これまでは「家具は買うもの」でしたが、昨今はサブスクリプションサービスの普及で「借りる・レンタルする」という選択肢ができました。
これまで手が届かなかったデザイナーズ家具や、購入には勇気がいる独特なデザインも、一定期間借りるだけならハードルが下がります。
必要な時期だけ借りる、いろいろと試してから気に入ったものを購入したいという需要もあるようです。
かさばる家具を返却して荷物を減らせれば、引っ越し代の節約にもなり一石二鳥です。
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家具のサブスクってどのようなサービス？
サブスクとは、サブスクリプションの略で、料金を支払って一定期間サービスや製品を利用できるサービスのことです。
Amazonプライム会員やNetflix、Microsoft 365などでおなじみの方も多いでしょう。
毎朝自宅まで届く新聞もサブスクの一つです。
高価な家具は一度購入すると、そうそう手放したり買い替えたりができません。
おしゃれな家具を使いたい、使い勝手が良いか試してみたいと思っていても、結局は当たり障りのない無難な家具を選ぶことも多いのではないでしょうか。
しかし、家具のサブスクを利用すれば、高額になりがちな家具を安く使えるうえ、気に入らなければ交換も可能です。
単身赴任や一人暮らしの学生など、一定期間を過ぎれば自宅に戻る予定の方にも便利なサービスです。
家具のサブスクのメリット
ここでは、購入やレンタルとは異なる、家具のサブスクならではのメリットを紹介します。
引っ越しの荷物を減らすことができる
サブスクで利用している家具は、必要なくなれば利用を終了して返却手続きをするだけで家具を引き取りに来てくれます。
引っ越しするときは、そのぶんの荷物を減らして移動できるため、引っ越し料金が安くなります。
ベッドやソファなどの大型家具は、大きさや重さ、階段の形状などによって手作業での搬出や搬入が難しい場合もあるため、クレーンや吊り作業などの特殊料金が発生して引っ越し費用が割高になるケースも多いようです。
しかし、家具のサブスクサービスなら、引っ越し前に返却すれば、新居に運ぶ必要がありません。
処分費用がかからない
家具が不要になったときは、処分するための手数料や運搬費などの費用がかかります。
回収費用が安いと思われる自治体の粗大ごみ回収を依頼しても、数千円かかるうえに、自宅前の道路や指定のゴミステーションまで自分で運び出さなければなりません。
また、回収サービス1回につき出せる点数が決められていたり、雨だと次の回収日まで順延されたりするため、引っ越し予定日が迫っているときに予定通りに処分できない可能性もあります。
ちなみに、東京都新宿区ではシングルベッドの回収に1,200円、ベッドマットも1,200円それぞれに処分費用がかかります。
ベッドフレームは自分で解体することになり、なかなか手間暇がかかるでしょう。
※出典：
粗大ごみの処理手数料一覧：新宿区
気軽に家具を変えられる
一度購入した家具を頻繁に買い替える方はあまりいないでしょう。
そのため、飽きのこない無難なデザインの家具に落ち着きがちですが、サブスクなら家具選択の自由度が広がるところがメリットです。
気分を変えたいときや、好みが変わったとき、子どもが生まれて大きな家具が必要になったときなど、必要に応じて気軽に新しい家具に替えられます。
借りていた家具を返却し、同日に他の新しい家具を借りられるため生活に困ることもありません。
初期費用が抑えられる
家具のサブスクは何種類かのサービスがあり、提供元により取扱う家具や料金設定は異なりますが、高額の家具でも月額料のみ、または月額料金に利用料金をプラスした料金で借りられます。
10万円のソファでも、月額料金数百円～で借りられることもあります。
気に入った家具や家電を揃えるには、一気にまとまった費用が必要になりますが、家具のサブスクサービスなら高額な初期費用をかけずに気軽に家具を揃えられます。
家具のサブスクのデメリット
家具のサブスクサービスを利用するメリットは多いですが、一方、利用方法によってデメリットと感じる部分もあります。
長く利用するとかえって高くつく
同じ家具を長期間借り続けた場合、それまでに支払った料金の合計額が、商品の購入価格を上回ることがあります。
それなら、買ってしまったほうが安かったということになりますよね。
レンタルなどでは商品価格を超えた場合は買い取りになるシステムがあるところもあるようですが、買取不可の場合も。
