焦らなくてOK!早期教育のメリット・デメリット、幼児教育との違いとは?

パソコンに向かう兄弟

子どもの将来を考えると、できることはやってあげたいと考えるのが親心。

小学校入学前から始める早期教育は、子どものためになるともいわれており、注目を集めています。

テレビや雑誌で紹介されることもあるため、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、早期教育はただ早い時期から始めればいいわけではありません。

この記事では、早期教育とはどのような教育のことなのか、メリットやデメリット、親が気を付けたい注意点などを紹介します。

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早期教育とは?

英語の本を持っている女の子

早期教育とは、小学校に入学する前から子どもの脳や身体能力を向上させるためにおこなう教育のことです。

教育する内容は、例えば英語をはじめとする外国語や計算といった勉強に関することからスイミングなど身体能力に関わること、音楽や創作活動などの情操教育まで多岐にわたります。

早期教育は、脳の発達が著しいといわれる幼児の段階で教育を始めて、能力をアップさせるという考え方から注目されている教育方法です。

新しい教育方法のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、日本では江戸時代以前から取り入れられていたともいわれています。

幼児教育との違い

早期教育と混同されがちなのが幼児教育です。

どちらも小学校入学前に受ける教育なのでよく似ていますが、目的が違います。

早期教育は具体的な知識やスキルを身に付けるのが目的なのに対し、幼児教育は小学校で学習するための基礎作りや、社会性を身に付けるのが目的です。

幼児教育は幼稚園や保育園のほか、地域や家庭内での教育も含む幅広い教育を指します。

早期教育と幼児教育は目的が異なるので、違いを知ったうえで取り入れましょう。

曖昧な理解で取り入れると、方向性のない教育となってしまうため注意が必要です。

早期教育のメリット

早期教育はメリットとデメリットがあるため、事前に理解しておくことが大切です。

まずは、どのようなメリットがあるのか確認してみましょう。

子どもに自信がつく

早期教育では、勉強やスポーツを通して少しずつさまざまなことができるようになり、子どもに自信が付きます。

最初からすべてを完璧にこなせるわけではないため、困難や失敗に直面することもあるでしょう。

しかし、続けているうちにわからなかった問題が解けたり、これまでできなかったことができたり、成功体験を得られるため、子どもは「自分もできる」と自信が付いてきます。

また、自信が付くことで、新しいことや一見難しそうなことにも積極的に挑戦しようという意欲もわきやすくなります。

好奇心を育み、得意分野が伸ばせる

幼児期は、好きなことや得意なことがはっきりわからない子も少なくありません。

早期教育では、あらゆる体験を通して子どもの好奇心を刺激し、可能性を広げられます。

これまでの生活では気が付かなかった、意外な得意分野がみつかる場合もあるでしょう。

得意なことがみつかった場合は、より専門的な教育を受けられる教室などを探して学ばせるのがおすすめです。

得意な分野を集中的に学べば、さらに能力を伸ばせる可能性があるからです。

基礎学力向上につながる

人間の脳は6歳までに成人の脳重量の約95%まで成長するといわれています。

生まれたときには350~400gだった脳が6歳までにこれほど成長するということは、幼児期がいかに大切な時期かがわかります。

脳の発達が著しい幼児期は言語や数字の習得に適しているため、早期教育をおこなうことで基礎学力の向上につながる点もメリットの一つです。

小学校に入学する前に基礎学力が身に付いていると、入学後の勉強にもスムーズに取り組みやすくなります。

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早期教育のデメリット

窓辺でうずくまる女の子

早期教育は子どもの能力をアップさせるなどのメリットがある一方、場合によってはデメリットとなる可能性もあります。

子どもが精神的負担を感じる可能性がある

親が「楽しそう」「教育に良さそう」と思って子どもに薦めたものが、子どもにとって楽しいとは限りません。

それに気付かず続けさせていると、子どもはやりたくないのにやらされているという感情を持ってしまうことも。

また、親の期待に応えなければいけない、と子どもが無理をする可能性もあります。

精神的に負担を感じているにも関わらず続けるのは、情緒面に悪影響を与える可能性があるため、子どもの様子を確認しながら続けましょう。

さらに、他の子どもと比べてしまうと、子どもには精神的な負担になります。

主体性や創造性が身に付きにくい可能性がある

子どもは好きなことをして自由に遊ぶなかで何かを発見したり、不便なことを工夫して解決したりします。

そのため、先生が一方的に教えることをメインとする教育では、子どもが自ら学ぼうとする主体性が身に付きにくい可能性があります。

子どもの創造性を身に付けたい場合は、インプット重視で一方的に教えるだけ、決められたことを何度も繰り返すだけの反復学習は向きません。

早期教育を始める際は、どのような教育をおこなうのか、教育の方法も確認しましょう。

早期教育をするうえで親が気を付けること

楽しく勉強するママと子どもたち

早期教育はメリット・デメリットを考慮することはもちろん、親が気を付けたいこともあります。

最後に、親が気を付けるべきことを確認しましょう。

アウトプットの機会を積極的につくる

インプット重視で一方的に知識を詰め込むだけの教育は、手順などは記憶できても意味までは深く理解できない可能性があります。

例えば、「1+1=2」の計算の答えはわかっても、なぜ答えが2になるのかがわからないというケースです。

理解を促すためには、受け身の教育だけでなくアウトプットの機会をつくりましょう。

子どもが問題を解いたときは、「なぜこの答えになるの?」「これはどうやるか教えて」と子どもに説明してもらうのもおすすめです。

子どもの「楽しい」を重視する

早期教育は親の希望や意思で始めるケースがほとんどです。

しかし、本来、早期教育は子どものためにおこなうものです。

途中で子どもが楽しんでいなかったり、嫌がっていたりした場合は無理強いしてはいけません。

子どもの気持ちを感じ取るためにも、子どもが楽しんで取り組んでいるかを観察してみてください。

また、子どもが自分の力で取り組もうとしているときに口出しをすると、楽しんでいたところに水を差してしまいます。

親は必要なときのみサポートをして、子どもの「楽しい」を重視しましょう。

「何も教えない」という教育も必要

ときには「何も教えない」という教育も必要です。

子どものためなら何でもしてあげたいと思うのは親として当然の感情です。

問題や課題に苦戦している場面を目にすると、ハラハラしてしまうこともあるでしょう。

しかし、子どもの自主性を育てるためにも、うまくできるように先回りして教えたり、失敗しないように手や口を出したりするのは避けなければなりません。

仮に子どものやり方が間違えていて失敗や遠回りをしても、子どもが自分1人の力で取り組む機会を大切にしてあげましょう。

まとめ

早期教育とは、脳の成長が著しい小学校に入学する前から、勉強や運動をおこなう教育のことです。

子どもに自信が付いたり得意分野を伸ばせたりするメリットがある一方、子どもの負担になることや主体性・創造性が身に付きにくいなどのデメリットも。

早期教育に取り組む場合は、子どもが楽しんでいるかどうかを確認しつつ、アウトプットの機会をつくることも意識しましょう。

また、子どもは試行錯誤しながら自然と身に付ける知識やスキルもあるため、焦って考える必要はありません。

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