【4人家族】食費を節約したい!今すぐできる、無理なく続けるポイントとは?

豚の貯金箱と計算機

家計費の節約を考えるときに気になるのは、我が家の食費は高いのか低いのか、ではないでしょうか。

生活費のなかでも食費は節約しやすい費目ですが、無理な節約をすると結局は長続きしません。

食費の節約には、いくつかのポイントがあるので知っておくことが大切です。

そこで、この記事では4人家族の平均的な食費の金額を参考に、取り組みやすく続けやすい節約術をご紹介します。

始めに食費を把握し予算を立ててから、節約ポイントを活用して上手に食費を節約しましょう。

4人家族の1ヵ月の食費平均

家族での朝食

総務省の家計調査によりますと、2021年の4人家族(勤労者世帯)の食費は86,019円です。

そのうち、酒類は3,400円、外食14,427円でした。

食費に酒類や外食を含むかどうかなど、家庭の考え方でも食費の額には差が出ます。

また、実際にはご家庭ごとの子どもの年齢や性別によっても食費には差が出ることも考えられます。

そのため、平均値と同じにするのが正解とは一概にいえません。

平均値を参考にしながら、柔軟にご家庭ごとの事情に合う節約方法を検討していきましょう。

※出典:
家計調査 家計収支編 二人以上の世帯用途分類 004 用途分類(世帯人員別) | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口

食費の値上げは影響した?

