ベランダは屋内と屋外の境目のような場所で、意外と活用方法が豊富です。
洗濯物や布団を干す以外でも、子どもの遊び場、ガーデンニングなどさまざまな使い道があります。
2020年初頭に始まったコロナ禍以降、ベランダを活用して暮らしをより楽しくする方法を実践する方も増えてきました。
この記事では、狭いベランダを有効活用する方法を紹介します。
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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。
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狭いベランダを有効活用する際の注意点
賃貸物件はもちろんのこと、アパートやマンションの場合は分譲物件でもベランダの使用方法に制限があります。
はじめに、賃貸物件や集合住宅の狭いベランダを活用する際の注意点を紹介します。
ベランダは、室内とどのような違いがあるのでしょうか?
ルールを確認する
賃貸物件やマンションのベランダは、専有部分ではなく共有部分です。
火災や地震など災害が起こった際にはベランダは避難通路になります。
そのため、避難の妨げになるようなものは置けません。
特に、「避難ハッチ・避難はしご」や「隔て板」は避難の際に重要な役割を果たすので、塞いだり周りにものを置いたりしないようにしましょう。
このほか、分譲マンションでは独自のルールを設けているところもあります。
ベランダを活用したい場合は、事前に必ずルールを確認してください。
安全に配慮する
ベランダは、2階でも危険がともないます。
特に、小さな子どもがベランダの柵を乗り越えないように対策しましょう。
子どもの成長は早く、昨日できなかったことが今日できるようになることも珍しくありません。
例えば、ベランダにテーブルや椅子を置いて使用するのは魅力的なアイデアですが、少し目を離しても子どもに危険がないように配慮することが大切です。
方角や日当たりなど詳細を確認する
方角や日当たりも確認してから、どのような活用方法が適しているか考えることが重要です。
例えば、北向きのベランダではガーデニングは不向きです。
日当たりが良すぎる場所にゴミ箱などをおくと、匂いが気になるでしょう。
家具の日焼け対策にグリーンカーテンなどの日除けが必要になる場合もあるので、日照時間などの条件をよく考えて、ベランダの活用方法を決めてくださいね。
過ごし方や目的を明確にする
ベランダを活用する目的や、どのようにベランダで過ごしたいのかを明確にするのも大事です。
「なんとなくおしゃれなベランダにしたい」などのぼんやりとしたイメージでは雑然としてしまうことも。
「子どもの遊び場にしたいので、すのこを敷いて裸足でベランダに出られるようにする」など、具体的な目的を設定するほどベランダ作りがうまくいくでしょう。
また、具体的な目標が浮かばない場合は、「リラックスできる空間」「屋内では難しいことをできる空間にする」など、具体的なイメージを形作るのがおすすめです。
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狭いベランダを有効活用する方法
ここでは、いよいよ狭いベランダを有効活用する方法を紹介します。
アイデアから具体的な進め方まで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
なお、ベランダの活用方法を決める前に、ベランダの奥行きや幅などの寸法をしっかりと測っておきましょう。
洗濯場所や収納場所
ベランダの最もスタンダードな使い道は、洗濯場所や収納場所です。
洗濯機の置き場所がベランダにある賃貸物件は珍しくありません。
また、現在はコンパクトタイプの屋外用物置も種類豊富です。
アウトドア用品や非常用の物品を置いておけば、いざというときも安心です。
また、ベランダに水道がある場合は、屋内では洗いにくいものを洗うスペースとしても重宝するでしょう。
子どもやペットの遊び場
ベランダは、子どもやペットの遊び場にも適しています。
すのこなどを敷いて裸足でベランダに出られるようにしておけば、何かと重宝するでしょう。
今は室内で遊べる砂場なども販売されているので設置したり、夏はプール遊びもできたりします。
ただし、ベランダは排水溝を除いて防水機能はありません。
集合住宅の場合は不用意に水を流すと階下へ水漏れする可能性がありますし、砂や遊び道具を落とさないように十分気を付けたほうが良いでしょう。
また、ペットがは不用意に吠えたり隣家へ侵入したりしないように躾ける必要があります。
子どもの声が騒音になる可能性もあるので、その点も配慮が必要です。
一戸建ての場合は集合住宅よりもベランダを自由に使用できますが、やはり騒音トラブルには十分注意してくださいね。
家庭菜園やガーデニング
ベランダは、家庭菜園やガーデニングスペースにも重宝します。
大きなプランターはもちろん、初心者用の栽培キットも手軽に購入できるので、好きな野菜や草花を育ててみましょう。
子どもの食育にも役立ちますし、夏はグリーンカーテンを作れば節電にもなります。
ただし、ハンギングタイプの植木鉢は、落下する恐れがあり集合住宅では使えませんのでご注意を。
水やりをする場合は、階下への水漏れへ配慮してください。
このほか、土や落ち葉の始末方法、虫の対策なども考えておくことが大切です。
おしゃれなカフェテラス
テーブルや椅子などを設置すれば、ベランダがおしゃれなおうちカフェテラスへ早変わりします。
ベランダが狭くてもアウトドア用の折りたたみタイプのテーブルや椅子を使用すれば、使うときだけ出しておけます。
特に、見晴らしが良い物件なら、素敵な時間を過ごせる空間になることでしょう。
ただし、焼き肉など火を使うこと、匂いの強いものを食べたり飲んだりするのは難しいので気をつけましょう。
また、折りたたみ式の椅子やテーブルを収納しておくスペースも確保してくださいね。
狭いベランダを活用するポイント
最後に、狭いベランダを上手に活用するポイントを紹介します。
なかなか思うように活用できない方は、参考にしてください。
ベース作り:床で大きく印象が変わる
ベランダのなかで最もスペースが大きいのは床です。
床にすのこを敷いたり人工芝を敷き詰めたりするだけで、印象ががらりと変わります。
ホームセンターや100円ショップなどで、安価で高品質なものが手に入りますので使い心地を試してみましょう。
集合住宅の場合は、いざというときにさっと取り除けるものであることも重要です。
屋外家具や小物選びのポイントは?
ベランダに設置する家具や小物は、防水・防汚・防塵・紫外線に強いものを選びましょう。
紫外線対策や防水機能のないプラスチックなどの安物は紫外線に長時間当たるとあっという間に劣化してしまいます。
長く気に入ったものを使いたいなら、ぜひしっかりとしたものを選んでください。
アウトドア用品を使用するのがイチオシです。
ホームセンターやネットショップなどでも良いものが揃うので活用してくださいね。
室外機カバーやウッドフェンスも活用
ベランダに置いてある室外機には、ホームセンターなどで手に入るカバーをかけて目立たないようにさせるとベランダがぐっとおしゃれな空間になります。
狭いベランダほど無機質な室外機の存在感が目立つので、対策をするのがおすすめです。
また、階数が低い、近隣に建物があるなどで外部の視線が気になる場合や、柵がイメージに合わない場合は、ウッドフェンスなどを設置するのもおすすめです。
まとめ:狭いベランダでもおしゃれに有効活用
狭いベランダでも、アイデア次第でおしゃれな空間にも便利なスペースにも有効活用できます。
集合住宅や住宅密集地にある住宅の場合は、利用規約をよく確認し、近隣の迷惑にならないように注意しつつベランダを有効活用して楽しんでください。
大改造が大変なら、まずはちょっとしたお花の鉢を一つ置くだけでもベランダが見違えるようになるし、気分も変わりますよ。
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