【FP監修】まずは固定費の見直しを!注目するべきポイントとは?【節約ビギナー必見】

電卓を指さすママ

固定費は、毎月決まった金額が積み重なっていく種類の出費だけに、減らすだけで大きく節約に貢献できるものです。

1ヵ月ではわずかな節約かもしれませんが、何ヵ月、何年も積み重なれば大きな差になります。

効率良く、効果的に節約するためには、固定費の見直しが欠かせないといえるでしょう。

今回は、固定費を節約するために見直すべきポイントをご紹介します。

家計のなかで見直したほうが良い費用の項目や、具体的な見直しの方法などもお伝えするので、ぜひ節約の参考にしてください。

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コラム監修者プロフィール

今井 園美アイコン
今井 園美

子どもたちの教育資金に苦労した経験から2010年に2級FP技能士を取得。
得意分野は「住宅ローン」と「家計の見直し」。現在は家づくり学校にて、FP資格を生かした家づくりアドバイザーとしてお客様の住まいづくりをサポートしています。
ムダを省き、整理することが大好きなシンプルリストです。
家づくり学校HP:https://school.stephouse.jp/

節約のために固定費を見直すべき理由

ライフプランをチェックしている様子

節約をしたいとき、固定費を見直すべきであるといわれる理由は、主に2つあります。

一つは、固定費が毎月確実にかかる費用だということです。

一度固定費を見直すと、同様の効果は次月以降もずっと継続していきます。

節約方法としては手軽で高い効果が見込めます。

さらに、固定費を節約するにあたって、ストレスがかからないことも大きな理由です。

日々の食費を削ったり、おでかけを控えたりする方法は、我慢の連続になるため続けやすい節約とはいえません。

固定費なら無理な我慢なく節約できます。

節約のために注目すべき固定費とは?

節約のポイントとなる固定費とは、具体的に以下のような費用のことを指しています。

  • 住宅費(家賃、住宅ローン)
  • 水道光熱費
  • 通信費(携帯電話、インターネット、固定電話等)
  • 保険料
  • 車関連費
  • 教育費
  • サブスクリプションサービス料

これらのなかで、生活に支障が出ない範囲の節約を、できるものからおこなっていくのが理想的です。

すぐにできるものがあれば、すぐに手を付けましょう。

住宅費の見直し

おもちゃのお金と電卓

まずは住宅にかかる費用、住宅費です。

住宅費を見直す際のポイントは、以下の2点に絞られます。

引っ越し・家賃交渉をする

賃貸の場合、家賃の安い物件に引っ越しをする、あるいは、家賃交渉によって家賃を下げる等で、住宅にかかる費用を減らします。

家賃は手取り金額の25~30%以下に抑えるのが理想です。

もし家賃が高額すぎる場合は引っ越しを考えるのも一つの手でしょう。

一時的に引っ越し費用などのお金はかかるものの、長い目で見れば節約になります。

あるいは引っ越しはせずに、更新時に家賃が下がらないか、大家さんに交渉してみる方法もあるでしょう。

大家さんにとっても信頼のできる店子は大切な存在です。

交渉に応じてくれるかもしれません。

住宅ローンの繰り上げ返済・借り換えをする

すでに家を購入した方は、余裕があれば住宅ローンの繰り上げ返済を実施すると効果的です。

繰り上げ返済には期間短縮型と返済額軽減型があります。

1ヵ月の支払いを安くしたいなら返済額軽減型、早く返済を終えたいのなら期間短縮型が適しています。

より大きな利息軽減効果を得ることができるのは期間短縮型です。

また金利が安いローンへの借り換えが有効なこともあります。

ただし借り換えには手数料や抵当権の登記費用等の諸費用がかかります。

条件によっては節約にならないこともあるため、よく検討してください。

水道光熱費の見直し

毎月の水道光熱費は、もし削減できれば毎月の負担を軽くできる大事な節約ポイントです。

以下の方法で節約できないかチェックしてみましょう。

電気とガスのプランや契約先を変える

電気やガスは現在、さまざまな契約先から選べます。

「電気代なんてどの会社も同じ」と思いがちですが、時間帯や使用料によって単価が変わるため、厳しく節電しなくても、プランや契約先を変えるだけで安くなるケースもあります。

