引っ越しが必要なタイミング、それは主に賃貸から賃貸の住み替えのタイミングのことです。
このタイミングをあやまると、今住んでいる部屋と新しい部屋の家賃が二重に発生したり、損をしてしまいます。
特に大事なお金の面では、損はしたくないですよね。
今回はそんなお金にまつわる「引っ越しのタイミング」の話をします。
引っ越しのタイミングはどんな時期がおすすめ?
費用を抑えるなら7~8月
3~4月の引っ越しシーズンは引っ越し業者の繁忙期で、引っ越し料金が通常期の1.5~2倍になることも。
閑散期の7~8月の引っ越しなら、通常期よりもさらに安く引っ越しができます。
なぜ7~8月が閑散期なのかというと、そればズバリ暑いから。
世間では暑い時期の引っ越しを避ける傾向にあり、空室になる賃貸物件もあまり出ません。
暑い時期は物件の内見でもエアコンを使えないことが多く、引っ越し作業にしても、荷造りや荷解き、片付けや掃除で動き回ることになります。
それらの悪条件が重なるため、あえてこの時期に引っ越しを希望する方がいないのです。
この時期は引っ越し業者も仕事を積極的に受注しようとして、かなり値引きしてもらえる可能性があります。
安く引っ越したいなら7~8月がおすすめです。
良い物件を探すなら12~1月
賃貸物件の動きが増えるのが1~3月です。
入居者は不動産会社に退去の1~2ヵ月前に退去予定を知らせるため、不動産会社はその後の入居者獲得のために募集をかけることになります。
現況では入居中で内見ができなくても、間取り図を公開する物件が出始めます。
一方、現入居者の退去が決まっても、早々に募集広告を公開しない物件も数多くあります。
不動産仲介会社に、希望の場所や間取りなどを伝えておくと、それらの中から条件に見合った物件を優先的に紹介してくれるでしょう。
良い物件を探したいなら余裕をもって早めに動くことで、未公開の優良物件に出会える可能性が高くなります。
賃貸物件の動きが増えるのが1~3月です。
入居者は不動産会社に退去の1~2ヵ月前に退去予定を知らせるため、不動産会社はその後の入居者獲得のために募集をかけることになります。
現況では入居中で内見ができなくても、間取り図を公開する物件が出始めます。
一方、現入居者の退去が決まっても、早々に募集広告を公開しない物件も数多くあります。
不動産仲介会社に、希望の場所や間取りなどを伝えておくと、それらの中から条件に見合った物件を優先的に紹介してくれるでしょう。
良い物件を探したいなら余裕をもって早めに動くことで、未公開の優良物件に出会える可能性が高くなります。
更新やライフスタイルが変わるタイミング
賃貸物件は、通常多く見られる普通借家契約なら2年間の契約が大半です。
2年間の契約が満了となる前には、不動産会社から契約更新か解約かの確認の書面が届きます。
そのまま住み続けるなら、家賃1ヵ月程度の更新料が必要です。
この先、引っ越しの予定があるなら、更新料を支払って間もなく引っ越しをするのでは、もったいないですね。
そのため、契約期間の満了月に退去して引っ越しするのがベストなタイミングです。
例えば結婚や出産で家族が増える場合、ライフスタイルの変化に合わせて引っ越すのがおすすめです。
結婚だと、仮にどちらかの部屋に荷物を運び込んで暮らし始めても、結局は手狭になり、さらに引っ越さなければならなくなるケースが多いためです。
短期間に引っ越しを2回繰り返すのでは引っ越し料金がムダになってしまいます。
子どもが産まれたり、増えたりする場合も、ベビー用品などを買い揃えたあとに引っ越しをするのでは、家財も増えて引っ越し料金も高くなります。
せっかくなら、購入したものは新居に届けてもらえば引っ越し料金の節約になりお得です。
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引っ越すタイミングに合わせて、まずは退去日を決めよう
引っ越しが必要なタイミング、それは主に賃貸から賃貸の住み替えのタイミングのことです。
このタイミングをあやまると、今住んでいる部屋と新しい部屋の家賃が二重に発生したり、損をしてしまいます。
特に大事なお金の面では、損はしたくないですよね。
退去日とは?なぜ退去日を先に決めるのか
退去日は原則1ヵ月前、2ヵ月前も
先ほどのおさらいになりますが、退去日は、原則1ヵ月前に告知が必要です。
契約内容によっては、2ヵ月前もしくは3ヵ月前もあります。
契約内容をしっかり確認してから、管理会社に連絡しましょう。
二重家賃を発生させないために
二重家賃を発生させないためには、まず前の部屋の退去日を決めるのがベストです。
退去日はだいたいどこも1ヵ月前に告知が必要ですが、場合によっては2ヵ月前と決められている場合もあります。
その場合は2ヵ月家賃の支払いが発生するので、入居日も合わせて2ヵ月遅らせたほうが二重家賃が発生しないのでおすすめ。
ただ、即入居可の空室の場合、2ヵ月部屋を押さえておくにはお金の力を借りるしかないこともあります。
そこは不動産会社や大家さんに交渉してみましょう。
退去日の決め方
退去日まで月割りで家賃を計算してくれるか、日割りで計算されるかの違いになります。
家賃の計算が月末までと決まっていると、たとえ退去日が20日だったとしても、31日までの家賃を請求されることになります。
逆に日割りだった場合、20日までの日割り計算で退去日を計算してくれるので、21~31日までの家賃を払わずに済みます。
月割りで月末計算の場合は、月末に退去日を設定するといいですね。
退去日にすること
退去日は立ち会いをしよう
立ち合いは、退去日に立ち会いをするのが一般的です。
この日に調べた原状回復の必要度合いによって、敷金から差し引かれるお金の額が決まります。