原油や原材料が高騰しているうえに円安の影響も加わり、調理する際に欠かせない油類や、使い勝手の良い小麦粉、乳製品や調味料など食料品の値上げラッシュが続いています。

これまでと同じくらいの買い物をしているのにお会計が予想以上に高くて驚いた、などの経験をした方もいるのではないでしょうか。

ニュースや新聞・雑誌の記事でも、物価上昇や節約術の話題が多くなりました。物価や節約に関する記事は気になりますよね。

総務省の「2020年基準 消費者物価指数」で発表されている指数をみてみると、2022年11月の指数は107.8となっています。

2020年を100としたときの計算なので、上昇していることがわかります。

ちなみに、2021年11月の指数と比較すると6.9%の上昇です。

購入する食材や量は家族の人数の変化や状況によって変化するため、物価の上昇が食費に直接影響しているとはいいきれません。

それでも、前年同月と比較して指数が上がり続けているため、多かれ少なかれ影響はあるといえそうです。

食費の節約を始める前にやるべきこと

家計簿をつける

食費の節約を始めるときに、前もって今の食費の状態を確認してから予算を決めておくと無駄を省くことができます。

現在の食費を把握する

食費の節約は、今食費にいくらかかっているかを知ることから始めると良いでしょう。

今まで家計簿をつけていなかったのなら、食費だけでもつけて現状を把握すると節約しやすくなります。

次に数ヵ月~1年前にかかった食費の平均を出して、前述の4人家族の平均である86,019円と比べてみると、どれくらい節約すれば良いのかの目安になるでしょう。

現在の食費の多い少ないだけを見るのではなく、無駄がないかもチェックしてみてくださいね。

予算を決める

現在かかっている食費の金額や内訳などの状況がわかったら、次は予算を決める段階です。

4人家族の平均額を参考にする、または今までの食費の無駄を省いた予算額にするなど、節約できそうな予算額を決めていきましょう。

予算を決めるときは家計簿で無駄を洗い出し、費目ごとにそれぞれいくら減らせるかを検討します。

最初から大きな金額を減らすと大変になり続かなくなるので、少しずつ無駄を削っていくのが節約を長続きさせるポイントです。


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4人家族の食費を節約する方法

4人家族

食費を節約するには、今の食事に対するお金のかけ方や、食材を無駄にしないなど食品に対する考え方を変える必要もあります。

ただし、厳しい節約をすると続かないので、無理をせず小さなことでも確実に実行しましょう。

外食・宅配・テイクアウトは控える

食料品の購入にかかるお金を減らすことができても、その分の金額が外食等にかかってしまえば、トータルでは節約になりません。

外食や宅配、お弁当は人件費が含まれる分、割高になるため、できるだけ回数を減らして自炊をするほうが食費を節約できます。

家計簿をつけてみると、意外に外食費が多かったと感じる方も多いかもしれません。

外食等も予算を計上しておけば、予算内におさめようとする意識が高まるため、回数を減らせそうですね。

買った食材は使い切る

食品ロスが出ると、食材が無駄になるだけでなく必要以上に食材を買う羽目になります。

捨てる食品はお金と同じと心得ましょう。

買ったものを無駄なく使い切る工夫をすると、食費の節約につながります。

冷蔵庫にある食材で作れるものを考えて作り、足りないものを買い足すようにすれば、食材が傷んで廃棄する必要もなくなります。

まとめ買いをする場合は、買い物に行く前日や当日は、残り物だけで1品作るなどの工夫をするのがおすすめです。

冷蔵庫内をいつも整理しておく

冷蔵庫のなかを見て、何がどれくらいあるかをわかりやすくしておくのも食費節約のポイントです。

冷蔵庫内の整理には、100円ショップのプラかごや中身が見える透明のケースを活用しましょう。

次々と食品を入れてしまうと、奥にあるものが見えなくなり使う機会を失ってしまいます。

例えば「朝食用」にはバターやジャム、「お弁当用」にはウィンナーやミートボール、「賞味期限が近いもの」などを、それぞれまとめて入れておくようにしましょう。

食材の使い忘れや重複買いをなくすために効果的です。

献立を考えてから買い物リストを作る

あらかじめ数日分の献立を考えてから、必要なものだけを買うようにするのも食費の節約に効果的です。

買い物に行く前に冷蔵庫をチェックして、買い物リストを作るようにしましょう。

献立が決まっていないと、何となく「必要そうなもの」や「家族が好きなもの」を買ってしまいます。

しかし、帰宅してから確認したら、まだあるものを買ってしまった、という事態になりかねません。

使い道がなかったり、4人では食べ切れなかったりして残ってしまうことにもなるでしょう。

買い物リストを作ると、余計なものを買うことも避けられるので食費を無理なく節約できます。

セール品・見切り品を活用する

買い物中に必要なものがセールや見切り品になっていたら、活用をおすすめします。

賞味期限が短くても、その食材を使った献立を当日にすれば問題ありません。

数日分の献立を考えておくのは、こういうときにも役立つ技です。

1日分の献立だけでは食材の使い道に融通が利きませんが、複数の献立を考えておけばセール品も使いこなせます。

ただし、安いから、セールだからといって、買い物リストにないものを買うのは、結局は使い切れずに余ってしまう可能性が高いので避けるのが賢明です。

食費の節約になるおすすめレシピ

4人家族の食費を節約するためには、買った食材を廃棄しないだけでなく、無駄なく使ったり、作った料理は最後まで食べ切ったりなどの工夫も大切です。

大根や人参はよく洗って皮ごと使う、ブロッコリーの茎は小さく切って料理に使うなど、実は食べられるのにこれまで捨てていた食材があるかもしれません。

例えば、大根を皮ごと、もしくは大根の皮で作れるサラダがあります。

【材料】
  • 大根(皮のみでもOK)
  • ツナの缶詰
  • いりごま
  • しょうゆ……小さじ1
  • 鶏ガラスープの素……小さじ1
  • 砂糖……小さじ2分の1

作り方は簡単で、千切りにした大根に塩を入れてしばらく置いておき、水気を切ったらほかの材料と混ぜるだけです。

パリパリとした食感とツナのうまみを楽しめますよ。

4人分を目安に作っても、食べ切れずに余ってしまうケースもありますよね。

その場合はリメイクして提供すると、家族も飽きずに食べ切れます。

リメイク料理は難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実は幅広いバリエーションがあります。

煮物は豚汁やカレー、おでんはカレーや炊き込みご飯、肉じゃがはコロッケやグラタンなど、意外な料理に変身します。

家族の好みに合わせてリメイクしましょう。

また、お正月に買ったものの4人では食べ切れなかったなど、余りがちなお餅も細かく切ってチーズやじゃがいもなどの野菜に乗せ、塩コショウを振りオーブントースターで焼けば飽きずに食べ切れます。

工夫をして、楽しみながら節約しましょう。

まとめ

食費の節約は、今の状況を把握して予算を立ててから始めるとスムーズになります。

4人家族の食費の平均を参考にしながら、無理なくできる節約のポイントを活用しましょう。

節約の主なポイントには、外食の回数を今までよりも減らして自炊する、食材を使い切る、献立を考えてから買い物をするなどがあります。

一つひとつを見ると食費の節約法はとてもシンプルです。

極端に食費を減らすと栄養や食事の質が低下する可能性もあるので、ご家庭に合う方法で無理なく節約しましょう。

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