自分の家にはどの契約先・プランが合っているのか、検針票をもとに比較サイトで確認してみると良いでしょう。

電気・ガス料金比較 – 価格.com

省エネ家電に買い換える

家電を買い替えると購入費がかかるのは仕方ありませんが、その分、月々のインフラ料金が大きく減らせる可能性もあります。

古い家電は消費電力が大きく、電気代がより多くかかっているためです。

また電気、水道などの使用量そのものを減らすのには限界もあります。

省エネ家電への買い替え、節水コマの使用など、意識しなくても使用量を減らせるようにしたうえで、できるだけ節電、節水をおこない、無駄を減らすよう心がけましょう。

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通信費の見直し

現代人が多く支払ってしまいがちなのが、通信費です。

通信費にも複数の見直しどころがあるため、チェックしてみましょう。

格安スマホに変える・料金プランを変更する

契約しているスマートフォンの通信会社を、3大キャリアから格安スマホへ変えると、通信料金が半分以下になることもあります。

格安スマホも通信の品質が年々良くなり、現在では3大キャリアと遜色なく使えると考えるユーザーがほとんどです。

通信量が多いなど、格安スマホが適さない場合は、3大キャリアの格安プランやサブブランドを検討してみましょう。

格安スマホ2社と契約し、上手に使って通信料を落としている方もいます。

インターネット回線の契約先を変える

インターネット回線の契約先を安い会社へ変える方法でも、固定費を大きく落とすことができます。

ただしインターネット契約のなかには、2年契約をしているなど、突然契約先を変えると違約金が発生する場合があるため、契約内容をよく確認してください。

また、インターネットをほぼスマートフォンでしか使っていない場合、プロバイダ契約の解約を考えてみても良いかもしれません。

パソコンでインターネットを使いたいときは、スマートフォンを通して通信できるテザリング機能を使うと良いでしょう。

固定電話・新聞の必要性を考える

多くの方がスマートフォンを持っている現代、固定電話を使う機会は少なくなってきていますよね。

どうしても固定電話が必要というのでなければ、解約することで節約になります。

新聞も同様です。

ひととおりの情報はニュースアプリ等で得られるほか、折り込みチラシの情報もスマートフォンで閲覧できるものが増えています。

紙で発行される新聞を、本当に自分が必要としているのかどうかを検討してみましょう。

保険料の見直し

ライフステージによって必要な保障は変わるため、節約を意識したときを良い機会ととらえ、保険の契約を見直しましょう。

複数の保険に加入している場合は、保障内容が重複しているケースもあります。

保険証券を見ても、必要な保障がカバーできているかどうかの判断が難しいこともあるでしょう。

そのような場合は、FPのいるショップや、複数の保険を扱うショップ等で相談してみるのがおすすめです。

車関連費の見直し

そもそも車が必要かどうかは個人の状況によって違います。

車の使用頻度が少ないなら、手放すことも検討してみましょう。

車を手放しても、必要なときはレンタカーやカーシェアリングを利用すれば不自由がありません。

もし車の買い替えが必要な場合は、税金の安い軽自動車への乗り換えも検討材料となります。

一方、車に乗るなら欠かせないガソリン代は、会員価格などで安くなるクレジットカードを使うのがおすすめです。

自動車保険も、現状に過不足のない内容になっているかあらためて確認したり、更新時には複数の保険会社の見積りを比較検討して、最も安い自動車保険を選ぶことで節約することができます。

教育費の見直し

塾や習い事の費用は無理に削るべき部分ではありませんが、ほかにも学べる環境がないか確認してみましょう。

無料あるいは安価なアプリ、またはオンラインなどで学ぶこともできるため、見直しの対象として検討してみてください。

塾に通わせるなら、そもそも子どもに合った環境かどうかの見極めも必要です。

わざわざ塾に通って大勢で授業を受けるより、自宅でアプリでマイペースにやるほうが向いている子もいます。

環境の変更を検討する際は、本人の意志も参考にしてください。

サブスクリプションサービス料の見直し

サブスクリプションサービスは、スマートフォンなどで契約一覧を開き、何に加入しているか現状を確認したうえで、必要・不必要を考えましょう。

一度契約すると継続的に課金されるサブスクリプションサービスは、すでに使わなくなったサービスが契約されたままになっているケースもよくあります。

単体では安くても、いくつも利用していると毎月それなりの額を払うことになってしまうため、使っていないもの、使用頻度の少ないものは、こまめに解約すると節約になります。

まとめ

豚の貯金箱にお金を入れるママ

固定費を見直すと、さまざまなところに節約のポイントが隠されていることがわかります。

節約には厳しいイメージがあり、食費や光熱費、趣味にかけるお金など、日常の我慢が必要だと考えられがちです。

しかし固定費を節約すれば、日々つらい我慢をしなくても節約できる可能性がぐんと広がります。

たくさんのポイントがありましたが、一度にすべて見直すのは大変です。

一つずつ、自分が実行可能なところから、固定費の節約を進めていきましょう。

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