入居の前からついていた傷などがあったら、「その傷は入居前からついていました」としっかり主張しておきましょう。
入居前に日付入りの写真を撮っておけばベストですね。
敷金が返ってくるよう掃除をしっかり
退去日にそなえて掃除をしっかりしておくことで、部屋の原状回復の費用を抑えられることも。
敷金から清掃の費用をガッツリ引かれたらたまりませんよね。
退去の際は純正のカギを返却しよう
部屋を借りる時に、純正のカギを渡されていると思いますが、借りた本数だけしっかり返しましょう。
一本でも純正のカギがないと、カギの交換費用を請求されることがあります。
とはいえ、今は前の入居者が合いカギを作って持っている場合もあり、セキュリティの問題で入居時にカギ交換費用が入っていることもよくあります。
ですので、結局は入退去の際カギは変えることが多いです。
しかし、純正のカギを返さないと上記のような請求があるので注意しましょう。
入居日を決めよう
入居日は交渉できる場合が多いので、退去日が決まってからそれに合わせて入居日を決めるといいでしょう。
入居日の決め方
入居日は入居審査が通ってから決まります。
入居審査は、即日の場合は約3日以内、長くても2週間程度です。
そこから契約となり家賃が発生します。
入居日が日割りなら、その日から家賃が発生することになります。
即日入居でできる交渉術
入居日が即日だと、早めに契約しておかないと部屋が他の方に取られてしまうこともあります。
その場合、すぐ契約して部屋を抑えることになり、二重家賃が発生してしまうでしょう。
しかし、下記の三つの方法で少しでもお金を安く抑えることができます。ぜひ試してみてください。
フリーレント期間を作ってもらおう
フリーレントとは、借りはじめてから1~3ヵ月間程度、家賃を無料にしてもらうことです。
「すぐ契約するので、最初何ヵ月か無料にして欲しい」と交渉すると、通る場合があります。
ただし、一定期間内に契約解除すると違約金が発生する場合もあるので注意してください。
仲介手数料を負けてもらおう
仲介手数料を不動産会社に負けてもらう方法です。
不動産会社は大家さんからも仲介手数料をもらっていて、ここを負けても大丈夫な場合があります。
すべてが通るわけではないですが、ダメもとで交渉してみましょう。
大家さんに家賃を負けてもらおう
最終手段、家賃を負けてもらう作戦です。
筆者の経験では、「家賃を2,000円負けて欲しい」と不動産会社にお願いすると、不動産会社が大家さんに交渉してくれました。
そして、結果的に大家さんは家賃を500円負けてくれました。500円といえど、年間6,000円は安くなるので、光熱費の足しになりますね。
言わないよりはマシなので、フリーレント作戦や仲介手数料値引き作戦が失敗した時は伝えてみましょう。
引っ越すタイミングで必要な手続き
引っ越しの3日前までには、電気・ガス・水道のライフラインの転居手続きは確実に済ませておきましょう。
とはいっても、住所や契約者名、解約日と引っ越し先の開始日などを伝えるだけなので簡単です。
請求書や領収書に記載のある電話やインターネットで手続きができます。
役所には、住民異動届の提出が必要です。
今と別の市区町村に引っ越す場合は事前に転出届と引っ越し後の役所に転入届、同じ市区町村なら引っ越してから14日以内に転居届を提出します。
その際に、マイナンバーカードやマイナンバー通知カードを家族全員分持参して新住所に変更してもらいましょう。
郵便物が旧住所に届く可能性もあるため、郵便局の窓口かインターネットで転居届の手続きをすることをお忘れなく。
1年間は、新住所へ郵便物を転送してもらえます。
ただし、「転送不可」の郵便物は差出人に戻されてしまうため、クレジットカード会社や銀行など関係各所に確実に住所変更の手続きをしておきましょう。
運転免許証も、運転免許センターや警察署で早めに住所変更の手続きをおこなうことをおすすめします。
役所で転入届や転居届を提出してから、住民票の写しを取得しておくとスムーズです。
インターネットの開通手続きは、タイミングによってはとても時間がかかることがあります。
工事の予約が1~2ヵ月先になることもあるため、早めに申し込むと良いでしょう。
引っ越すタイミングで必要な費用
入居のタイミングでハウスクリーニング代を支払っていない場合は、退去時に請求されることがあります。
もしくは、敷金から清掃費用や原状回復費用として精算されるかもしれません。
また、原状回復費用を敷金でまかないきれない場合は、追加で請求されるため支払う必要があります。
引っ越し業者へは、引っ越し料金を支払います。エアコンの移設費は引っ越し料金とは別に、作業後に工事業者に直接支払うこともあります。
引っ越し当日は、食事の準備などができないため、お弁当や惣菜の購入費用や外食代などもかかるでしょう。
新居への移動のための交通費もかかります。
新居の契約時には、前家賃、敷金や礼金、仲介手数料、保証料、火災保険料、鍵交換料などが必要です。
インターネットの新規開通の場合は工事費がかかるケースがあります。
多額の現金を用意する場合は、引っ越し作業中は玄関や窓を開放したままになるため、しっかりと管理してくださいね。
まとめ
引っ越し日を適当に決めてしまうと、思わぬ高額の出費になり後悔するかもしれません。
ただでさえ引っ越しは大きな額のお金が一気に出ていくため、どうしても金銭感覚が狂いがち。
気が大きくなって、あとで家計がピンチになることは絶対避けたいですよね。
引っ越しはタイミングや工夫次第で安く引っ越しできるので、家計の節約のためにも計画的に準備を進めることをおすすめします!
賢く住み替えて、快適な賃貸ライフを送ってくださいね。
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