子どもがいるご家庭で賃貸マンションへの引越しを考えている場合、「セキュリティ面が気になる」という方も多いのではないでしょうか。
両親が共働きの場合は特に、子どもが家で1人になる時間が長かったり、誰でも玄関前まで来られる作りだったりすると、子どもの身の安全が心配ですよね。
泥棒や強盗などに巻き込まれる危険を防止するためにも、この記事では犯罪者の侵入手口や物件を選ぶポイント、子どものためにできる防犯対策などをご紹介します。
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1. 犯罪者の侵入手口とは
犯罪から子どもの身を守るためには、まず犯罪者の侵入手口を知っておくことが大切です。ここでは、マンションへの侵入手口を具体的にご紹介します。
1.1. 窓からの侵入
警視庁の調査によると、令和元年中の侵入窃盗(住宅の場合)の侵入口で一番多いのは「窓」で63.4%でした。
窓の中でも、居室の窓(28.1%)・縁側やベランダの窓(24.3%)・その他の窓(11.0%)の順で侵入率が高く、それぞれ大きな差がないことからどの窓もきちんと戸締りをしておくことが大事といえるでしょう。
1.2. 玄関ドアからの侵入
窓からの侵入以外はほぼ全て出入口からの侵入(36.4%)となっており、その中でも玄関ドアにあたる表出入り口からの侵入(30.0%)がほとんどです。
家から出る時・帰ったときにうっかり鍵を閉め忘れてしまったり、「すぐ帰ってくるからいいや」とゴミ出しやコンビニに行く時に鍵をかけないでいると、その間に侵入されてしまうことも多いようです。
その他にも、鍵を特殊工具で開錠する、バール等の工具で破壊することもあります。
1.3. その他
「高層階でオートロックだから大丈夫」と思っていても、住民が通ったすぐ後に一緒に入ってオートロックを突破したり、玄関扉の郵便受けから手を入れて内側から鍵を開けたりという手口もあります。
低層階の場合、マンションの壁のそばに立っている電柱や木、排水パイプなどから壁をよじ登って侵入されることも。
また、1軒侵入した後、ベランダづたいに隣の家に侵入したりと、1度に何軒も侵入するケースもあるようです。
マンションを選ぶ際は、さまざまなケースを想定してできるだけセキュリティ効果の高いマンションを選ぶようにしましょう。
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2. セキュリティ効果の高いマンションとは
では、セキュリティ効果の高いマンションとは具体的にどのような物件なのでしょうか。物件を選ぶ際に見ておきたい、セキュリティ効果の高いマンションのポイントをご紹介します。
2.1. 窓のセキュリティ対策がしっかりしている
侵入率の多い窓からの侵入を防ぐためには、窓のセキュリティ対策がしっかりしている物件がおすすめです。
例えば窓にシャッターがついている物件は、外出時や寝る前に閉めておけるので安心です。もし窓ガラスを割られてしまっても、シャッターを破るのは難しいので防犯性が高まります。
また、窓ガラス自体も強化ガラスを使っている物件なら、そもそも窓ガラスを破ることが難しいのでより安心です。
2.2. 宅配ボックスがついている
こっそり侵入されるケースだけでなく、玄関口に出た子どもが配達員に襲われてしまうケースも考えられます。そうした事態を避けるためには、宅配ボックスがついている物件がおすすめです。
大人が留守の間は「宅配ボックスにお願いします」と伝えるように教えておけば、子どもが直接配達員と対面しなくて済みます。
2.3. カメラ付きインターホンがついている
来訪者の姿がわかるカメラ付きインターホンなら、あやしい人物かどうかも判断しやすくなります。
来訪予定の時間に別人が来てしまった場合でも「違う人だから開けないでおこう」と子どもでも判断しやすくなり、犯罪に巻き込まれる可能性も下がるでしょう。
2.4. 共有部分の管理がしっかりされている
廊下やエレベーターなどの共有部分に監視カメラがついていたり清掃が行き届いていたりすると、「人の目がある」と判断され侵入されにくくなります。
また、高額なマンションの場合は「ダブルオートロック」「トリプルオートロック」として、共有部分に入る時点で何重にもオートロックがかけられている物件もあります。
2.5. 人気(ひとけ)の多い立地
通り沿いや駅の近くなど、人気(ひとけ)の多い立地のマンションであれば、人の目が監視カメラの代わりになります。人に目撃される可能性が高い場所なら、そもそも犯罪者に目をつけられにくいので安心です。
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3. 子どものために、簡単にできる防犯対策
マンションを選んだら、その後にできる防犯対策も積極的にしておきましょう。ここでは、子どものために簡単にできる防犯対策をご紹介します。
3.1. 監視カメラをつける
共用部分に監視カメラがついていても、インターホンにはカメラが付いていない場合は、不審な人物がいても自分でカメラの映像をすぐに確認できません。
このような場合は、大家さんや管理会社の許可を取ったうえでドア付近に監視カメラを付けるのも有効です。
扉に挟むタイプや、ドアスコープに取り付けるタイプなど、さまざまなカメラが発売されています。
犯罪防止のためにダミーカメラを設置するのもひとつの方法です。ただし、録画した個人情報の取り扱いには十分注意しましょう。
3.2. ホームセキュリティサービスを依頼
ホームセキュリティーサービスを導入するのも対策のひとつです。
企業や学校に導入されているイメージの強いセキュリティーサービスですが、最近では賃貸物件でも依頼することが可能です。
初期費用と月額費用がかかるタイプのプランが多く、料金は内容によりさまざまです。
空き巣の侵入など、異常が発生したときに警備員が駆け付けるタイプもあれば、窓や扉にしたセンサーが作動したときにスマートフォンに通知を届けるタイプもあります。
3.3. 子どもにも防犯意識を持たせる
子どもが自分1人で鍵を開けるときには、必ず後ろに誰かいないかを確認してから開けるよう教えておきましょう。
また、自分1人で家に入るときでも必ず「ただいま」と言い、周りの人に「家に誰かいる」と思わせるよう教えるのも効果的です。子ども自身にも防犯意識を持たせて習慣化させることが大切です。
4. まとめ
防犯対策は、賃貸物件を選ぶところから始まっています。「高層階だから」「対策をしているから」といって、安心してはいけません。物件を借りる際にはセキュリティ対策をよく確認し、契約後も気を抜かずに対策をすることが大切です。
大事な子どもを守るためにも、しっかりとセキュリティ対策を行いましょう。
子供の学校周辺で賃貸を探す時は、ママ賃貸がオススメです。
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