短期間の利用や、定期的に入れ替えをする、気に入ったら早めに買い取るなど、利用方法を工夫することでデメリットを防げるでしょう。
利用点数が多くなると固定費が高くなる
家具のサブスクでは、家具1点ごとに料金がかかるシステムの場合、いくつも借りると毎月の利用料金が高額になってしまいます。
お得感があるからとお気に入りのシリーズ家具一式などで揃えると、毎月の固定費の支払いで家計を圧迫しかねません。
数点に抑えるなどピンポイントでの利用を検討しましょう。
選択肢が限られる
サブスクの家具は、市販されている自分が気に入った家具を自由に選べるわけではありません。
利用するサービスで取り扱っている家具のなかから選ぶことになります。
初回は気に入った家具が見つかっても、次回の入れ替えの際に好みのものが見つからないかもしれません。
今後のことを考えて、あらかじめ商品点数が多いサービスを利用するか、一度きりの利用でもかまわないと割り切ってサービスを選ぶかいずれかを選択することになるでしょう。
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家具のサブスクおすすめサービス
ここからは、利用者が多く人気のある家具サブスクのなかからおすすめのサービスを紹介します。
CLAS(クラス)
CLAS(クラス)は、取扱う家具の種類の多さやおしゃれな家具が借りられることで、利用者からの評価も高いサブスクリプションサービスです。
特に、長期利用のユーザー向けのフォローも十分で、長く使うほど料金が割安になる点も高評価の理由です。
1年経過すると月額レンタル料の20％OFF、2年以降は半額、3年以上の利用では当初の80％も安くなります。
CLAS（クラス） | 家具・家電レンタル・サブスクサービス
STYLICS (スタイリクス)
STYLICS (スタイリクス)は、国内外150のブランドを取扱うインテリアコーディネートショップです。
借りられるアイテム数の豊富さと、利用しやすいシステムに定評があります。
また、借りられる家具の多くが新品なので、清潔で傷などがなくきれいな状態で使える点も、利用者にとって安心感が大きいでしょう。
家具インテリアSTYLICS（スタイリクス） | 暮らしの夢を叶えるコーディネーターとレンタル活用
airRoom(エアールーム)
airRoom(エアールーム)は、国内外の主要人気ブランドを取り扱っています。
公式サイトのコンテンツが充実しているため、家具を選ぶ際も迷うことなく希望の家具が探せるでしょう。
最低利用期間3ヵ月の縛りはあるものの、それ以降は返却や交換、延長などが自由。
ユーザーファーストの柔軟性の高さも好ポイントです。
家具・家電のレンタル・サブスクするならairRoom（エアールーム）
flect(フレクト)
flect(フレクト)は、収納家具なども含め取扱う家具のカテゴリが豊富です。
特に、キッズ家具の品数も多くファミリー層に人気があります。
ただし、一部で解約時の料金が割高になるため、気軽に次々に交換するわけにはいかないという声も。
購入検討型のサービスの一環という位置付けなので、気に入った家具は早いうちの購入がおすすめです。
家具レンタルサービスflect（フレクト）トップ｜通販 – ディノス
無印良品の月額定額サービス
無印良品でも、同社で販売している家具のサブスクリプションサービスが始まっています。
自社製品だけの取り扱いのため点数は少ないですが、根強いリピーターをもつ無印良品の家具を試してみたい方におすすめのサービスです。
すべての商品が新品で届くため、レンタル期間終了後はそのまま購入も可能です。
最長の4年契約ではかなりの割安感があり、シンプルでおしゃれな家具を気軽に利用できます。
無印良品の月額定額サービス（ベッド・デスク・チェア・収納・ベビー） ｜ 無印良品
まとめ
子育て世帯だと、小さいうちの一定期間使用したら、その後は不要になる家具が案外多いものです。
また、引っ越しが多い家庭は、引っ越し先に今まで使っていた家具がスムーズに入らなかった経験のある方もいるのではないでしょうか。
そのようなときに便利なサービスが家具のサブスクリプションサービスです。
良い家具を置きたくても、引っ越しの荷物が増えるのは避けたいと思う方もいるかもしれません。
家具のサブスクリプションサービスなら、そんな悩みを解消してくれるでしょう。
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