余ってしまったご飯をとっておくのに、冷凍ご飯にしている方は多いのではないでしょうか。
冷凍ご飯をストックしておけば、ご飯を炊く時間が取れないときや、急に必要になったときに便利です。
では、お弁当を作る際に冷凍ご飯をそのまま入れても大丈夫なのでしょうか。
ここではお弁当に冷凍ご飯を入れられるのかどうかや、お弁当のご飯をおいしく保つための上手な冷凍法や解凍法を紹介します。
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目次
お弁当に冷凍ご飯はそのまま入れて大丈夫?失敗例やNG例を紹介
毎朝炊き立てのご飯を準備してお弁当に詰めるのは、なかなか手間なものです。
ストックしてある冷凍ご飯をそのままお弁当に詰められれば便利ですが、解凍がうまくいかず、あまりおいしくないイメージがありますね。
まずは、冷凍ご飯の失敗例や、解凍するときにしてはいけないことを紹介します。
自然解凍はNG?
ラップに包んだり容器に入れたりして保存していた冷凍ご飯をそのままお弁当箱に入れると、お昼頃にはちょうど良い具合に解凍されていて、食べられる状態になっていそうなイメージです。
しかし、実際に冷凍ご飯を自然解凍したものは、炊き立てのご飯とは違った味になってしまい、おいしくありません。
自然解凍するとご飯の中心部が固くなったり、水分が出てべたついたりした状態になります。
冷凍ご飯の自然解凍がNGな理由
冷凍ご飯を自然解凍したものは、なぜおいしくないのでしょうか。
ここからは、その理由を説明します。
デンプンが劣化し、硬くなる
お米のでんぷん質は、加熱すると糊化することによって、ふっくらとした炊きあがりになります。
ところが、ご飯が冷めるとでんぷんは劣化してしまい、硬くなります。
冷凍ご飯を自然解凍しても冷たい状態なので、でんぷんは硬いままです。
冷凍ご飯をお弁当にそのまま入れると、自然解凍したときにごはんの中心部が硬くパサついた状態になるため、ご飯独特の粘りがなく、食感が良くありません。
結果として、おいしくないと感じてしまうのです。
水分が抜けやすい
冷凍ご飯を自然解凍すると、時間をかけて溶け出した水分をお米が吸ってしまうので、表面はベタベタの状態になります。
そして、中側は水分が抜けていってしまったためにパサパサとした状態になり、本来のご飯の味とは違った食感になり、おいしくありません。
また、夏場は自然解凍の際に出た水分によってお弁当が腐ってしまい、食中毒を引き起こす可能性があることも押さえておきましょう。
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おいしさを保つご飯の炊き方と冷凍のコツ
ご飯の水分を逃がさず、おいしさを保ったままの状態にできるご飯の炊き方と冷凍の仕方を紹介します。
しっかり長めに吸水させてから炊く
お弁当用のご飯を冷凍ご飯にするつもりの場合は、普段の炊飯のときよりも給水時間を長めに取ります。
しっかりとお米の中心部まで水を吸った状態になってから炊きましょう。
お米の中心部までしっかり給水させると、ふっくらとした炊きあがりになります。
炊飯器によっては「冷凍ご飯モード」を搭載している機種もあるので、冷凍ご飯にするつもりなら、そのモードを利用して炊くと良いでしょう。
炊き立てのご飯を冷凍する
ご飯を冷凍するときは、炊き立てのものを使いましょう。
炊いてから時間が経ったご飯は、味や風味が落ちてしまいます。
再度加熱しても炊き立ての状態のようにはなりません。
一食分ずつ蒸気ごと保存容器に入れる
炊き立ての蒸気が上がった状態のご飯を、蒸気も一緒に一食分ずつ保存容器に入れたりラップに包んだりしましょう。
蒸気ごと容器やラップに包みこんで保存することで、ご飯の水分を保ったままの状態で保存が可能です。
その結果、解凍したときもふっくらとした状態を保つことができます。
また、ご飯は容器に詰めすぎないようにすることも、おいしく冷凍するポイントです。
粗熱が取れてから冷凍庫に入れる
ご飯の温度が下がって粗熱が取れてから冷凍庫に入れましょう。
熱い状態のままで冷凍庫に入れると、冷凍庫内の温度が上がってしまいます。
また、電気代も無駄に高くなってしまうため注意が必要です。
急速冷凍か金属トレイやアルミ箔にのせて冷凍する
粗熱を取ったご飯は、できるだけ早く冷凍します。
早く冷凍させると、炊き立てのご飯の食感や風味を失いにくくなるためです。
冷蔵庫に急速冷凍機能が搭載されている場合は、そうした機能を利用しましょう。
急速冷凍機能がない場合は、アルミトレイに容器やラップに包んだご飯を乗せたり、アルミ箔に包んだりすると、素早く冷凍できます。
おいしさを保つ冷凍ご飯の解凍方法とお弁当への詰め方のコツ
ご飯の水分を失わずにおいしさを保ったまま冷凍ご飯を解凍する方法や、お弁当箱に詰めるときのコツを紹介します。
冷凍ご飯の解凍と詰め方のコツ
冷凍ご飯を解凍するときは、保存容器の場合は少しふたをずらして蒸気の逃げ道を作り、ラップの場合はそのままの状態で電子レンジに入れて温めモードで加熱しましょう。
解凍する前に水やお酒を少しかけると、保湿されてしっとりとした仕上がりになります。
ほんのり湯気が出るくらいに解凍できたら、一度取り出して箸でほぐし、余分な水分を飛ばしましょう。
ラップをかけてもう一度温めると、しっとりとしたご飯に仕上がります。
そのままの状態で粗熱が取れるまで冷ましてから、お弁当箱に詰めましょう。
混ぜご飯やオムライスにアレンジ
冷凍ご飯は、白いご飯としてだけでなく味付けご飯にしても楽しめます。
肉や野菜などを細かく切って甘辛く煮込んだ具材を混ぜ込んだ混ぜごはん、チャーハン、オムライスなどはお弁当にも向いており、子どもも喜ぶ人気メニューです。
また、おにぎりなどにしても良いでしょう。
保温ジャーやスープジャーに入れて持っていく
冷凍ご飯を加熱して解凍したあと保温ジャーやスープジャーに入れて持っていくと、温かいままのご飯を食べることができます。
また、お弁当箱に詰める際に粗熱を取る手間も省ける点がメリットです。
学校や職場に電子レンジがあるなら、冷凍ご飯をそのままの状態で持参して、食べるときに電子レンジで温める方法もあります。
持参する際に自然解凍してしまわないように、保冷剤を一緒に持っていきましょう。
また、他のおかずとは電子レンジにかける時間が違うので、冷凍ご飯は別の容器に入れて持っていくこともポイントです。
まとめ:冷凍ご飯をうまくお弁当に活用して時短に
冷凍ご飯を用意しておけば、毎朝お弁当のために炊き立てのご飯を用意する手間がかかりません。
冷凍ご飯をおいしく食べるためには、冷凍するときと解凍するとき、それぞれにポイントがあります。
今回紹介した方法を参考に、冷凍ご飯を活用して簡単・スピーディーなお弁当作りができますように。
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ご家族でのお引越しの際、ぜひお気軽にご活用くださいね。
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