日本のほぼ中央に位置し、日本全国へのアクセスも良い兵庫県。
神戸市・姫路市など観光でも有名な兵庫県ですが、実際に住んで子育てする場合の地域的な特徴はどのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、兵庫県の子育て支援制度について、県ならではのものを中心に5つご紹介します。兵庫県で子育てをされる方、これから子育てを検討されている方はぜひご覧ください。
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ふるさと意識や地域の体制作りに注力！兵庫の子育て支援制度
ひょうご子育て応援の店
子育て世帯の方が協賛店でパスポートを提示すると、各種サービスが受けられる「ひょうご子育て応援の店」事業。
パスポートはPC・携帯電話・往復はがきからの無料申込みで登録することができ、妊娠中の方や祖父・祖母の方も対象となります（利用対象者は一部店舗で異なることがあります）。
協賛店で受けられるサービスは料金の割引やミルクのお湯の提供などさまざま。県外の協賛店でもサービスを受けられる場合があるので、お出かけの際は目的地などで使えるか事前に確認しておくと便利かもしれませんね。
地域祖父母モデル事業
※令和4年3月31日終了
県内のNPO法人や地域団体などを対象に、シニア世代に対する子育て支援研修などを県が補助する事業です。
計60地区・1地区15万円までを限度に必要経費を補助し、シニア世代と子育て世帯が個々の家族のように関わる「地域における三世帯家族」の育成を支援します。
相談会や研修、交流目的の縁日の実施など、さまざまな形で「子育て支援に携わりたいシニア世代」と「支援を受けたい家庭」を支援。地域全体での子育て支援体制を後押ししています。
ひょうご孫ギフトプロジェクト
兵庫県では子育て支援の一環として、県内の民間保育所・幼稚園・認定こども園など約900施設に寄付金で知育積み木セットを贈っています。
この積み木セットは兵庫県産の木材で作られており、幼児期の子どもたちに「ふるさと兵庫の木のぬくもりを感じ、感受性を高めてもらう」という目的で選ばれました。
令和元年4月末時点で既に約140件・約1,000万円の寄付があり、この事業に役立てられています。
なお、県外にお住まいの個人の方から寄付の場合、お子さま向け兵庫県産品ギフトと県立施設共通招待券を進呈しています。
参考：ひょうご孫ギフトプロジェクト（ふるさとひょうご寄附金）（兵庫県）
シニア世代から子育て世帯へのふるさと伝承事業
子どもたちに「ふるさと意識」を持ってもらうため、地域の伝統文化などを子育て世代に伝える交流事業などを行うNPO団体などに対し、県が補助を行っています。
1団体につき30万円・1テーマにつき15万円を限度に、地域のお祭りや季節行事、郷土料理や昔遊びなどの伝統を伝える事業を支援する取組みです。
交付申請書・補助金所要額調書など所定の様式に記入・提出し交付が決定されると、事業終了後に補助金が交付されます。
参考：平成31年度シニア世代から子育て世帯へのふるさと伝承事業のご案内（兵庫県）
ひょうご子育てコミュニティ
地域の子育て支援に関わる企業・団体・大学等が交流し協働していくことを目的に、平成18年8月に発足したコミュニティです。
全県的な大懇談会・子育て支援メッセの開催や、会員団体の地域ごとの交流など、相互の関わり合いを通じて地域の子育て支援をさらに後押ししています。
主な支援は子育て情報の収拾・発信、子育て人材養成の支援、講習会の実施など。申込書の提出と会費の支払い（正会員1,000円/年、賛助会員10,000円/年・団体、1,000円/年・個人）で会員になることができます。
参考：「ひょうご子育てコミュニティ」～一緒に子育て支援の輪を広げていきませんか～（兵庫県）
子育てに関する地域の結束力が高く、郷土愛も強め
「ひょうご子育て応援の店」のような全国展開されている制度だけでなく、「ひょうご孫ギフトプロジェクト」「シニア世代から子育て世帯へのふるさと伝承事業」のような「ふるさと意識」をはぐくむ支援制度が多いのが兵庫県の特徴です。
また、「地域祖父母モデル事業」「ひょうご子育てコミュニティ」のように地域の子育て支援体制を強化する取り組みも多く、地域で子育てを助けようという意識も高いと言えるのではないでしょうか。
気になる制度があった方は、ぜひ各公式HPをご覧ください。
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