家庭教育は、すべての教育の出発点あり、学校でおこなわれる学校教育とは役割が異なります。
ただ、家庭教育といっても具体的に何をすればいいのかわからないかもしれません。
あまり難しく考える必要はなく、普段子どもにしつけとして教えていることや指導していることが実は家庭教育につながっています。
家庭教育は家族だけがするものではなく、地域との関わりも家庭教育の一環になります。
近年は核家族化や都市化によって地域社会との関わりが希薄になりつつありますが、子どもが健やかに育つには地域の方たちの関わりも大切です。
ここでは、家庭教育とは何か、そして親はどのようなことをすればいいのか詳しく解説します。
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家庭教育って何?

家庭教育は、すべての教育の出発点であり、人との関わり合いや生活していくうえで必要な社会的マナーを身につけるものです。
家庭は、子どもが生きるうえで必要な基礎的な素質や能力をはぐくむ場所です。
同時に、基本的な生活習慣、他人に対する思いやり、豊かな情操、善悪の判断といった基本的な倫理観を身につけ、自立心、自制心、人に対する信頼感といった社会的なマナーを身につける場所でもあります。
子どもを持つすべての家庭にこの家庭教育がゆだねられています。
つまり、子どもがいる家庭において家庭教育は必要不可欠です。
子どものために親ができる家庭教育の例

家庭教育といっても何か特別な教育をするわけではなく、健やかな子を育てるうえで親がごく当たり前に教育・指導していることが家庭教育になります。
具体例を挙げてご紹介します。
規則正しい生活をする
早寝早起きはもちろん、1日3食バランスの良い食事をとるなど、規則正しい生活習慣を身につけさせましょう。
身の回りの整理整頓や片付けのルールなど、成人後も生かせる生活上のルール教えることが大切です。
ほかには近所の方に挨拶すること、また施設内で騒いではいけないことなど社会的なマナーも、規則正しい生活を通じて身につけられます。
家族団らんを大切にする
家庭教育は、家族との温かい関わりがあることが基本です。
家族全員がそろって食事する時間や、コミュニケーションをとったり出かけたりする時間を持つようにしましょう。
近年は共働きで家事に追われるパパやママが増えているので、子どもと家族団らんを楽しむ時間が少なくなるかもしれません。
家事も育児も無理をする必要はありませんが、できるだけ家族で過ごす時間を意識して作ると良いでしょう。
親子で一緒に何かを体験する
子どもにとって親と触れ合う時間は豊かな情操をはぐくむことにつながります。
また、親子で共通の体験をすることは、気持ちが共有できて絆がより深まります。
体験したことを通じてどう思ったかなどを話し合えばお互いの考えや価値観を知る機会にもなるでしょう。
具体的にはスポーツを一緒にやってみたり、旅行に行ったりするのがおすすめです。
ほかにも地域の清掃活動やボランティア活動など、身近なところで親子で参加できるイベントを探してみてはいかがでしょうか。
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家庭教育に取り組む際のポイント

家庭教育に取り組むにあたって押さえておきたいポイントをご紹介します。
次の項目を意識して子どもと接してみましょう。
できることから始めてみる
ここまでご紹介したとおり、家庭教育は自宅で特別な教育を施すものではありません。
ただ、家庭の状況によっては、取り組みやすいことや、取り組むのが難しいこともあります。
例えば、パパの仕事の帰りが遅い場合、家族そろって食事するという機会は限られてくるかもしれません。
そのようなときは、パパが休みの日に家族全員で集まって食事をしたり、一緒に出かけたりすることで、みんなで楽しい時間を過ごすこともできますね。
無理をせず、できることからまず始めてみることが大切です。
子どもをどう育てたいかを考える
わが子にどのように育ってほしいのか、子育てに関して信念や目標を持ちましょう。
そしてそれを夫婦で話し合い、共有して方向性を確認します。
例えば、ママは子どもに勉強をがんばってほしいと考えているけど、パパはスポーツをがんばってほしいと考えている場合、子どもに経験させたいことやアドバイスが変わってきます。
そうなると、パパとママで違うアドバイスを受けた子どもは、どちらを受け入れればいいのかわからなくなります。
そうならないためにも、子どもの教育方針は夫婦で一致させておきましょう。
時間的・精神的にゆとりを持つ
子どもとしっかり向き合うために、パパもママも時間的・精神的なゆとりを持ちたいものです。
いつも「早くして!」と子どもをせかして怒ってばかりいたら子どもも嫌な気持ちになりますよね。
子どもと接するとき、自分自身に余裕がないと気付いたら仕事への取り組み方や家事育児の分担を見直すなどして、時間的にも精神的にもゆとりを作りましょう。
「家庭教育手帳」を読んでみる
文部科学省が発行している「家庭教育手帳」というものがあります。
これは家庭教育に役立つ情報が「乳幼児」「小学校低学年~中学年」「小学校高学年~中学生」の3冊があり、子どもの学年に応じた家庭教育のポイントや役立つ情報が掲載されています。
家庭教育について知りたいとき、迷ったときの参考になりますよ。
文部科学省のホームページからダウンロードできるのでぜひチェックしてみてください。
地域や社会全体で育ててもらう
「家庭教育」と聞くと、家庭内だけでの教育と思われるかもしれません。
しかし、もともとは地域の方や社会全体でするもので、地域の方と関わることも家庭教育につながります。
近所の方への挨拶や交流をすることも家庭教育の一環です。
地元の施設やサービスを利用したり、イベントに参加したりすることもできますね。
パパやママだけでなく、地域を巻き込んで多くの方々の手を借りながら子育てを楽しみましょう。
親が家庭教育を学べる学習プログラムを活用しよう
ここまで読んでピンとこない方やもっと詳しく知りたい場合は、学習プログラムへの参加がおすすめです。
自治体が主催して家庭教育に関する学習プログラムを開催しているところがあります。
講習会や体験会など、プログラムの内容はさまざまです。
お住まいの自治体のホームページを確認して積極的に参加してみましょう。
地域で家庭教育を応援しよう!│子どもたちの未来をはぐくむ家庭教育
子育ての悩みは一人で抱え込まずに相談を

子育ての悩みは誰しもが抱えるものです。
家庭教育を含めて、育児、しつけなど、自分一人で抱えきれないと感じたら、迷わず相談しましょう。
時間的・精神的な余裕を持つためにも、悩みを相談し、解決の糸口を見つけることはとても大切です。
子育てに関する相談窓口は多くの自治体で設置されています。
ほかにも、子育てに役立つ情報を積極的に発信している自治体もあるので、ぜひ参考にしてみてください。
平成18年度少子化社会対策に関する先進的取組事例集掲載事例一覧│内閣府
まとめ
家庭教育は何も特別なことはありません。
普段子どもと接しているなかでご紹介したポイントを押さえておけば、より質の高い家庭教育ができます。
家庭教育は子どもの教育や人格形成においてとても重要な役割があります。
パパもママも子どもの健やかな成長のために、温かくて明るい家庭環境づくりに努め、より良い家庭教育をしてみてはいかがでしょうか。
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