぐ足音や声と、あまり知らない子供が騒ぐのでは、知っている子のほうが多少気にならなくなるのが人間の性です。

また、同じ理由で町内会の行事やイベントに顔を出して地域の人に顔を知ってもらうのも効果的です。

防音に特化した物件を探すには?

賃貸物件の部屋

部屋自体に防音効果があると、ほかの部屋に聞こえる音を軽減できます。

ここでは、賃貸物件を探すときに防音効果のある物件を探す方法をご紹介します。

間取りや壁、窓などの防音性を確認するためのポイントがあるので、内覧の際には必ずチェックするようにしましょう。

建物の間取り

賃貸住宅の防音性は隣接する間取りが影響するため、部屋の配置を確認することが大切です。

間取りによっては、隣に住む人の生活音が聞こえやすいこともあります。

例えば、防音対策をしている賃貸住宅なら、隣の部屋とのあいだに収納スペースや共用の通路などを設けています。

部屋同士をクローゼットなどで区切っている設計なども良いでしょう。

賃貸物件の平面図を見る場合は、建物全体を見るようにすれば防音性の高い間取りなのかが確認できます。

室内の反響音

賃貸物件を内見するときに防音性を確認するには、部屋の真ん中に立って手を叩く方法がおすすめです。

手を叩いたときの音が、どのように響くのかによって防音性がある程度わかります。

手を叩いた音が部屋の中で大きく響く場合には生活音が外へ漏れにくいため、防音性の高さが期待できます。

反対に音が響かない部屋は、壁などから音が外へ漏れていると考えられるので、防音性はあまり期待できません。

簡単にできる方法なので、内見の際にはチェックしてみましょう。

壁の防音性

壁の防音性を確認するには、壁を軽くノックしたときの音で判断するのが簡単でわかりやすい方法です。

賃貸物件の壁には、石膏ボードとコンクリートの2種類があります。

叩いたときの音が低く詰まった感じの場合はコンクリートの壁で、密度が高いためノックしても音が響きません。

一方で、叩いた音が高くて響くようなら、壁の素材が石膏ボードと考えられます。

石膏ボードよりも、密度の高いコンクリートの壁のほうが防音性が高いと判断できます。

ただし、ノックの音で確認できるのは、あくまでも壁の表面です。

表に石膏ボードを使用したコンクリートの壁もあるので、詳しい構造は業者に確認しておきましょう。

窓の防音性

建物の防音性を確認するときに、ポイントになるのが窓です。

部屋の中でも大きな開口部である窓は、防音効果に大きな影響があります。

防音効果が高いのが防音二重窓や二重サッシなので、賃貸物件を探す際には窓の仕様についても確認しておきましょう。

賃貸物件が一般的な窓ガラスのタイプなら、ガラスの厚みやサッシで防音性を確認します。

網目入りのガラスなら十分な厚みがあることが多いのでおすすめです。

また、サッシの立て付けがしっかりしていて隙間がないことも防音性を高める要因になります。

室外の音<

賃貸の内見では、外からの騒音が室内にいるとどれくらい聞こえるのかを確認することも大切です。

隣の部屋など近くからの生活音や人の声が聞こえる場合は、防音性が低いと考えられます。

部屋の外からの音が聞こえるなら、同様に部屋からの生活音も外に聞こえてしまうでしょう。

外部からの騒音など近所の音があまり聞こえない部屋の場合は、防音性が高い可能性があるので安心です。

内見では意識して静かに周囲の音を聞いてみることをおすすめします。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

子供がうるさく騒ぐ際の防音対策、床から壁、窓、ドアの音など色々対策があり勉強になりましたね。

近所の人への挨拶も大事にして、苦情の起こりにくい環境を作っていくのも大事です。

子供がうるさくして困っている賃貸住宅住まいのママさんは、是非今回上げた方法を試してみてはいかがでしょうか。

子供の幼稚園や小学校周辺で賃貸を探す際は、ママ賃貸がオススメです。

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